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2015年4月29日 (水)

『ほんわか介護』 城戸真亜子

0004 『ほんわか介護』 私から母へ ありがとう絵日記

城戸真亜子 著
2009年 10月31日 第1刷 発行
 城戸真亜子さんは、NHKの絵画教室でしたでしょうか、講師を務めて、初心者の光るところを認めて、素敵な作品へと導いて行かれました。
  専門的な力量を優しく相手のために生かすことのできる人柄で、人気のあるかただと思います。
 介護というのは、なかなか、ほんわかとできるものではないと思うのですが、読んでいて、認知症の進んでいくお母さん(ご主人のお母さん)のいろいろな行動を相手の身になって、温かく寄り添い、工夫しながらともに歩んでおられることが伝わって来ました。
  お母さんが戸惑わないように、イラスト入りの短冊を準備して家中に貼る心遣いなど、専門性をこういうふうに生かすセンスが素敵だと感じます。
Photo
  介護は大変に違いないのですが、心が通い合っている歩みは、あたたかです。
 アクセサリー類を長時間、手にとってためつすがめつしているお母さんを、つきあいきれなくなって一人にしておいたら、「お世話をおかけしているから」とお母さんにとって大切な思い出のこもっている指輪を差し出されて、ああ、自分に贈るためにいろいろ考えながら選んでいてくれたのかと胸打たれ、ご自分を省みたことなど、飾らずに綴られています。
  聖書に「もしあなたが苦難の日に気落ちしたら、あなたの力は弱い。」(箴言24章10節)とありますが、城戸真亜子さんは、気落ちしない方、気落ちしてもそのまま、へたり込んだりはしない方だと思い、教えられました。  根元が前向きで明るいのです。
 今日も、よい日となりますように。

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