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2015年5月11日 (月)

月刊誌 『短歌』 2015年4月号より

0002 月刊誌 『短歌』 2015年 4月号

株式会社 KADOKAWA 
2015年 3月25日 発行
 
 私は国語科の教師としての歩みは長いのですが、短歌や俳句、詩や小説などの創作に特に取り組んできたわけではありません。
 こうした本も、図書館で見かけて、時々、借りてきて、ぱらぱらと読むことがあるというスタンスです。
 一首、一句の表現を磨き、生み出すまでは食事も喉を通らない、ということは
 何かの原稿に取り組んでいるときも、「腹が減っては戦が出来ぬ」と申しますか、普段通り、あるいは普段より多く、食べるというタイプです。
 前置きが長くなりました。心をひかれた短歌を紹介させていただきます。(勇気を持って、独断と偏見で)
下向きに臘梅の花ひらきたり  地(つち)に香りを届くるごとく
百歳のわが母にひそむをとめの日失はれずに瞳にぞある
「繊細な」人が頑丈な人よりも耐へ得たといふパラドックス信ず
    フランクル 著 「夜と霧」
                       以上三首  伊藤一彦さん
水や春ヨハネの洗ふその人が「見よ」と立つなりヨルダンの岸
とらはれて殺されて彼はよみがへるパンのみに生くるひとらのなかに
科学また世界壊すとひとはいふ 青薔薇よきみはいかにおもふか
                       以上三首 坂井修一さん
さくら咲く道をえらんで会いにゆく春のおわりはいつも早くて
スプーンがカップの底に当たるときカプチーノにも音階がある
あまたある花言葉にもない気持ち抱えてあゆむ春の舗道を
                       以上三首 伊波真人さん
 それぞれの歌人に、それぞれの人生、感性、作品が ・・・ そういうふうにそれぞれの人すべてに、その方だけの喜怒哀楽、歩みがある、そんなことを改めて思いました。 歌人の方々、ありがとうございました。
 今日も、よい日となりますように。

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