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2015年7月25日 (土)

『犬のしっぽを撫でながら』 小川洋子 著

0001 『犬のしっぽを撫でながら』

小川洋子 著
集英社 2006年4月10日 第1刷発行
 短いエッセーの集められている本で、楽しく読めます。
 印象に残ったのは、アメリカのミシガン大学に研究員として招かれた若い学者が、仕事は順当だったけれど、厳しい冬が訪れて孤独感を深め、ホームシックに陥り、太陽を求めてフロリダに出かけたという話。
 ウエストパームビーチで海を見つめながら、そこで無心に砂遊びをする女の子に出会い、「この海の向こうに何があるかしているかい?」と問いかけた。
 
 少女は、「horizon(水平線)」と海そのもののような青い瞳をして答えた。
 その言葉に込められた純真な魂の響きに心打たれ、彼、若き日の藤原正彦さんは元気を取り戻し、窮地から脱することが出来た。
 □  ○  ◇  ☆  ※
 すてきな話ですね。 この本の結びにおかれた「自信満々の人」も印象に残りました。
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 「自信満々の人」というのは、小川さん自身のことではありません。小川洋子さん自身は、たとえば、列車の指定席をあらかじめ買っておいても、本当にその席に自分が座っていいのか、番号を見間違ったり、席を勘違いしていないか、などを何度も確かめないと落ち着かないくらい、自信がないのだと記しておられます。 その確認回数も記しておられるのです・・・ここには書きませんけれど、半端ではない回数ですよ。 お知りになりたい方は、どうぞ、お読みくださいまし。
 今日も、よい日となりますように。
 明日は日曜日。キリスト教会の礼拝にお出かけください。

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