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2015年7月22日 (水)

『香乱記』 宮城谷昌光

0002_2『香乱記』

宮城谷昌光 著
毎日新聞社
 毎日新聞の朝刊に525回にわたって連載され、それが、3巻の本となりました。(2002年5月1日~2003年10月23日まで掲載されたのだそうです)
 実は、数年前に、上巻・中巻・下巻を読んだのです。読んだのですが、今回、もう一度読んでみますと、実に新鮮なので、ショックを受けています。
 それは、「名作は、読むたびに新しい」という意味ではなくて、登場人物も、起こる出来事も、ほとんど記憶になくて、初めて読む本に等しい という意味での新鮮さなので、ショックなのです。
 でも、まあ、いいですよね。値打ちに読書を楽しめるということでもありますから。
 心に残る言葉をいくつか ・・・ どうか、「心に残ると言いながら、ちっとも、あんたには残っていないんじゃないか」などと、追い打ちをかけないでくださいましね。 これを武士の情け、と申します。
◇ 正義とは何でしょうか。人を救うということです。ほんとうに困窮している者がたれであるかがわかれば、正義は樹(た)てやすいのです。
 
  主人公、田横の腹心の一人が、ゆくところがないと弱気になって困っている田横に「お困りのようですが、あなたより苦しみ困っている人はいないのでしょうか」と叱咤するときの言葉です。
 田横は、徳と志の高い、清潔な生き方を貫く人です。別の場面では失意の中に沈んでいる人に次のように語って慰め、励まします。
☆ 「玉(ぎょく)のような生き方をすると、わずかな瑕(きず)にもおびえねばならない。石のようにごろごろと生きるのがよい」 
 うーん、と思いました。
 やはり、私は、この作家に惹かれます。 下巻の終末が潔いといえば潔いのですが、田横と、そして彼とともに生きる人が共感できる人物たちであるが故に、この終わり方は受け入れたくないと思ってしまいますけれど。 ← おお、少しは以前読んだときの記憶が残っているのですね。安心いたしました。
 一度に三冊借りてきてしまいましたので、明日の朝を寝不足の目で迎えることにならないよう、気をつけます。
 今日も、よい日となりますように。
 夏の高校野球・・・岐阜県大会で、母校がベスト8になり、今日も強豪と対戦します。たしか、今までは、8年前だったかのベスト16入りが最高だったように思うのですけれど。快挙!!
 一勝して喜んでいたのに、気がつくと四勝して、準々決勝に駒を進めています。思いっきり青春の舞台で鍛え上げてきた実力・チーム力を発揮している後輩たち ・・・今日も、輝いてください。応援しています。
 勝っても、負けても、よい日となりますように。 
 

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