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2015年7月19日 (日)

『とにかく 散歩いたしましょう』 小川洋子

0004 『とにかく 散歩いたしましょう』

小川洋子 著
毎日新聞社 2012年7月25日 発行
 本書は、毎月一度、4年近く毎日新聞に書いてこられたエッセイが本になったものだそうです。
 時々、小川洋子さんの愛犬、ラブラドールのラブが登場しています。この方は、思い立って、文鳥も飼い始めました。桜文鳥でその名はブンちゃん。わかりやすい命名をされますね。ちなみに飼い始める前から名前は決めていたとのこと。そして、その名前に合う文鳥を選ばれたようです。
 さて、小川洋子さんがラブとともに歩んだ長い期間には、何回か、帰宅が遅くなったことがありました。
  ◇  □  ○  ☆   ※
 疲れきって家に帰るとラブがお利口に待っていた。ご飯ももらえず、散歩にも行けないままずっと放り出されていたのに、文句を言わず、待ちくたびれた様子も見せず、それどころか「何かあったんですか。大丈夫ですか」という目で私を見上げ、尻尾を振ってくれた。散歩に出ると、普段と違う暗闇に怖れることもなく、いつも以上に元気に歩いた。その時々の不安を私が打ち明けると、じっと耳を傾け、「ひとまず心配事は脇に置いて、とにかく散歩いたしましょう。散歩が一番です」とでも言うかのように、魅力的な匂いの隠れた次の茂みを目指してグイとリードを引っ張った。ー後略ー
  ◇   □   ○   ☆    ※    ☆   ○   □    ◇
 これが、本書の題名になった「とにかく散歩いたしましょう」の一部です。
 愛情を持って接する小川さん、ラブは大切な家族の一員となっていますね。この本の後書きに、本書の刊行が間近になった時期に、ラブが亡くなったこと、14年6か月を一緒に歩んだことを言葉少なに記しておられます。「・・・お気持ち、お察しいたします。
 今日も、よい日となりますように。
 日曜日、キリスト教会の礼拝にお出かけください。
 

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