トマト
飛騨高山の母の住まいの入り口に、時々、そっと野菜が置かれています。私が帰省したときには、トマトが・・・
状況は異なりますが、新美南吉の名作、『ごんぎつね』を思い浮かべました。
名も告げずに、秘やかに置いて行かれるのですが、母や、妹たちにはどなたからの贈り物なのか、分かるのだそうです。
たまに帰省する私には、温かい心の通い合うおとぎ話のようにも思えます。
今は、車椅子と仲良くしている母は、そうなる前までは、借りた畑でいろいろな野菜を育てるのを楽しみにしておりました。若い体に戻れたら畑で野菜を育てたいと語っておりますので、このようにしてトマトなどをいただくと、たいへん嬉しいようです。
優しいお心遣い、ありがとうございます。私まで、その貴重なトマトのお裾分けにあずかりました。心から、感謝申し上げます。
今日も、よい日となりますように。
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