« 『三国志読本』 宮城谷昌光 | トップページ | 『宮城県気仙沼発! ファイト新聞』  »

2015年8月 2日 (日)

『三国志読本』 その2

 『三国志読本』 宮城谷昌光 著 に収められている藤原正彦さんとの対談 英語より論語をー日本人が依るべきは、中国の古典にありー の中から、紹介させていただきます。

    ◇   ○    □   ☆   ※   ☆     □  ○  ◇
藤原さん ・・・今マスコミに出ているようなエコノミストは、アメリカ帰りばかりでしょう。いまや日本の経済はすっかりアメリカ的な価値観に支配され、まったくうまくいかなくなりました。
宮城谷さん なるほど、言語は価値観を規定してゆく。
藤原さん  ・・・英語と国際競争とに連関はありません。世界で一番英語がうまいイギリスの経済はどうですか。20世紀を通して斜陽でした。ではどこの経済が優れていたか。世界で一番英語が下手な日本です。///英語に統一して得をするのは英米だけです。ユーロでは23の言語が公用語として認められ、すべての公文書はその23の言語で作られている。すなわち多言語主義をとっているのに、どうして日本が英語圏に追従しようとするのか理解に苦しみます。
(中略) 語彙の豊かさは思考の豊かさ
 藤原さん シェイクスピアは英語の語彙を4万語駆使できたそうですが、森鴎外の語彙は40万語あったと言われています。ところが、最近は日本語の豊かな語彙が失われていますよ。駅で女子高生が喋っているのは、「あのセンコー、チョームカツク」  100や200の語彙しかないということは、100や200の思考しかないということなんです。語彙を増やすことで思考が豊かになり、情緒も育まれる。 ・・・  今の教育では、英語も中途半端、日本語も中途半端という根無し草のような無国籍人しか生まれてきませんね、恐ろしいことです。それでは世界の中で評価されるような人材は出てきません。今一度、日本人ならば日本語をしっかりと身につけないと国が滅びると、継承を鳴らさなければならないと感じています。
      ◇   ○    □   ☆   ※   ☆     □   ○  ◇
 さすが、『国家の品格』、『祖国とは国語』などをお書きになった藤原正彦さん ・・・宮城谷さんとの対談は深く、広く、興味深く読ませていただきました。
 ご存じの方も多いと思いますが、藤原正彦さんは、数学者としてアメリカに招聘され、何年も活躍されたことがあり、英語がにがてということはありません。
 今日も、よい日となりますように。
 日曜日。キリスト教会の礼拝にお出かけくださいますように。
 

|

« 『三国志読本』 宮城谷昌光 | トップページ | 『宮城県気仙沼発! ファイト新聞』  »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 『三国志読本』 その2:

« 『三国志読本』 宮城谷昌光 | トップページ | 『宮城県気仙沼発! ファイト新聞』  »