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2015年11月30日 (月)

『のぼうの城』 和田 竜 著

0003  『のぼうの城』

 和田 竜 著
 小学館
 2007年12月3日 初版 第1刷 発行
 2008年 6月3日 第8刷
 この本は映画化されて公開されたような気がいたします。
 小田原を本拠とする北条氏に仕えていた成田家は、そのまま北条氏の側につくか、関東へ大軍で押し寄せてくる秀吉のいずれにつくか、板挟みになっておりました。
 板東武者の意地を通したいけれど、あまりにも秀吉の力は大きく、秀吉に降伏する方向で、しかもそれをぎりぎりまで隠して進むことに結論は出されました。
 この結論は、あまり早く北条氏に知れると参内している主君の命が危うくなるので、秘密中の秘密となっていました。
 ところが、降伏を勧めに来た秀吉がたの武将があまりに高圧的で無礼なので、秀吉がたと戦うことを宣言したのが、なりゆきから総大将となった成田長親 ・・・ ふだんから、領民からも「のぼうさま」と顔を合わせても呼ばれているつかみどころのない人物だったのです。
 ちなみに来年のNHK大河ドラマは、あの真田幸村が大阪城を守るために築いた「真田丸」だとか。  多勢に無勢の状況を、人並み外れた智略、軍略で切り拓いていくのは、魅力がありますよね。 
 ところが、この「のぼうの城」の主人公の 「のぼう」というのは、「でくのぼう」の意味。 智も仁も勇もなく、したがって、頼りないことこの上ないのですが、「人気」があるという不思議な存在 ・・・ 攻め手の大将は、普段は兵糧の確保などをまかされていて、戦場での手柄を立てる機会を初めて与えられて大いに張り切っている石田三成・・・ さあ、この戦い、いったいどうなるのでしょうか。
 よろしければ、どうぞ。
 11月のフィナーレ、今日も、よい日となりますように。 

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2015年11月29日 (日)

子どもたちへの プレゼント作り

  クリスマスに向けて、とくに子どもたち向けのプログラムとプレゼントの準備が進められています。

0003 これは、教会に足を踏み入れたところにセットされたオーナメントです。
 
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 赤い封筒には、ここだけの話ですが、すてきなデザインの「ミニ・○○○○ー」が。
  シールでとめられているのは、大人のクリスチャンたちが心を込めて作ったクラフトです。
 中身は、内緒 ・・・甘い物のようですよ。
 クリスマスのプレゼントは、大人にもあります。神様からいただいた大きな大きな贈り物・・・ イエス・キリスト、救い主です。
 
0003_2 聖書のエッセンスを集約した「小聖書」と呼ばれる箇所があります。 ヨハネの福音書 3章16節です。
  実に神は、ひとり子をさえ惜しまず与えるほどに、世を愛してくださいました。 それは、神の御子を信じる者が、だれ一人滅びず、永遠のいのちを得るためです。
【リビングバイブル】という少しくだけた訳の聖書から。
"For God so loved the world that He gave His only begotten Son, that whoever believes in Him should not perish but have everlasting life.
【NKJV】 ニューキングジェームズという英語の聖書から。
これは大変大切なメッセージですので、全世界の人が自分の民族の言語で読めるように、多くの方が時間と力を注いで、聖書を翻訳し続けておられます。
 今日もよい日となりますように。
 待降節 アドヴェントの最初の週の礼拝がキリスト教会で献げられます。どうぞ、おでかけくださいますように。

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2015年11月28日 (土)

とりを とる

 「とりを とる」 ・・・いえ、紅白歌合戦のフィナーレを飾る歌手のことではありません。あっ、漢字を入れれば、よかったのですね。  「鳥を撮る」 ・・・私の通うキリスト教会近くの池にやってきたカモ、そしてオシドリを写したのです。  ← 訂正させていただきます。野鳥の会で長年活動している方から(実は、私の兄から) 上の写真は、カルカモ、下の写真はマガモだと、控えめなコメントで、指摘がありました。 お詫びして、訂正させていただきます。

 さすがに野性の鋭さ、私が忍者の如く静かに池に近づいても、できるだけ遠くへと移動したり、飛び立ったりしていきます。 ・・・ いえ、お察しの通り、歩く私の地響きが伝わるのでしょうか。
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 牧師さんの小学生の娘さんには、鳥たちは近づいてくるのだそうです。 わあ、何という違いなのかと思いましたら、鳥に食べ物をやっているのだそうです。
 オシドリは、つがいで悠々と泳いでいました。 うーむ、この夫婦は、レディファーストのように思えますが、どうなのでしょう。ライオン、孔雀など、目立つのは雄であるようです。
 
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  今日も、よい日となりますように。
 本日、私の通う教会の牧師夫人の妹さんが華燭の典を挙げられます。おめでとうございます。伴侶となる方は牧師さんとのことで、姉妹、そろって牧師夫人となられるわけです。 神様と人々に愛され、祝福され、すばらしい家庭、人生を建て上げられますように。 
 

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2015年11月27日 (金)

多治見市の修道院

Photo_3  岐阜県多治見市にある修道院を訪れました。なかなかに広い敷地で、畑、ぶどう園、ルルドの泉のマリア像のほこらなどもあります。

 ぶどう園で収穫したぶどうで作られたワイン、そしていろいろなところから仕入れたワインを販売するチャリティバザーのような催しが11月3日に開催されたそうです。
 ミサを献げる礼拝堂の中も見せていただけるのですが、16時までだそうです。礼拝堂内の撮影は、ご遠慮くださいとのことでした。
 ステンドグラス、聖画などがあり、パイプオルガンが後方、2階に姿を見せていました。
  このメインの建物は大きくて、一枚には収められませんでしたので、下に続きを紹介させていただきます。
 シェイクスピアの「ハムレット」には、ハムレットが恋人のオフェーリアに向かって「尼寺に行きやれ」と叫ぶシーンがあったような気がします。
でも、私はムーミンママに、そう叫ぶことは、いたしません。Photo_4  そんなことを言ったら、本当に行ってしまいそうな気配が ・・・
 それはともかく、今日もよい日となりますように。
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2015年11月26日 (木)

クリスマス・リース

 クリスマスは12月25日 ・・・ キリスト教会ではその4週間前から待降節・・・アドヴェントに入ります。アドヴェントリースには4本のキャンドルが準備され、日曜ごとに、点火するロウソクを一本ずつ、増やしていきます。

 それより早く、商業施設ではクリスマス・リースが飾られているのを見かけるようになりました。
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  うーん、きれいですね。 ところで、このシーズンになると、浮かんでくるギャグがあります。 辛抱しておつきあいくださいますか・・・あなたは、なんと寛容でよいかたなのでしょう、ありがとうございます。
 別に借り物ではなく、自前のものであっても「クリスマス・リース」というのは、謙虚ですね。
 ただし、このギャグは、「エル」と「アール」の発音をしっかりと区別できる方には通用いたしません。 レンタルのリースの綴りは「lease」、クリスマス・リースのリースは「wreath」なのだそうです。 これをきれいに発音して区別するのは、私には難しいです ・・・発音するのも、人の発音を聞き分けるのも。
 うーん・・・ ある音楽家が「練習するのは、耳を磨くため」とラジオで話していたのを思い出しました。  英語の場合も、聞き分けることが出来るようになって、正確な発音を身につけていく、ということになりましょうか。  そうできるように心がけながら、完璧ではなくても勇気と大胆さを持って、心を伝えることを大切にしながら磨き続けるということだと思います。
 今日も、よい日となりますように。

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2015年11月25日 (水)

富有柿

 少し前に、岐阜県名産の一つ、富有柿にクラシックを聞かせて育てると、甘さが増すという記事をご紹介しました。

 岐阜新聞朝刊(11月10日)に写真入りでもう少し詳しく掲載されましたので、それを引用させていただきます。
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  音楽を聞かせて育てた効果を科学的に、糖度を測って検証中とのことです。 クラシックを柿に聞かせることは柿の実自体への好影響もあるのでしょうが、柿の木のストレスを和らげる働きがあるのでは、と考えておられるそうです。奥が深いですね。
 
  親しいクリスチャンの友人から、富有柿をいただきました。 モーツアルトのレコードも貸していただきました。 そのレコードのジャケットを眺めつつ、富有柿を味わいました。
  うーむ・・・心のこもったこの柿さんたち、最高に美味しかったです。  ありがとうございました。
 今日もよい日となりますように。
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2015年11月24日 (火)

来年の予定手帳

 来年の予定手帳を準備しようと、本屋さん、そして若い人たちに人気の文具のコーナーに足を運びました。 「これがいい!」と決めるまでに結構時間がかかりました。

 3年ダイアリーとか5年ダイアリー、10年ダイアリーと、複数年活用できるものがあって、どうしようかと迷い ・・・ よく考えてみるとあと何年分があるといいのか、肝心のことが分かっていないので、単年のものということにしました。
 ここまでは早かったのですが、1週間のスタートが月曜始まりのものが多く、なかなか日曜始まりで手頃なものがないのです。
 千円を越えるものは、もったいないし・・・ デザインは、ムーミン谷の住人のものもあったのですが、結局、3百円台という値段が気に入って、この写真のものにしました。
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 俳句を読む友人に 「慶事より まず埋まりゆく 予定表 」  という句があったのを思い出しました。(「予定表」のところは、我が手帳、あるいはカレンダーなどだったかも・・・うろ覚えで書いてしまってすみません。) 
   ↑
 ※ 作者ご本人から、コメントをいただきました。下記のように訂正させていただきます。
     慶事より白埋まりゆく新手帳

 「新手帳」が新年の季語だとのこと。 ありがとうございます。やはり、原作はぴしっと決まっていますね。
 家族の誕生日、そして叱られないように結婚記念日などなど ・・・ ぱっと出てこない日も ← それは、内緒です。家庭の平和を守るために・・・。
 あなたさまも、すてきな予定を書き込むことが出来ますように。
 今日も、よい日となりますように。
 おお、そういえば、今日は妹の一人の誕生日。おめでとうございます。保育士時代からの絵本や童話の世界への親しみをさらに深め、そして登山できる体力を維持しているのは、すばらしいね。 

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2015年11月23日 (月)

『人間の分際(ぶんざい)』 曾野綾子

0006 『人間の分際(ぶんざい)』

曾野綾子 著
幻冬舎新書 2015年7月30日 第1刷発行
         2015年9月28日 第9刷発行
 発行されてから短い間にたくさんの方が購入されている本なのですね。
 曾野綾子さんは、比較的若いときから、『戒老録』を書かれるなど、人生を冷静に見つめて思索をめぐらしてきた作家だと思います。
 色紙にサインを求められると、ある時期は「あとは野となれ山となれ」と好んで書いておられた、ある意味、気っぷのよい方でもあります。
 この本につけられた帯の別面も画像で添えて、内容の紹介に代えます。
 いえ、省エネ、手抜きをと考えているわけではありませぬ。(多分)(^_^;
 よろしければ、どうぞ。
 今日も、よい日となりますように。
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2015年11月22日 (日)

『湖底の城』 ー呉越春秋ー 第6巻 宮城谷昌光

0005 『湖底の城』 ー呉越春秋ー 第6巻

宮城谷昌光 著
講談社 2015年9月16日 第1刷発行
 『湖底の城』は月刊誌「小説現代」に連載されていて、それが1年に一回、単行本として発行されるということのようです。
 第6巻にいたるまでに6年かかっているということで、この本を図書館の棚に見出すのは、年に1回の楽しみになっています。
 私にとっての難点は、新しい巻を手にしたとき、その巻までの内容をどれだけ思い出せるかということです。とは言え、それは私の側の勝手な事情でして、新しい展開を詠む楽しみは、難点を克服してたいへん大きなものがあります。
 さて、第6巻で心を惹かれたのは、主人公の伍子胥(ごししょ)が、父と兄を殺した国、楚の軍隊に大勝し、敗走した楚王が逃げ込んだ随に引き渡しを迫った場面での随のありかたです。 このとき、伍子胥は呉の国の高官となっていて、後に孫子と呼ばれるようになった軍事の天才、孫武の大計によって強国である楚を破ったのです。勝った勢いに乗る呉の要求に、小国である随はどう対応したでしょうか。
 随の返答は、こうでした。
  ◇    □    ○    ☆     ※   
 随は辺境にある小国で、楚にきわめて近いので、今まで楚に依存し、代々盟誓を重ねて今日まで歩んできました。危難が迫ってきたという理由で、楚を見捨てるようなことをすればこの先、呉にどのように仕えたらよいのでしょうか。呉王をお輔(たす)けになっているかたがたの患(うれい)は、楚王ひとりではないでしょう。楚の国境から撤退して穏便に処理してくだされば呉王にお仕えして、御指図に従います。
      ◇    □    ○    ☆     ※ 
 それまで、必ずしも楚という国は、随を優遇してきたわけではなかったのですが、窮鳥となって逃れてきた楚王を身をもって呉から守り通す決意を示したのです。圧倒的な武力を備え、楚王を引き渡せば、領地を広げてあげようという利を目の前にぶら下げての呉の要求に応じなかったのです。
 この随の国のありように、呉の王は、「随の君臣はそろって気骨をそなえている」と心を打たれ、伍子胥の意向を尋ねた上で、軍を撤退させました。
 小国であった随 ・・・けれど、志は高く、天に恥じない在り方を危急の場合にはっきりと示しました。
 国というのは、こうありたいですね。 強く思います。 さて、読み進めながら、ひょっとしてこの物語は第6巻で終わるのではないかという思いにとらえられていました。巻末に「第7巻に続く」とあり、私の楽しみは、来年も続くことになり、喜んでおります。
 さて、今日もよい日となりますように。
 日曜日。キリスト教会の礼拝にお出かけください。

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2015年11月21日 (土)

料理家 辰巳芳子さんの言葉

Fullsizerender_2_2  『クロワッサン』2015年8月25日号は、「戦後を丁寧に生きてきた人生の先輩、その滋味深い言葉を」という特集が組まれていました。 いのちのスープ などで、ご存じのかたも多いと思います。印象に残ったのは、次の言葉です。

   ◇  □   ○   ☆   ※     
 料理とは、ものの質と質との出合いを喜ばしい方向にもっていくこと。直感的にものの本質を一つにすることそのものが料理なの。 自分で食を組み立てる知恵をもたない者は、人であれ、国であれ、衰弱します。
  人の場合は、判断力、瞬発力、国の場合は食糧自給率の低さ。 ・・・
    ☆    ○   □   ◇
 じっくりと取り組まれた料理を食べている人と、インスタントなものを食べている人は、大事なところでの判断力・瞬発力が違ってくるとのこと。
 イタリアに研修に出かけたとき、辰巳さんは、いろいろなレシピを覚えることよりも、あれだけの作品を作り続けたミケランジェロは、一体何を食べていたのかということを知りたかったそうです。 見つけた答え、それは、仔牛の骨を煮込んだ料理だったとのこと、
  辰巳さんは、次の世代に、生きていきやすい国を引き継げるようにと強く願い、その切り込み口を料理と考えて、精力的に働きかけ続けておられます。
  毎日の食事は命を支え、活力の源となっています。 大切にしたいですね。
 今日も、よい日となりますように。
 明日は日曜日。キリスト教会の礼拝にお出かけください。あなたを大切に愛してくださっている神さまが喜んでくださいます。

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2015年11月20日 (金)

冷蔵庫の替えどき

 家電屋さんが、「家電は内容がよくなって値段は安くなる」と話されたことがあります。そういえば、大体において、そういう傾向があるように思います。

 我が家の冷蔵庫は、購入後10年を経過しました。調べてみましたら、最近の冷蔵庫の消費電力は、10年前のものの三分の一ほどになっているとのこと。 機種、大きさにもよりますが、400リットル級の冷蔵庫は年間約6千円の電気代だそうです。そうすると、我が家の冷蔵庫は、年間1万8千円ほど、かかっていることになります。 冷蔵庫の中にどれくらい食料を入れるかによって、違いは出てくるようですけれど。
  こうした消費電力量をムーミンママに説明し、「そろそろ、買い換えようか」と家電店に下調べに行きました。  最近の冷蔵庫は、扉が2枚ある部分・・・フレンチドアタイプというそうです・・・があったり、炊きたてのご飯を入れて冷やせるところがあったり、微冷凍とかいって、肉や魚の表面だけを凍らせるところが設けられているものがあることが分かりました。
 食料品を抱えているとき、肘などでふれるとドアが開くというタイプもありました。
 さて、どれにしよう ・・・ 答えは出ませんでした。
・ 「今使っている冷蔵庫はどこも悪くなっていないし、冷凍と冷蔵とを切り替えられる引き出しがある。」
・「確かに新しい機能はあるけれど、ようし、買い換えようと思うほどのときめきがない」
・「手入れしてきれいに使っているから愛着がある」
とのこと。消費電力が年間1万2千円ほど節約できるという理由だけでは、買い換えに踏み切らない強さが、そこには感じられました。
 冷却期間をおこうと、引き下がりました。(冷蔵庫なので、冷却期間!)
 でも・・・最近、広告が入りました。今使っている冷蔵庫を2万円で引き取るというのです。 うーん、買い換え論争再燃 ? 
  もうしばらく、時間がかかりそうです。
  こういう話題におつきあいいただき、ありがとうございました。
  今日も、よい日となりますように。
 

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2015年11月19日 (木)

『沈黙の王』 宮城谷昌光

Fullsizerender 『沈黙の王』

宮城谷昌光 著
文藝春秋社 平成4年9月15日
 収められているお話の最後、「鳳凰の冠」の一節が心に残りました。晋の叔向(しゅくきょう)という人物について、司馬侯が抱いた感慨の表現です。
 司馬侯は叔向の変化に気づいたことがあった。まっすぐで枝ぶりのよい木にしかみえなかったものが、急に根をはり、ひとまわり大きく見えた。叔向から博識をふりまわす嫌味がとれたとも見えた。 ー 知識が臓腑にまで達したな。 司馬侯はそう思った。
 テレビを見ていると、その人の内部に根を下ろさないままになっているものを目一杯以上に外に出している感じ・・・分数でいうと分子が分母より大きい仮分数の不安定さを感じることがあります。
 上記の文は、その正反対で、分子が大きい真分数の状態を見事に言い表しているように思い、感動しました。
 宮城谷昌光さんの著作のフアンである私は、数年前にこの本を読んでいるのです。ところが、とっても新鮮に読むことになりました。 きれいさっぱり、前回読んだことが頭からぬけてしまっているのです。
  でも、落ち込むのは、やめにしました。体の食事の場合、いままでに何回、たとえばカレーライスやカツ丼や鉄火どんぶりなどなどを食べてきたことでしょう。いつ食べたときは五切れだったが別の時は刺身が六切れだったということなどは覚えていませんが、その時々は美味しく味わったのです。
 読書の場合も、いつ何を読んだかを忘れても、読んでいるその時には心も脳も栄養分をもらって喜んでいた ・・・ そう考えることにしたのです。
 少し無理があるかも知れませんが、こう考えていい部分も確かにあると思います。楽しく、本と向き合っているその時、その時を大切にしたいと思います。
 今日も、よい日となりますように。

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2015年11月18日 (水)

『悪の力』  姜尚中[カンサンジュン] 著

0004 『悪(あく)の力』

姜尚中[カンサンジュン]  著
集英社新書 2015年9月22日 第1刷 発行
 この本の最初のほうに、事件が列記されています。
川崎市中1男子生徒殺害事件、腹腔鏡の手術を受けた患者18名が死に到った群馬大学医学部附属病院の事故、名古屋大学の女子学生による77歳女性の殺人事件、「人を殺してみたかった」、IS・・・「イスラム国」の残虐非道、ホロコーストを生んだナチス・ドイツの空洞感、2015年3月に起きた副操縦士によるルフトハンザ系航空機墜落事件 ・・・このほかにも事件が挙げられています。
 ・・・ 「こんなワルは許せない!」 この怒りを半分だけ、肯定してみよう ・・・ 徹底的に自分と隔絶した理解不能の世界の出来事とふたをし、遠くへ押しやってしまいたいニュースが、どんどん増えていきます。
 
 でも、著者は、理不尽な事件への怒り、戸惑いを、一人一人の人間が身体性を持って周囲の人、ひいては世界の人とつながりのエネルギーに ・・・ と述べているように思います。
 姜尚中[カンサンジュン] さんは、こう書いています。
       ◇    □    ○     ☆     ※    ☆ 
 苦悩の意味がつかめないーその結果として、私たちは生きている意味にも確かなことを求めることができなくなっている気がします。私の場合で言えば、かつてはなぜ、自分は国籍や民族が捻れた形でこの世に生を享けたのか、自分のアイデンティティはどこにあるのか、日本なのか、韓国なのか、そのことに悩みました。
 また、最も筆舌に尽くしがたい苦悩は、息子を失ったことです。なぜ、息子は私より先にその生を終えたのか。
「どうして自分はこんな心の病に苦しまなければならないのか」 この肺腑をえぐるような息子の問いに私は答えられませんでした。息子はずっとそのことを問いかけていたはずです。よりによってどうして自分だけがこんな目に遭わなければならないのか。何も悪いことをしていないのに、神がいるならば、問い質したい。そんなイワン・カラマーゾフと同じように息子も神へ問い続けていたのでしょう。
 ◇    □    ○     ☆     ※    ☆ 
 正直に申します。 もう少し時間をかけなければ、  いえ時間をかけても 私には しっかりとこの本を理解できるとは言えません。 でも、IS(イスラム国は、今月、パリの複数の箇所でテロ事件を起こし、これからも攻撃を続けると宣言しています。
 私なりに、こうした世界にあって、どう生きるのかを見つめ続けなければと思います。
 今日も、よい日となりますように。  真剣であれ されど深刻になるな ・・・ 池田小の事件が起こってしまい、保護者、地域の方々と子どもたちの登下校の安全を確保するとき、どこかで土砂降りがあったとしても世界に晴れた空が広がっているところがたくさんあることを忘れないでいましょうと語りかけるときに、私の中で生まれた言葉です。

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2015年11月17日 (火)

サラマンカホール ー岐阜県の誇るコンサートホールー

Photo  11月10日の岐阜新聞朝刊の「素描」という欄に、サラマンカホール支配人 嘉根礼子さんの「3000本の秘密」という記事が掲載されていました。

  今日は、その記事をご紹介させてください。クリックすると画像が少し大きくなるかと思います。

Photo サラマンカホールのパイプオルガンのパイプは2997本、オルガンの上の3人の天使の笛を合わせて3000本 ・・・ すてきな秘密ですね。 ランチタイムにオルガン演奏が無料で公開される日が設けられています。 機会がありましたら、どうぞ。
 今日も、よい日となりますように。 

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2015年11月16日 (月)

シシトウさん ありがとう

0006   菜園では、大根、ほうれん草が、少しずつ育っています。 右側がほうれん草です。そのすぐ横で、そろそろ今年の役割を終えようとしているのがシシトウです。 華奢で細い苗から出発して、ほんとうにたくさん、実ってくれました。 外見は小さくても、志をしっかりと保って歩み続けると、その人の人生の実りは、決して小さなものではない ということを教えてくれているように思います。

 今日も、ごちそうさま。 
よい日となりますように。 
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2015年11月15日 (日)

高山の大イチョウ

  高山市の国分寺の塔と大イチョウ・・・ 菊花展も開かれていて、観光客も見とれていました。当初は七重の塔でしたが、消失した後に三重の塔が建てられました。最初の塔を建てた棟梁とその娘、八重菊のことが伝説として残っています。

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 最初の塔を建てるとき、棟梁の弟子が、大切な中心の柱を勘違いして切断・・・苦労してその樹を探し出したので、代わりはありません。困り果てた棟梁に、継ぎ合わせることにし、そこに飾りを付けたらどうでしょうと、まだ幼かった八重菊が提案します。 枡組みと呼ばれたその装飾が評判となり、棟梁の名声は広がりました。
  伝説では、自分の発案ではないことが発覚するのを怖れた棟梁が、八重菊を手にかけ、供養にイチョウの木を植えたとなっています。 名誉欲ということでは寂しいので、世の中の平安を願っての人柱というふうにアレンジした再創造の民話を書いたことがあります。 伝説・民話、ともに夕暮れ、この大イチョウに耳を当てると、八重菊の手毬唄が聞こえると結ばれています。  
 今日も、よい日となりますように。C

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2015年11月14日 (土)

「荒野の七人」

  黒澤 明監督の「七人の侍」をご覧になったかたは多いと思います。その映画を見て感激した一人が、あのユル・ブリンナー ・・・ そして、西部劇版の「七人の侍」を作りました。それが「荒野の七人」です。 古い話になりますが、西部劇の全盛期、数ある映画スターが早撃ちガンマンを演じました。その中で、撮影トリックなしで一番早撃ちだったのは、ゲリー・クーパー・・・ 何と0.1秒で、ホルスターから拳銃を抜いて撃鉄を起こし撃ってみせたとか。いえ、聞きかじった話で、思い出したまでです。

  さて、その「荒野の七人」が先日、テレビで放映されまして、初めて最初から最後までを通して見ました。チャールズ・ブロンソンの扮するガンマンが、村の子どもに語るシーンが心に残りました。村を荒らしに来るならず者たちと戦うのをあきらめようとする父親たちを弱虫だと言った村の子どもを本気で叱り、こう言い聞かせるのです。
 ◇    □     ○    ※     ☆     □    
 「おやじさんたちは弱虫じゃない。銃なんか使えるより、責任を負う方が勇敢だ。お前たち家族を養っている。その責任は 岩みたいに重い。墓にはいるまで背負い続ける。家族を大事に思うその一心でだ。そんな勇気 俺にはない。 畑を守り 体にムチ打って 毎日必死に働く 真の勇者だ。弱虫の俺には できん。一生な。」 子どもたちは、聞いて、しんみりした表情になります。
  映画の終盤、子どもたちをかばって撃たれたこのガンマン、ベルナルドは、ならず者たちに鍬や鋤を持って立ち向かう父親たちの姿を子どもたちに指し示して 「見たか 父さんたちは勇敢だろう」と言い残して亡くなります。 
  銃による死亡事故・事件の今も絶えない国で、一見、ガンを撃ち合い、たくさんの命が失われるこの映画に、勝ったのは農民でガンマンたちは負けたのだというメッセージが、あの「七人の侍」のラストシーンで志村喬さんが語った言葉の精神と呼応して引き継がれていることに心を打たれました。
  今日も、よい日となりますように。  
 明日は、日曜日。キリスト教会の礼拝にお出かけください。
 

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2015年11月13日 (金)

メタセコイアの並木 ー滋賀県高島市マキノ町ー

  誘ってくださった友人ご夫妻と滋賀県へドライブ。メタセコイアの並木道 何と2,4キロメートルにわたっています。 ・・・ それを見上げながらさわやかな青空のもと、ウオーキング。心が洗われる素晴らしい時間をいただきました。

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 数えることは出来ませんでしたが、500本あるのだそうです。
 今の色(11月12日現在)も壮観ですが、もうすぐ紅葉が進むと、見応えが増すそうです。
  絵はがきを求めましたので、サイズを縮小して紹介させていただきます。
  もし、関心があり、お出かけになれる方は、どうぞ。
 いろいろお世話くださいました友人ご夫妻に心からお礼申し上げます。ありがとうございました。
 
  うーむ、それにしても、葉の色だけでなく、私とプロのかたの写真の違い・・・一目瞭然ですね。
 修練、研鑽の大切さを思います。 感性、センスのことは、ひとまず横へ置いておいて・・・ (^_^;
  今日も、よい日となりますように。
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2015年11月12日 (木)

詩 「草の名」 金子みすゞ

 秋 ・・・ 秋の七草を、母は「す・き・な・お・ふ・く・は」と頭文字を取って教えてくれました。

  それはそれとして ・・・ 以前に書いたことがありますので今回は、秋の七草のことは略させていただきます。(いえ、意地悪ではありません。 そんなら最初から持ち出すな とおっしゃいますな。 きっと、あなたも、秋の七草は ご存じでしょうから) 
 さて、詩  「草の名」  金子みすゞ さん です。
人の知っている草の名は、 わたしはちっとも知らないの。
人の知らない草の名を、 わたしはいくつも知ってるの。
それはわたしがつけたのよ、 すきな草にはすきな名を。
人の知っている草の名も、 どうせだれかがつけたのよ。
ほんとの名まえを知ってるは、 空のお日さまばかりなの。
だからわたしはよんでるの、 わたしばかりでよんでるの。
     ◇   □    ○    ☆    ※
 何だか 楽しいですね。 『赤毛のアン』が、グリーンゲーブルのいろいろな風景を名付ける場面と似通うものを感じたのは、きっと私だけではないと思います。
 うーん、教えてもらった回数と同じだけ、「花」の名を忘れてしまうムーミンパパ ・・・ 実物と結びつけることが出来る「草の名」をどれだけ覚えることが出来るでしょうか。
 今日も、よい日となりますように。
 

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2015年11月11日 (水)

バッハ もすてきですね

 昨日は、モーツアルトに重点をおきましたけれど、音楽家は、たくさんおられますね。

 安立スハルさんは、バッハのことも詠んでおられます。
手を打って讃むべきものを一つにても持つはよき哉バッハに聞き入る
  音楽だけでなく、読書にも打ち込んでおられたようです。
わが心つき動かしてくるものに会ひたくて読む読まずに暮せぬ
  こんな歌も、心に残りました。
大切なことと大切でないことをよりわけて生きむ残年短し
ぬくきパン行列なしに買へる世のともかくもよし抱きてかへる
 その日その日、そのときそのときのこと それを歌に詠むことで、それぞれのときにおもりをつけることになる と、歌人、永田 紅さんは語っておられます。
 今日も、過ぎゆかせて、忘却の彼方に消えないような、おもりをつけたくなるよき瞬間のあるような よい日となりますように。

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2015年11月10日 (火)

モーツアルトを聴きながら 実る 柿

 八木重吉さんに 果物(くだもの)という詩があります。以前にも掲載したかと思いますが、お許しください。

 果物(くだもの)   八木重吉


 秋になると
 果物はなにもかも忘れてしまって

 うっとりと実(み)のってゆくらしい 
 モーツアルトを聴きながら熟していく柿があるのですね。11月3日の岐阜新聞に、こんな記事がありました。クリックしていただくと、少し大きくなるかと思います。
0002 牧場で、モーツアルトの音楽を聴かせながら搾乳すると、質のよいミルクがたくさん得られるという話を思い出しました。
 空気の振動が、乳牛にも、そして柿にも心地よいのでしょうね。 もちろん、人間にもモーツアルトのフアンは多くて、「死ぬとは、モーツアルトが聴けなくなることだ」といった人もおられます。 (天国でモーツアルトが演奏されているのかどうかは、私にはよく分かりません・・・)
  歌人、安立スハルさんにこんな歌があることを知りました。 音楽に親しむ人生は、すてきですね。
◇ ピアノ・ソナタ・ケッヘル309番を聞きて寝に就きそのまま逝きしと
 今日も、よい日となりますように。

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2015年11月 9日 (月)

『面倒だから、しよう』  渡辺和子

0003 『面倒だから、しよう』

渡辺和子 著
幻冬社 2013年12月20日 第1刷発行
     2014年3月20日  第6刷発行
  この本の帯にありますように、シスター渡辺和子さんは、NHKの「あさイチ」に登場なさったこともあります。
 お父さん、渡辺錠太郎さんは、2.26事件で命を奪われたことはご存じの方が多いことと思います。
 この本には、お母さんの教えがいくつか記されています。
 環境破壊について 「ダイオキシンを出さない生活」の章から、それをご紹介いたします。
 □   ◇   ○   ☆
 ・・・私は、不機嫌は立派な環境破壊だと思うのです。不機嫌な顔つき、相手を傷つける言葉、冷たい態度、無視といったダイオキシンを、家庭で、職場で、通勤途中などで撒きちらしていないでしょうか。特に家庭で、配偶者や子どもたちに、平気で浴びせてはいないでしょうか。 中略 嫌なこと、腹の立つこと、愚痴りたいこともいっぱいあり、言い返したいこと、仕返ししたいこと(それも倍返しで)もあります。
 そんな時に、幼い時から母に繰り返し言われたこと、「あなたの大きさは、あなたの心を乱すものの大きさなのですよ」「あなたには、他人の生活まで暗くする権利は、ありません」が、心によみがえってきて、自分を冷静にし、正してくれます。
  ◇     □     ○   ☆    ※
 読みやすい本、そしてすてきな言葉にたくさん会える本です。 その中からもう一つだけ。
 「人にはその人にしか果たせない使命がある、その人しか与えることができない愛がある」 マルチン・ブーバー
 よろしければ、どうぞ。
 今日も、よい日となりますように。

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2015年11月 8日 (日)

河野 進 さんの 詩

 天の神さま

 どんな不幸を吸っても
 吐く息は感謝でありますように
 すべては恵みの呼吸ですから
  河野 進 さんの詩
0004
  河野 進さんは 牧師さん。おにぎり一つの代金の献金を呼びかけ、多くの方の善意をマザー・テレサにお届けしたかたでもあります。
 今日も、よい日となりますように。
 日曜日。キリスト教会の礼拝にお出かけください。

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2015年11月 7日 (土)

「息」という漢字 武田双雲さん 元気になる書から

0001  NHKテレビテキスト『今日の健康』に、武田双雲さんの「元気になる書」が連載されています。2015年10月号には、その7回目 「息」という漢字と文章が載っています。今日は、その本から引用紹介させていただきます。ありがとうございます。

  書で元気に 第7回
 まず、息を整えてみる
 漢字というものはよくできたもので、どのような人々が創案し決定していったのか、そのプロセスにとても興味があります。
 たとえば「やさしい」という形のない概念を漢字で表現するときに「憂」という漢字を当てはめたアイデアは素晴らしくて拍手を送りたくなるくらいです。
 人を憂(うれ)う。「優」という漢字を眺めていると、まるで落ち込んでいる人の隣でそっと見守っている人のように見えてきます。
中略
 僕が感動したのは「息」という漢字。呼吸を表現するのにもっと物理的な表現、風や空気のようなものが思い浮かぶのですが、なんと「自分の心」と表したのです。確かに心が乱れているときは呼吸も荒くなるもの。息と心が密接につながっている人のアイデアとしか思えません。中略
 息と心が密接に繋がっているとすれば、心を変えようと試みて難しい場合はまず息を整えてみる。深い呼吸尾することは誰でも今すぐ出来ること。人生を変えるのに最もシンプルで効果のあるものが呼吸だと思います。
 ゆっくりした呼吸をしながらネガティブにはなりにくいものです。これは問題が起きた時だけだけではなくて、何かに取り組もうとする時に、いきなりとりかかるのではなくて、息を整えてから始めるとよいでしょう。息が整い、自分のこことが整うと体も整ってきます。すると行動にもよい影響が起き、よい結果を引き寄せることでしょう。
   ◇     □       ○       ☆       ※
 うーむ、1975年生まれで、3歳から書道家であるお母さんに師事して書の道を歩んでこられた方だそうです・・・深く、広いですね。
 そういえば、命 ・・・ 「いのち」 という言葉は 「息の内」からきている という説もあるのでした。
 このさわやかな季節の新鮮な空気をいっぱいに呼吸して、 今日も、よい日となりますように。
 明日は日曜日。キリスト教会の礼拝にお出かけください。

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2015年11月 6日 (金)

「雁月」(がんげつ) 岩手の銘菓

0003   月の夜に雁が渡っていく ・・・ 「雁月」(がんげつ)は、すてきな銘菓。

  後ろに控えているのは、南部鉄の鉄瓶・・・ そして、最近、我が家に登場したコーヒー・ミル。 今まで、電動のコーヒーミルで豆を挽いていたのですが、手回しのミルの雰囲気に惹かれて入手。
 ゴリゴリゴリ ゴリゴリゴリ ・・・ うーむ 雰囲気だけでなく、結構、運動になり、根気も要ることが分かりました。
  手回しのミルで挽いて、コーヒーを出してくださっていた方、お心遣い、込めてくださっていた労力が少し、理解できました。改めて感謝申し上げます。
 今度機会がありましたら、豆は挽かせていただきます。今まで気づかずに申しわけありませんでした。
 すてきなコーヒータイム、歓談の時は、ご一緒に作り上げるものですね。
 さて、今日も、よい日となりますように。

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2015年11月 5日 (木)

『食堂のおばちゃん』 山口恵以子 著

0002 『食堂のおばちゃん』 

山口 恵以子(えいこ) 著
角川春樹事務所 
2015年8月18日 第1刷 発行
  東京の築地の近く、佃に位置する「はじめ食堂」 ・・・ 二三(ふみ)さんと姑の一子(いちこ)さんが切り盛りしている食堂で展開する物語です。
  登場するメニューの親しみやすさ、ちょっとした心配り、修練の技術で、廉価な素材がすばらしいハーモニーを奏でているようです。お客さんへのさりげない思いやりも、収められた五つの短編を美味しく仕立てています。
  お話の献立表
 第一話 三丁目のカレー
 第二話 おかあさんの白和え
 第三話 オヤジの焼き鳥
第四話 恋の冷やしナスうどん
第五話 幻のビーフシチュー
 ・・・ 巻末に本書に掲載された料理の中で、人気の高かった料理をまとめておさらいする
「衝動のおばちゃんのワンポイントアドバイス」 のページがあります。 まだ初心者の私も、このなかのいくつかを実際に作ってみたくなりました。
 よろしければ、どうぞ。 ただし、秋の夜長に読んでいると、夜食が食べたくなるかも知れませんので、要注意。
 今日も、よい日となりますように。

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2015年11月 4日 (水)

銀杏(ぎんなん)

  秋の実 (あきのみ)・・・ あなたは、どんな 実を 思い浮かべますか。 島崎藤村は、「薄紅の秋の実(うすくれない の あきのみ」 と林檎(りんご)を表現しました。

 初恋  島崎藤村
まだあげ初めし前髪の
林檎のもとに見えしとき
前にさしたる花櫛の
花ある君と思ひけり


やさしく白き手をのべて
林檎をわれにあたへしは
薄紅の秋の実に
人こひ初めしはじめなり


わがこゝろなきためいきの
その髪の毛にかゝるとき
たのしき恋の盃を
君が情に酌みしかな


林檎畑の樹の下に
おのづからなる細道は
誰が踏みそめしかたみぞと
問ひたまふこそこひしけれ
 さすがに、文豪  味わいがありますね。
 11月1日、日曜日 ・・・ すてきな 秋の実をいただきました。 ・・・ 銀杏(ぎんなん)、まずは塩炒りにしました。
0002
  いつもムーミンパパ・ムーミンママを応援し、明るく励ましてくださるすてきな方からの秋の実  ・・・ 美味しくいただきました。  たくさんの銀杏をくださいましたので、いろいろ楽しませていただきます。 ありがとうございます。
 今日も、すてきなよい日となりますように。

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2015年11月 3日 (火)

『ターシャ・テューダーの言葉 特別編 生きていることを楽しんで』

0006 『ターシャ・テューダーの言葉 特別編 生きていることを楽しんで』

ターシャ・テューダー
リチャード・W/ブラウン 写真
食野雅子(めしの まさこ) 訳
  序文がまず印象的です。
 ◇     □    ○   ☆    
  だれでも十代の頃は、すばらしい未来を夢見、どんな冒険がまっているのだろうと、胸をふくらませたことでしょう。私もそうでした。
 おとなになり、結婚をし、子どもが生まれてもまだ、未来は大きな神秘に満ちていました。
 やがて人生も半ばを過ぎる頃、ふと振り返ってみると、わたしはいつの間にか、その大きな神秘を歩んできていました。
 日々の喜び、わくわくするような小さな成果の積み重ね、家族や友人との心温まる交流ーそれこそが、人生という航海で出会う冒険の数々だったことに気づいたのです。
 身の回りのちょっとした出来事の中にある大きな喜びに目を向けてみると、人生ってすごい冒険だと。思わずにはいられません。
  ターシャ・テューダー (このとき91歳)
0009
☆ 今持っている力、今興味があること、今楽しんでいる人々との関わりに、目を向けてみたら? そうすれば、おろおろしないで、堂々と生きられますよ。
◇ 世間を騒がすようないやな事件は、いつの時代にもありました。そのようなケースは、ほんとうは少数なのに、メディアが大々的に取りあげるものだから、そこまで事件を起こさない人までもが、それをお手本にして行動してしまうのではないかしら。
 まともな生き方はニュースにならないけれど、そちらのほうが大多数であることを、信じましょうよ。
○ どんな愛であれ、 どんな程度であれ、 生まれてから死ぬまで、 愛を与え、与えられたいと思うのが人間だと思います。
結びに  生きていれば、落ち込むこともあります。状況を好転できると思ったら、ぜひ努力すべきです。 でも変えられないなら、それを受け入れて歩み続けるしかありません。何があっても「生きていることを楽しもう」という気持ちを忘れないで。
 今日も、よい日となりますように。 できる範囲で、「生きていることを楽しんで」!

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2015年11月 2日 (月)

♪「母の教えたまいし歌」

0004  ドヴォルザーク作曲♪「母の教えたまいし歌」をチェロやヴァイオリンの演奏で聴くことがあり、心惹かれる曲となっていました。

 この曲に、歌詞があることをごく最近知りました。
『世界名歌曲全集』
発行者  片岡博久
kmp (ケイ・エム・ピー)2014年3月15日 発行
 「母が教えたまいし歌」  堀口敬三 訳詞
  母が私に此の歌を教えてくれた昔の日 
  母は涙を浮かべていた
  今は私が此の歌を 子供に教える時となり 
  教える私の目から 涙があふれ落ちる
 ここでは、子供が娘とか息子とか書いてありませんが、母から 娘へ 娘から そのまた娘へ という絶えることのない命の流れを思い浮かべました。
  ロシア民謡の「紅い サラファン」、さだまさしさんの「秋桜」 などと結びついての連想が働くのかも知れませんね。
 この歌と同じページにこんな歌詞も掲載されていました。
 ブラームス作曲 津川圭一 訳詞  「折ればよかった」
すでに六日すぎぬ  面影 仰ぎて 門に君 立ちて われに答えつ
うるわしき乙女  たぐいなき君の
いまやここに ともに 在(ま)さば  われの幸の いかにあるらむ
 一週(ひとめぐり) 過ぎなば 心軽し 君見しその日の かえりくれば
うるわしき乙女 たぐいなき君の 
いまやここに ともに 在(ま)さば  われの幸の いかにあるらむ

 この歌の題「折ればよかった」を見たとき、「折る」と「祈る」を見間違えそうになりました。
 それから、「折ればよかった」って、どういうことか、考えました。 ・・・ そうなんですね。もし、出会ったとき、折っていれば、 いまここに そのうるわしき乙女は ともにいて、私はどんなに幸せであることか という歌のようです。
 秋深し となりは何をする人ぞ  ・・・ 私は、少し前の時代の歌詞の奥ゆかしさを、秋の夜長に味わっています。
 今日も、よい日となりますように。


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