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2015年11月14日 (土)

「荒野の七人」

  黒澤 明監督の「七人の侍」をご覧になったかたは多いと思います。その映画を見て感激した一人が、あのユル・ブリンナー ・・・ そして、西部劇版の「七人の侍」を作りました。それが「荒野の七人」です。 古い話になりますが、西部劇の全盛期、数ある映画スターが早撃ちガンマンを演じました。その中で、撮影トリックなしで一番早撃ちだったのは、ゲリー・クーパー・・・ 何と0.1秒で、ホルスターから拳銃を抜いて撃鉄を起こし撃ってみせたとか。いえ、聞きかじった話で、思い出したまでです。

  さて、その「荒野の七人」が先日、テレビで放映されまして、初めて最初から最後までを通して見ました。チャールズ・ブロンソンの扮するガンマンが、村の子どもに語るシーンが心に残りました。村を荒らしに来るならず者たちと戦うのをあきらめようとする父親たちを弱虫だと言った村の子どもを本気で叱り、こう言い聞かせるのです。
 ◇    □     ○    ※     ☆     □    
 「おやじさんたちは弱虫じゃない。銃なんか使えるより、責任を負う方が勇敢だ。お前たち家族を養っている。その責任は 岩みたいに重い。墓にはいるまで背負い続ける。家族を大事に思うその一心でだ。そんな勇気 俺にはない。 畑を守り 体にムチ打って 毎日必死に働く 真の勇者だ。弱虫の俺には できん。一生な。」 子どもたちは、聞いて、しんみりした表情になります。
  映画の終盤、子どもたちをかばって撃たれたこのガンマン、ベルナルドは、ならず者たちに鍬や鋤を持って立ち向かう父親たちの姿を子どもたちに指し示して 「見たか 父さんたちは勇敢だろう」と言い残して亡くなります。 
  銃による死亡事故・事件の今も絶えない国で、一見、ガンを撃ち合い、たくさんの命が失われるこの映画に、勝ったのは農民でガンマンたちは負けたのだというメッセージが、あの「七人の侍」のラストシーンで志村喬さんが語った言葉の精神と呼応して引き継がれていることに心を打たれました。
  今日も、よい日となりますように。  
 明日は、日曜日。キリスト教会の礼拝にお出かけください。
 

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