« 落ち葉で 焼き芋 | トップページ | 『クリスマスイヴの木』 デリア・ハディ 文  エミリー・サットン 絵 »

2015年12月17日 (木)

『為吉』(ためきち) ー 北町奉行所ものがたり ー 宇江佐真理

0002 『為吉』 ー北町奉行所物語ー

宇江佐真理 著
実業之日本社 2015年8月15日 発行
  図書館で宇江佐真理さんの新刊に出会うのは、私の楽しみの一つです。
  江戸の町のいろいろな人の暮らし、人情が、生き生きと伝わってくる作風、そしてシリーズものでは、登場人物の成長ぶりが何年にもわたって丁寧に描かれていることに、宇江佐真理さんの構想力と深い愛情のようなものを感じておりました。
 この本に登場する為吉は、大店(おおだな)に生まれ、豊かな暮らしをしていたのですが、押し込み強盗によって両親、財産などを一夜にしてなくしてしまいました。
 
 おばさんが育ててくれるのですが、おばさんの連れあいは、それを快く思っていません。  さて、為吉はどのように人生を歩むのでしょうか。
 心を暗くする事件も起こりますが、読んでいると心には明るい灯がともっていて、暗闇に閉ざされることのないのが、宇江佐真理さんの小説のよさだと思います。
  そう思って愛読していましたので、11月に宇江佐真理さんの訃報を新聞に見つけたときには、胸中に複雑な思いが錯綜いたしました。66歳とのことです。
 寂しいのですが、まだ発行されていて読んでいない作品、発行準備が進行中の本もあると思いますので、余熱と申しますか、それを読ませていただきたいと思います。
 宇江佐真理さん、たくさんの作品を世に送り出していただいて、有り難うございました。
 今日も、よい日となりますように。
 

『』

|

« 落ち葉で 焼き芋 | トップページ | 『クリスマスイヴの木』 デリア・ハディ 文  エミリー・サットン 絵 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 『為吉』(ためきち) ー 北町奉行所ものがたり ー 宇江佐真理:

« 落ち葉で 焼き芋 | トップページ | 『クリスマスイヴの木』 デリア・ハディ 文  エミリー・サットン 絵 »