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2015年12月26日 (土)

『ファースト・レディになった女の子 おちびのネル』

0002 『ファースト・レディになった女の子 おちびのネル』

バーバラ・クーニー 作
掛川恭子 訳
ほるぷ出版
1997年11月25日 第1刷発行
  絵本というと、私のイメージは、ディズニー映画が絵本になったような幸せいっぱいの世界にあふれるものでした。  けれど、なかなか・・・ 厳しい現実を シリアスに描いた絵本も あるのだなと目を開かされるものもあるのですね。
 この絵本のネルは、実在の人物で、のちに大統領夫人になり、夫が亡くなってからは彼女自身が手をかした国連のアメリカ代表として世界中をかけまわり、少数民族の権利を守ったり、失業者をなくす努力をしたり、思いやりの心を広めたり・・・人類全体の反映のために活躍したのです。
 でも、書き出しは、こうです。
 その子は生まれてきたときから、おかあさまにとっては期待はずれの子でした。赤くて、しわくちゃで、ちっともかわいくなかったからです。それに、男の子でもありませんでした。
 うーん、どうなるのだろうと不安になるスタートです。
 ただし、そのページの下に、こういう一文があることが救いです。
 けれど、おとうさまだけはエレノアを、「天からのおくりもの」とよびました。
  ほっとしたのも、つかの間、他のページにも、こんな表現があるのですよ。
 ああ、おかあさまって、なんてきれいなんでしょう! けれど、エレノアはちがいました。そんなことは、エレノアにもわかっていました。それにかなしいことですが、おかあさまにもわかっていました。
 おお、これは、かなり深刻な事態ですよね。
 でも、よろしければ、どうぞ。何と言っても、バーバラ・クーニーの作品ですから。
  2015年もあとしばらく・・・
 今日も、よい日となりますように。
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