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2016年2月24日 (水)

『人びとのかたち』 塩野 七生

Photo_2 『人びとのかたち』 
塩野 七生 (しおの ななみ) 著
新潮社 1995年1月30日 発行
 塩野七生さんの著書としてはライフワークとされていた『ローマ人の物語』は完結し、これで、やれやれと休養されているのかと思いましたら、『ギリシャ人の物語』の執筆、刊行が続いています。すばらしいエネルギーですね。
 イタリアに住んでしまわれるほどの情熱・・・この本を手にとって、その情熱が歴史だけでなく、映画にも向けられていたことに驚きました。 半端ではない数の映画と俳優が登場しています。
 巻頭に「映画鑑賞を読書と同列において私を育ててくれた今は亡き父と母に捧げる」と記されています。
 お気に入りのスターは、ゲイリー・クーパーで、たびたびこの本の中に登場しています。
 それはともかく、「天才」という章はモーツアルトとサリエリの登場する映画「アマデウス」について書かれていますが、その結びのことばが心に残りました。
     ◇    □    ☆   ※ 
 小林秀雄の作品を読んでいたら、ゲーテの言葉であるという、次の一句を紹介していた。
ローマの英雄なぞは、今日の歴史家は、みんな作り話だと言っている。おそらくそうだろう。ほんとうだろう。だが、たとえそれがほんとうだとしても、そんなつまらぬことを言っていったい何になるのか。それよりも、ああいう立派な作り話をそのまま信ずるほど、われわれも立派であってよいではないか」 天才にはなれなくても「立派に」ぐらいにはなりましょう。
        ◇    □    ☆   ※ 
  うーん、人間の幅、そしておもしろみを感じました。
  映画好きのかた、よろしければ、どうぞ。
  今日も、よい日となりますように。
 
 

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