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2016年2月19日 (金)

『歌って、ヴァイオリンの詩2』 千住真理子

Photo『歌って、ヴァイオリンの詩2』 

千住真理子 

時事通信社 2009年8月10日 初版発行

  今までの著作に、『聞いて、ヴァイオリンの詩(うた)』があるので、この本は2となっています。

  この一冊の中に、不思議な巡り合わせがいくつか出てきます。それをつなぎ合わせてこの本の内容紹介に返させていただきます。

   □    ◇     ○     ☆     

 千住真理子さんが、2歳半でヴァイオリンを手にしたきっかけは、こうだったそうです。

 たまたまNHKテレビの「バイオリンのおけいこ」を見たお母さん・・・千住文子さんが、その番組で教えていた鷲見三郎先生の人間性に惚れ込み、ヴァイオリンを習わせたかったわけではなく、鷲見三郎先生のお人柄に子どもたちをふれさせたくて、入門させた。

 その鷲見三郎先生が、幼い真理子さんに、スペインのマドリッドの王宮に〝スパニッシュカルテット〟と呼ばれる素晴らしいストラディヴァリウスがあることをよく話してくださったこと。それは、2本のヴァイオリンと1本の ヴィオラ、1本のチェロで、王様がアントニオ・ストラディヴァリに依頼し、しかも同じ一本の木からこの〝スパニッシュカルテット〟は作られていること。

 大きくなった千住真理子さんは、スペインを訪れ、その〝スパニッシュカルテット〟を見せてもらい、特別の厚意で、手に取らせてもらい、さらに弾かせてもらう幸運に恵まれた。そのとき弾いたのはサラサーテの「祈り」という曲だったそうです。

 恩師、鷲見三郎先生のお墓を米子市でコンサートをする機会に訪れ、墓碑銘に「バイオリン一筋に」とあることに胸を熱くした千住真理子さん・・・さらに墓碑銘に記された命日が訪れたその日の翌日であることに気づき、身体全体を熱いものが通り抜けたとのこと。

 さて、今、千住真理子さんがストラディヴァリウス作の「デュランティ」と名付けられたヴァイオリンです。

 自分には縁がないと思い、手に入れようとしたこともなかったストラディヴァリウス・・・それを入手するきっかけとなる電話がかかってきてすべてが動き出したのは、亡くなったお父さんの誕生日だったそうです。

     □    ◇     ○     ☆     ※

  この他にも、いろいろなヴァイオリニスト、指揮者、音楽家との出会いなど、内容豊かな本です。

 よろしければ、どうぞ。

  今日も、よい日となりますように。

 

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