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2016年3月31日 (木)

岡 潔 さんと 娘さん

0004_3  本屋さんで毎月いただく出版社の冊子 ・・・ 新潮社の場合、『波』です。これがなかなか多方面にわたるエッセイなどが掲載されていて、すてきなのです。3月号の表紙に数学者の岡潔さんの言葉と写真です。
 この3月号には岡潔の選集『数学する人生』の刊行記念として、この本の編者、森田真生さんが、岡潔さんの次女で、岡潔さんの貴重な資料を保存し、次世代に言葉をつなげてきた松原さおりさんにインタビューして書かれた「父、岡潔の思い出」が掲載されています。
 希代の数学者、岡潔さんの言葉を正しく記録しておかなければと、次女のさおりさんはお父さんの講義の文字起こし原稿の校正作業を20年以上続けておられるのだそうです。それと並行して『春雨の曲』という岡潔さんが最も力を注いだ作品を正しく残すことに尽力されているのだそうですが、感動したのはさおりさんの言葉です。
  ◇   □    ○    ☆  ※
 
 講義もそうですが、この書はもっと難解です。今読まれると誤解されることもあるだろうと思います。それでも、200年後か、300年後かに、理解される日が来ると信じています。それまで、きちんとこの作品を残しておきたいと思います。
 近くで生きてきて一つ言えることは、父は、本当のこと、確信していることしか口にしないということです。いつどんな場合でもそうでした。 だから、岡潔の言っていることは、全部本当だと思っているのです。 ー後略ー
                    ◇   □    ○    ☆  ※
  なんと美しい言葉  お父さんへの信頼に満ちあふれた言葉なのでしょう。
 さて、3月のフィナーレです。 今日も、よい日となりますように。
 
 

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2016年3月30日 (水)

桜づくし

0004_2  あなたが住んでおられるところの桜は、どんな調子でしょうか。岐阜市では、昨年より二日、例年より五日早く開花宣言があり、このところ咲いている桜の数が増えつつあります。
  桜豆腐と桜の塩漬けが食卓に登場しました。塩漬けのほうは、昨年、八重の桜を漬けたものです。
 今日の写真にはちょっと技術上のチャレンジをいたしました。撮影した写真は、光線の加減で目で見たよりも色が薄かったので、パソコンで桜色を強調して肉眼で見た色に近づけてみたのです。 いかがでしょうか。
 あまり、こうした技術には詳しくなく、初めてですが、時には工夫してみたいと思います。
 
  PHOTO By Maria                                    今日も、よい日となりますように。                

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2016年3月29日 (火)

人生のすてきな先輩

  うーむ、脱帽です。まず、この写真をご覧ください。画像の上でクリックしていただくと、画像が大きくなると思います。

0002_2 98歳のくみ様は、腸の手術を受け、集中治療室から病室に戻られて、青い空をごらんになり、この歌をお詠みになったのだそうです。
 その歌を、毛筆で書かれた方が、私にこの歌を紹介してくださったというわけです。バックの絵は、美術科の先生が以前に描かれた絵とのこと。 
 冒頭で、脱帽と申し上げたのは、くみ様の前向きの活力・エネルギーに打たれたからです。 「千の風になって」の歌を踏まえての明るい構えが伝わってきますね。
 
 この、くみ様は、腸の手術を執刀されたお医者さんの経験史上、最高齢で手術を受けられたとのことです。
 術後の経過もよく、先日退院なさったとうかがいました。どうぞ、よき春を満喫なさってくださいますように。
 歌をお詠みになったくみ子様、それを美しい毛筆で表現してくださった方、台紙の絵を描いてくださった先生 ・・・ すてきなコラボレーションをありがとうございます。
 元気をいただいて、私も、新たな春、新しい花を咲かせたいと思います。
 今日も、よい日となりますように。
 

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2016年3月28日 (月)

イースターエッグ

Photo  今年のイースターは3月27日でした。イースターの日付は「立春の後の最初の満月のあとの日曜日」と決まっています.
 イースター、クリスマスの内容について、聖書は詳しく書かれていますが、それぞれを何月何日と定める言葉は聖書には書かれていません。
 イースターラビットや、イースターエッグのことも聖書には出てきません。
 卵が高価だった時代には、イースターに落雁が配られていた教会もあったそうです。「なぜ ゆで卵 ?」 ・・・ 一度ゆでられた卵からヒヨコが孵化することはありません。 死の不可逆性を象徴的に表しているのではないかという考え方もあるようです。
 さて、ここで毎年、私は悩みます。美しいイースターエッグを大切にするとは、次のどれでしょうか。
1.飾って長く眺める  2.皮を剥いて食べる  あなたは、どちらを選びますか?
 ムーミンパパは、こうして写真を撮っておいて、そしておいしくいただきます。
 
  イースター礼拝の後、教会の庭にイースターエッグを配置しておいて子どもたちに見つけさせることもあります。
 探し出されずに、やがて土に帰るイースターエッグもあるかもしれません。できるだけ、そうならないように、見つけやすく隠します。
 今日も、よい日となりますように。

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2016年3月27日 (日)

にんじんゼリー

 にんじんゼリー。・・・ 今日、キリスト教会では、イースター礼拝が献げられます。聖書にイースターの関連で、イースター・エッグのことは書いてありません。それはクリスマスケーキのことが聖書に書かれていないのと同じかもしれません。イースター・ラビットのことも聖書には書かれていませんが、ウサギからの連想でムーミンママが、にんじんゼリーを作りました。

 今日もよい日となりますように。
 イースターの日曜日。キリスト教会の礼拝にどうぞ。
0003                      Photo By  Maria

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2016年3月26日 (土)

星座を描き 物語をつむぐ

 河合隼雄さん、そして柳田邦男さんのそれぞれの本、そして、このお二人の対談を読んでいて、浮かんできたのが、今日のタイトル、「星座を描き、物語をつむぐ」です。
 心理学者のユングというかたが、星座・・・コンステレーションのことを書いておられることが、このお二人の対談に出てきます。
 億を数える満天の星の中から、特徴のある星をつないで星座を作ってそこに物語を付与して、オリオンだとかカシオペヤだとかいろいろな物語が今に伝わっています。
 そのことと、私たち一人一人の出会う出来事、人たちをつなぎ合わせて、ユングというかたは、語っているようなのです。
  ・・・日常生活というのは、一本の筋ですべてのものが縦につながっているのではなく、雑然としているのですが、それを整理して一本の筋にまとめ、自分の体験記、あるいは物語をつむいでいく・・・そういう自分の内面を改めて見つめ、今までの人生を紐解き、これからの道を考えていくのが、自分の人生の星座を作るという表現で語られているようです。
 まだ、じゅうぶんに消化できていない私が、そういう段階で書くのは申し訳ないのですけれど、「今なら書ける」というところまでたどり着くのは、いつの日か分かりませんので、今の段階で書かせていただきました。
  九年間の岐阜大学教育学部教育指導員としての歩みの中で、短時間のレポートに学生が短歌を詠む欄を設けることがあったのですが、印象に残っている一つにこういう歌がありました。
 星のように 輝き放て 子どもたち みんなで一緒に星座を描こう
  先人のユング、教育の道を志す後輩の若人たち ・・・ それぞれ、すばらしいですね。
その間にいる私は小さな器ですけれど、そうしたすばらしさに出会えたことを喜びながら、歩み続けてまいります。
 今日も、よい日となりますように。
 明日は、日曜日。キリスト教会のイースター礼拝に、お出かけください。

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2016年3月25日 (金)

『正岡子規の〈楽しむ力〉』  坪内稔典 著

0014_2 『正岡子規の〈楽しむ力〉』  

坪内稔典(としのり) 著
NHK出版 生活人新書 
2009年11月10日 第1刷発行
 著者の坪内稔典(としのり) さんは、「ねんてん先生」と呼ばれ、親しまれている方で、正岡子規の研究の第一人者。俳誌「船団の会」代表です。
 ねんてん先生の句には、たとえば、次のような句があります
・三月の甘納豆のうふふふふ
・たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ
 ちょっと風変わりでしょうか。
それはともかく、正岡子規についてです。
 ◇  □   ☆   ※
 子規は文学において三つの大きな仕事をした。俳句の革新、短歌の革新、文章の革新である。その三つの仕事を彼は仲間とともに行った。書斎にひとり籠って孤独に作業するのでなく、仲間とともに作り、仲間とともに鑑賞、批評した。作者という個人がいつも他者に向かって開かれていたのだ。
 多くの方がご存じのように、子規は結核を患い、カリエスに苦しみ、外出することができない闘病生活をおくらざるを得なくなりました。けれど、稔典さんの『正岡子規 言葉と生きる』(岩波新書)には、子規のこんな言葉が紹介されています。 病気の境涯に処しては、病気を楽しむといふことにならなければ生きて居ても何の面白みもない ・・・すごいですね。 俳句については句会、歌については歌会、文章については山会というのを開きました。文章には山(クライマックス)が必要という考えから付いた名前だそうです。
 そして、それぞれの会にいろいろな工夫をしました。たとえば、線香に火を付けて、それが燃え尽きるまでに、できるだけたくさんの句、あるいは歌を詠もうというような趣向を凝らし、会の終わり、あるいは休憩時には会話しながら食事会を楽しみました。闇汁会という企画も立てました。集まる人も多く、子規が芭蕉と同等、あるいはそれ以上と評価した与謝蕪村の蕪村忌の句会には、46人の記念写真が撮られたほどです。
  詩人去れば歌人坐にあり 歌人去れば 俳人来り永き日暮れぬ 
    子規 明治33年
 短歌については、古今和歌集よりも万葉集を評価しました。文章に重きを置いた活動では、民俗学者の柳田國男さん、小説家の司馬遼太郎さんが高く評価されています。
 坪内稔典さんは、正岡子規が苦しい病状の時にもめげずに、友人をいろいろ分類したり、あだなをつけたり、楽しみをつくり出す在り方・生き方に着目し、それを本書の題になさったのですね。子規の楽しむ力を「楽力」(らくりょく)と呼んでおられるところもあります。 子規忌に近い日に坪内家では恒例の行事「子規と食べる日」を設けて友人などに来てもらい、子規の本に載っている食事を再現するなどして楽しんでおられるそうです。稔典先生も、楽しむ力を豊かにもっておられるのだと思います。
 こんなふうに、生涯をかけて魅せられる人に出会えるのは、すてきなことですね。
 今日も、出会いのあるよい日となりますように。
0001           2010年12月17日 初版第1刷発行
 

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2016年3月24日 (木)

すてきなプロフェッショナル

その1
 104歳の現役医師、日野原重明先生は、耳のよさを生かしなさいと師から奨められて、心臓の専門医となられました。ある日、「手術が必要でしょうか」と心臓の動悸の激しいのを心配して訪れた高齢の女性がありました。
 そのかたは、その日の帰りには、動悸が収まって、晴れ晴れと帰って行かれたそうです。短時間の間に心臓の手術をなさったのでしょうか。
 いえいえ、日野原先生は、心臓などの機能を確かめるとともに、その女性が肩にかけていた大きなバッグの重さを量り、次に、その中身を減らして小型のポーチに収めるようにアドバイスされたとのこと。 その方の体力には、バッグが重すぎたのですね。 身体だけではなく、バッグに着目して症状と不安を解消 ・・・素晴らしいプロと申せましょう。
その2
 冬期に銀行で見かけたことです。銀行を訪れて、「カードを機械が受け付けてくれなくなりました」と相談した人に、応対した銀行員さんは「お召しになっているこのコートの袖口が機械に触れて意図しない数字が入力されたのだと思います。寒い季節に起こりがちなのですよ。お手数をおかけしてすみません・・・」と、即答されていました。にこやかな笑顔に、お客さんの不安顔は一気にスマイル。これも見事な対応だと思いました。
 これを読んでいくださっているあなたにも、きっと長年の間に培われたプロフェッショナルな何かが備わっていて、たとえば緊張をほぐしたり、不安を解消したり、人を喜ばせる働きをなさっているのではないでしょうか。あなたご自身が自覚なさっているかどうかにかかわらず、です。
 「私には、そんなすぐれたところはありません」と謙遜される方・・・いえいえ、必ず、神様は、あなたにしかない賜物を与えてくださっています。そして、Doing (なにをしたか)も恵みですが、まず、なによりも Being(存在自体) あなたが、今、そこにいてくださることこそが、かけがえなく素晴らしいのです。
 今日も、あなたはすてきなプロフェッショナル・・・よい日となりますように。
0004                                                Photo By Maria
 

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2016年3月23日 (水)

アンズ 咲く

0008   停車しておいた車に乗り込むと、車内は暖かいのを通り越して暑くなっている・・・そんな三月下旬となりましたね。私のお世話になっているキリスト教会の庭にある杏の木に、今年もアンズが咲きました。
  樹齢が加わる幹と枝、けれど、この春も新しい花を咲かせる一途(いちず)で、真摯な姿に襟を正される思いがいたします。去年咲かせた花で間に合わせておこうということがありませんよね。
 ちょっと堅苦しく書きすぎましたので、「おお、きれいだなぁ。アンズの花はきれいで、枝がカクカクッとすっきりしているのがいいなあ」と楽しみつつ眺めることにいたします。
 さて、ジャムが作れるほど杏が実るでしょうか。アンズるより産むが易し などと書くと、これは、砕けすぎて調子に乗りすぎですよね。
 四月の足音が近づいてまいりました。どうぞ、お健やかでお歩みください。
 今日も、よい日となりますように。

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2016年3月22日 (火)

花 束

0003_2   花束をいただきました。岐阜県の小学校、中学校、教育委員会に38年間勤めさせていただき、定年退職の後、母校である岐阜大学で9年間、教育指導員として歩ませていただきました。教師の道を志す後輩と、主として教育実習の面でともにあゆむことができたことは、微力な私でしたが、喜びでありました。
 同じ部屋の方たちからいただいた花束 ・・・ この感激を胸に、これからも歩んでいきたいと思います。 本当にありがとうございました。
 岐阜高校の丹羽章校長先生は、卒業式の、はなむけの言葉で次のように宿題を出されたそうです。(岐阜新聞3月14日朝刊から)
「幸せになりなさい。絶対にしあわせになりなさい。この宿題は中途半端にせず、必ずやり遂げてください。」 ・・・ 先生方には、生徒が自分で考えて使える時間を大切にするため、宿題は極力出さないようにと話してきた校長先生だったそうですから、卒業式で話されたこの言葉には重み、真剣な願いが込められていますね。 感動いたしました。
  まもなく巣立ってゆく若人たちに、私からも心からエールを送ります。
 幸せになってください。 ご家族と、そして教え子たちと 仕事を通して職場の方々と あなたの仕事を通して出会う方々と 幸せになってください。
 今日も、よい日となりますように。
 

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2016年3月21日 (月)

オーストラリアの カリステモン

 世の中には打たれ強い人とそうでない人が居ます。
 もちろん、個人個人の中にも波があったり、強いとみられて居る人が思いがけないことに弱かったり、おとなしくみえていた人が意外な強さをみせることもありましょう。
 実は、NHKテレビで、オーストラリアの植物を特集していて、以前から知りたかったしたたかさを備えた植物の実物を見ることができました。
0008 その名はカリステモン ・・・ 特徴は、種が発芽するのが、いつか というところにあります。
  この番組をご覧になった方もおられることでしょうから、あっさりと書かせていただきます。
 山火事にあうと、カリステモンの種は、はじけ、発芽する のだそうです。
 オーストラリアには落雷による山火事の発生率が高く、そういうときがあるとカリステモンは他の植物の居なくなったり、弱っている山地で、元気に繁殖するのだとのこと。
 右は、カリステモンの種の写真です。0009
 逆境に遭うときこそ、チャンス ・・・ なんだか、励まされますね。
 数年前に、こういう植物があることを耳にしたのですが、今回、実物を目にすることができ、わあ、本当にそういう植物があるのだ、と感激を新たにいたしました。
 写真は、3月13日(日)NHK趣味の園芸「熱視線! オーストラリアの花」から、です。ありがとうございます。
 今日も、よい日となりますように。
 

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2016年3月20日 (日)

『ディズニー 夢の王国をつくる』 ー夢は実現するー

Photo 『ディズニー 夢の王国をつくる』 ー夢は実現するー
 世界のディズニーパークはいかにつくられてきたか
マーティ・スクラー 著
矢羽野 薫 (やはの・かおる) 訳
河出書房新社 2014年8月30日 初版発行
 著者は、1955年から54年間、ディズニーという名の特急列車に乗り込んで、ディズニーの一員として唯一、世界に11箇所あるすべてのパークの誕生・開業に携わって活躍してきた人物だそうです。
 本文の結びの2ページから 引用させていただきます。
 夢を実現させる四つの秘訣 好奇心 自信 勇気 不変性   何かを信じるなら、最後まで信じること。自分にはできるという自信を持つこと。そして可能な限り最高の仕事をするために努力すること。 
  人生は真っ白な紙だ。何かを書いてみるまで、何が起きるかわからない。 夢を見ることができれば、実現できる。最高の仕事をするために努力すること。ぐずぐずしている暇はない。
 今日も、よい日となりますように。
 日曜日。キリスト教会の礼拝にお出かけください。
 

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2016年3月19日 (土)

柳田邦男さんの二冊の本

 柳田邦男さんはご次男・洋二郎さんの亡くなられた2年後に洋二郎さんの「生と死」について綴った『犠牲(サクリファイス) わが息子・脳死の11日』を出版されました。 プライベートな要素の多い出来事で、出版することには、ためらいもあったそうですが、洋二郎さんがこの世に生きたという証しをつくるとともに、柳田邦男さんご自身が混沌から抜け出して再出発しなければという衝動が強く、批判をおそれずに出版に踏み切られたとのことです。
0003
 出版後、思いがけず大きな反響があり、手紙が多く寄せられたことから、その手紙への返事の意味もあって『犠牲(サクリファイス)』への手紙 を出版されました。 お手紙は、心を病む人々や家族の誰かを喪(うしな)った人々から、共感をもって読んだという感想が多かったそうです。どの一通にも、それぞれの人生の重みが投影されていると柳田さんは強く感じられたとのこと。
  この二冊の本が書かれた元になった出来事の大きさから、重いテーマ、深い内容となっています。それだけに、生を意味あらしめること、命の大切さが浮き彫りにされてまいります。  この著を書き綴られた柳田邦男さんに心から敬意を表します。
 二冊の本の表紙の絵は、伊勢英子さんの『よだかの星』(講談社)からのものだそうです。
0002  
 実は、この二冊の本を紹介させていただくことについて、私には迷いがありました。お読みくださる方によっては、つらくなるのではないかと・・・  けれど、最初に借りた期日までに読み切れずに、借り直すときに、図書館の司書さんが「重いテーマを直視して書かれたすばらしい本ですね」と声をかけてくださったこともあって、勇気を出して、書かせていただきました。
 柳田邦男さんの講演を聴かせていただいたことがあります。ご次男の洋二郎さんは、サン=テグジュペリの『星の王子さま』をご家族に遺してこの世を去られたそうです。
  いのちを輝かせて歩むことのできる今日となりますように。
 明日は日曜日。キリスト教会の礼拝にお出かけくださいますように。
 

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2016年3月18日 (金)

『毎日読みたい美智子さま』 ー愛が生まれるおことば81ー

0004 『毎日読みたい美智子さま』 ー愛が生まれるおことば81ー
松崎敏弥 著
光文社 2015年11月20日 初版第1刷 発行
 著者の松崎敏弥さんは、1959年4月10日の皇太子殿下と美智子さまのご成婚パレードを目の当たりにし、〝開かれた皇室〟と興奮したそうです。
 その翌年、光文社『女性自身』の皇室担当記者となり、〝運命的に〟美智子さま番に任命され、やがて記者仲間から〝民間侍従〟とからかわれるほどに皇室ジャーナリスト人生を歩んでこられたのだそうです。
 この本に収められている81のおことばのどれもすばらしいと思います。その中で、1994年10月、60歳のお誕生日に際し、宮内記者会から「皇后様が目指される皇室像を含めてお聞かせください」のと質問があり、美智子さまが文書で回答されたおことばが、特に心に残りました。
 皇室は祈りでありたい
「わたしの目指す皇室観というものはありません。ただ、陛下のお側にあって、すべてを善かれと祈り続けるものでありたいと願っています」
 よろしければ、どうぞ。
 今日も、よい日となりますように。
 

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2016年3月17日 (木)

『日本のヴァイオリン王』 ー鈴木政吉の生涯と幻の名器ー

0008 『日本のヴァイオリン王』 ー鈴木政吉の生涯と幻の名器ー

井上さつき 著
中央公論新社 2014年5月10日 初版発行
 先日、イタリアの名工、ストラディバリのヴァイオリンに匹敵するヴァイオリンをニューヨークのヴァイオリン職人が作ろうとチャレンジしていることをご紹介しました。
 この本を読んで驚きました。嬉しい驚きです。日本にもすばらしいヴァイオリンを作った人がいたのです !!
 1900年(明治33年)パリ万国博覧会の楽器部門の受賞者リストに「ヴァイオリン スズキ・マサキチ ジャポン」とあるのだそうです。
 鈴木政吉さん・・・名古屋の老舗、鈴木ヴァイオリン製造株式会社の創業者 元は三味線職人。三男の鈴木鎮一さんは、優秀なヴァイオリニストで才能教育「スズキメソード」の創始者。ちなみに、鈴木家の兄弟は弦楽器に堪能な人が多く、1928年に兄弟で鈴木クワルテットを結成し演奏活動を展開していたとのこと。第一ヴァイオリン 三男 鈴木鎮一・ 第二ヴァイオリン 六男 喜久雄・ ヴィオラ 四男 章(あきら)・チェロ 五男 二三雄 ・・・ 父親の政吉さんは、「演奏者も楽器も私の自作で、純国産」と喜んでいたそうです。
 鈴木鎮一さんは、ベルリンのアインシュタインの家でブルッフの協奏曲を弾き、同席した婦人が、「日本で成長した鈴木さんの演奏からドイツ人ブルッフを感じた。いったいこんなことがありうるのか」とアインシュタインに問いかけたそうです。自らもヴァイオリンをよく演奏したアインシュタインは「人間はみんな同じですからね、奥さん」と答えて、鎮一さんは強く心を打たれたそうです。
 さて、肝心のヴァイオリンのことを書かせていただきます。
 この鎮一さんがベルリンに留学していたとき、ドイツはひどいインフレで、たとえば、外国郵便のハガキ代は日本では4銭・・・それが32万マルクだったそうです。
 生計に困って、ヴァイオリンの名器を換金する人たちもあり、そうした事情もあって、グァルネリが鈴木家にやってくることになったとのこと。政吉さんは、この銘器をも研究してヴァイオリン作りに刻苦精励しました。
 鈴木ヴァイオリンは、多くの人が手に入れることができるようにと作られた量産品と高級手工ヴァイオリンとがあったのですが、後者のほうは、探しても、ほとんど見当たらない状態だそうです。
 ようやく見つかったのが、もと愛知県の小学校の校長先生だった方所有のもので1929年製造・・・今は愛知県立芸術大学にあるそうです。この本の表紙の写真はそのヴァイオリンだそうです。とてもすばらしいヴァイオリンだとのこと。もう、一つ、鈴木政吉が作った1926年製のヴァイオリンを著者の井上さつきさんは見たことがあると記されています。こちらは、皇太子殿下が愛用されているそうです。
 量販用のヴァイオリン工場に勤める女性たちは、仕事の後、有志120人あまりが先生について2時間ずつ練習して、合奏を披露する機会があったとのこと。
 三男の鈴木鎮一さんが、子どもの時期からのメソードを開発し、江藤俊哉さんは、そのメソードによる「才能教育第一号」と呼ばれました。鎮一さんは「どの子どもにも効果を上げる」との情熱のもとにすべての子どもに入門を許し、「子どもたちの才能を、ヴァイオリンを通じてどのように伸ばしていくか」ということを中心に据えた教育活動を展開
されました。
 こうしたことも含めて、鈴木政吉さんは日本のヴァイオリン王なのだと思います。
 今日も、よい日となりますように。
 

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2016年3月16日 (水)

『神様の薔薇』 下川香苗

0001 『神様の薔薇』 
下川香苗 著
ワニブックス 2002年12月22日 初版発行
 図書館の数ある本の中で、この本に私の手が伸びたのは、どうしてでしょう。
下の答えから、予想してください。
1.著者を知っているから
2.題名に惹かれたから
  実は、どちらも正解です。
下川香苗さんは、私が務めた中学校の卒業生です。彼女のクラスの国語科を私が受け持つことはありませんでしたから、教え子ということではありませんが、比較的早い内から、書店に下川さんの執筆した青春小説がかなりの冊数、並ぶようになったように思います。
  その活躍を喜んでいましたが、作品自体は、青春期からだいぶん遠ざかっている私は読むことを遠慮していました。若者たちの話が弾んでいるところに自分も入っていくのは、ちょっと気が引けますから。でも、この書名はぱっと見て気になり、手が伸びました。
 最初のページに、こう書いてありました。
 人間はね。いつか〝神様の薔薇〟をみつけるために生きているんだよ。
 その薔薇は特別だからみつけたときには きっとわかる
 主人公の梢子(しょうこ)が六つになった誕生日に、父親が「夜中の薔薇」のオルゴールをくれたときに語った言葉です。
 現実生活の厳しさに軸足を置きながら、やがて展開する上質のメルヘンの世界 ・・・ それほど厚い本ではありません。 読後感は爽やかです。よろしかったらどうぞ。  作者の活躍に心からエールを送ります。
  今日も、よい日となりますように。
 

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2016年3月15日 (火)

力をくださる方々

   月に1回、ホスピスへのムーミンパパとママの個室音楽訪問を始めて15回 ・・・ 先月は事情でうかがえなかったのですが、今月は訪問できました。 
  若い看護師さんが「来てくださると、音楽で、みんなが明るくなるので嬉しいです。 今日のムーミンママのブローチ、すてきですね」と声をかけてくださいました。  
  つらい場面も多いお仕事だと思いますが、それだからこそ、こんなふうに明るくしていてくださること、本当にすばらしいと、ムーミンママと感じ入りました。
 準備していったのは、春の花シリーズ・・・「うぐいす」「朧月夜」「チューリップ」「さくらさくら」、そして、年代に応じて古賀政男さんの「影を慕いて」など。「星に願いを」「虹の彼方に」をリクエストしてくださった方もありました。
 笑顔で迎え、手拍子しながら歌ってくださるなど、力をいただいているのは私たちのほうだと感謝しています。
Img_1490
  写真は、お世話になっているキリスト教会の礼拝を献げる会堂に、ある方が飾ってくださった花です。
  今日も、よい日となりますように。
 

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2016年3月14日 (月)

『たからもの』 由佳さん

A  『たからもの』は、著者の由佳さんが小学5年生の夏休みにスケッチブックに筆ペンで記した詩集です。由佳さんは、現在中学生、元気に今日も友だちと学び、ご家族と生活しています。
 視力の弱い由佳さんは、自由にかけるスケッチブックに、ご自分にも字が見やすいように筆ペンで、心に思ったことをのびのびと書き綴りました。
 お母さんも、由佳さんが思ったことを素直に表現できることを喜んでおられ、この由佳さんの『たからもの』は、由佳さんだけでなく、お母さんの『たからもの』になっていることがうかがえます。
 今日のブログは、幸運にもクリスチャンの友人を介して私も読ませていただいた『たからもの』をお裾分けできたらということで記させていただいています。画像をクリックしていただくと少し大きくなると思います。 
※ それぞれ、1行目が題名になっています。
 
Egao
Tomodati
Aisatu
 
  毎日、元気に成長し続けるNamida 由佳さん・・・・・ こうして、表現した詩の一つ一つが
実は、首飾りを構成する真珠の一粒一粒となって、支え、励まし、さらに前へ、高嶺へと
進ませてくれるのではないでしょうか。
 ぜひ、この由佳さんの『たからもの』をきっかけとして、あなたも、ご自分の『たからもの』を再発見し、輝かせてください。
Yasasisa
 由佳さん、お母さん、そして私のよき友人 ・・・ ありがとうございます。
 今日も、たからものの生まれる、すてきな1日となりますように。

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2016年3月13日 (日)

春の味 フキノトウ

0004  春の大地のなりいでもの ・・・ フキノトウをいただきました。天ぷら、そしてフキノトウ味噌 ・・・などと思い巡らしながら、まずは、ありのままのフキノトウを鑑賞させていただくことにしました。 うーん、美しいものですね。
  おお、ひらめきました。美しい素材は、美味しい食材になる ・・・ そのような気がしてきました。
 気温が22度を記録したかと思うと、小寒い日がやってきたり、花粉が飛び交ったり・・・ そうそう、家内が藪椿に目をとめた日、この春初めてウグイスが鳴いていたそうです。
 春は来ぬ ・・・ 今日も、よい日となりますように。
 日曜日。キリスト教会の礼拝にお出かけくださいますように。
Photo
                                                  Photo by Maria

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2016年3月12日 (土)

『ニューヨークのヴァイオリン職人 現代の名器をつくる』

0005 『ニューヨークのヴァイオリン職人』
ジョン・マーケーゼイ 著
中島伸子 訳
白揚社 2011年6月10日 
第1版 第1刷 発行
  史上最高のヴァイオリン職人 ・・・ そういう修飾語でたたえられているのは、アントニオ・ストラディヴァリ ・・・250年以上にこの世を去った人です。
  この本は、そのストラディヴァリの作品を超えようと強い情熱と探究心、そして卓越した技術を備えてチャレンジし続けているニューヨーク在住のヴァイオリン職人、サム・ジグムントーヴィチに密着取材を許されて熱心に探求を続けた著者によって書かれました。この著者は25年の経歴を持つトランペッターでもあるそうです。
 著者は、サムの工房をひんぱんに訪れ、ヴァイオリン職人たちの研究会に同行し、ストラディヴァリの郷里、イタリアのクレモナ村を訪問するなど、ベストを尽くします。
 サムは、木材の選定、乾燥方法とそれぞれの方法に適した乾燥期間、用いる道具、ヴァイオリンの各部の形、寸法、そしてニスなどについて、たくさんの文献を読み、実際に試みて、最善と思われるヴァイオリンを作り上げます。
  注文したヴァイオリニストは、完成を喜び、新しい楽器のできばえに興奮しながら馴染もうと努めます。 そのヴァイオリニストの奥さんは「もう、彼は、ストラディヴァリを売りに出すことができるわ。そうしたらどんなに家計が楽になるでしょう」とジョークを言ったそうです。
 でも、その演奏家の耳の下から聞こえる音楽、音色が最終的にストラディヴァリのほうがお気に召すことになりました。新しいヴァイオリンとそのヴァイオリニストは、恋に落ちることはなかったとのこと。
 ニューヨークのヴァイオリン職人、サムが、著者に語ったのは次の言葉だったそうです。
 ストラディヴァリとぼくには複雑で親しい関係がある。ぼくは潔くストラドに降参するよ。今のところはね。
  この心意気、すてきですね。
  おもしろいのは、このヴァイオリニストがレコーディングに、ストラディヴァリウスと新しいヴァイオリンとを用いてできあがった演奏を聞いて、正確に、どの曲をどちらのヴァイオリンで弾いたのかを聞き分けることができる人はいないのだそうです。
 値段で申しますと、いっぽうは、5百万ドル、いっぽうは現在の製品としては最高の17万ドルの値が付いたことのあるヴァイオリン職人サムの精魂込めたヴァイオリン・・・ なんだか、面白いですね。
 今日も、よい日となりますように。
 明日は、日曜日。キリスト教会の礼拝にお出かけください。
 
 
 

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2016年3月11日 (金)

「手に入れたいものを」リストアップしてみましょう

 「手に入れたいものを」リストアップする・・・これは、副題を「かわいそうな私」とさようなら!というある本に書いてある自分の最優先の望みを知るためのエクササイズだそうです。
 早速取りかかってくださったかた、おお、素早い行動力ですね。ありがとうございます。
でも、ちょっとお持ちくださいまし。長年来の友人が教えてくれたのですが、その本には、何と101項目リストアップ しましょうと書かれていたそうです。
 友人は、その指示に従って、101項目書き出したそうです。その友人が寛大に許してくれたので、例を挙げさせていただきます。
・玄関先にモッコウバラを植えたい
・お気に入りのカップで1日1杯コーヒーを飲みたい
・家の不要物を片付けてリサイクルサンターに運びたい
・世界一周の旅をしたい
・気に入った町にマンションを借りたい
などなど。
 その本『お金はこうして引き寄せる』 マリー=クレール・カーライル著では、リストアップの後トーナメント方式で最優先の望みを知るようになっているそうです。
 友人は、そのリストを3年後に見たら、40は実現していたと語ってくれました。
 私は、何とすてきな話を聞いたのだろうと嬉しくなりました。(お金を引き寄せるかどうかは二の次です。) 遠慮せずにたくさんの望みをリストアップして、できることから取り組んでいくと、確かに心が明るくなり、「かわいそうな私」にさようならを告げることができる ・・・そのことが、この友人からエネルギーを伴って伝わってきたからです。
 おかげで、金子みすゞさんに「明るいほうへ 明るいほうへ」 という詩があったことが思い出されました。
 
「明るいほうへ」金子みすゞ

明るい方へ 明るい方へ。

一つの葉でも 日の洩るとこへ。

やぶかげの草は。


明るい方へ 明るい方へ。

はねはこげよと 灯のあるとこへ。

夜とぶ虫は。


明るい方へ 明るい方へ。

一分もひろく 日のさすとこへ。

都会に住む子らは。

 5年が、あの日から経ちました。 深い苦しみ、悲しみの中にある方々のことを思い、祈りを捧げます。 どうか、少しでも、明るいほうへ 明るいほうへと 進むことができますように。
  写真はミモザ・・・この友人が庭でモッコウバラとともに植え育てて咲かせてお持ちくださった花です。ありがとうございます。
 今日も、よい日となりますように。
Photo_2                                              Photo by Maria

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2016年3月10日 (木)

藪 椿

 藪椿(やぶつばき) ・・・ 山間の散歩道を抜けた川のほとりに咲いていたそうです。このときは、家内とご近所の方たちがウオーキング ・・・
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                      Photo by Maria
  椿 ・・・ やはり 春の木ですね。
    藪椿 門は むぐらの 若葉かな  「笈日記」(おいにっき)にある句だそうです。
むぐら【葎】 ・・・ 辞書を引いてみました。
   (名)〘植〙つるがあって やぶになる植物。「八重むぐら」

〘名〙 単独で広い範囲に生い茂って草むらを作る草の類。いずれも茎や枝に刺がある。ヤエムグラ、カナムグラなど。うぐら。もぐら。《季・夏》むぐら【葎】
   動物だけでなく、植物名にも、もぐらというのがあるのですね。勉強になりました。
 
    春が訪れ、いろいろな花が咲いています。 ゆっくり花と語り合うような時間がもてたらすてきですね。
 今日も、よい日となりますように。

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2016年3月 9日 (水)

映画 「バベットの晩餐会」

 映画、 「バベットの晩餐会」が明日、3月10日にNHKのBS放送で午後1時から放送されます。よろしかったら、録画するなりしてご覧ください。
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  たまたま、以前テレビで観たことがあるのですが、思い出してご紹介しようとすると、とても素朴な村を舞台として起こる豪華なできごと というようなことになって うまくお杖できない気がして、あっ、そうだ、実際にこの機会に観ていただけばいいのだ とご案内する次第です。  原作はデンマークの女性だとのことです。 よろしければ、どうぞ。
 今日も、よい日となりますように。

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2016年3月 8日 (火)

美濃市の雛飾り

 美濃市に、雛飾りが展示してあるとのことで、ちょっと行ってまいりました。 3月3日は桃の節句・・・ところによっては、まだ桃の花は咲かないので、4月3日を桃の節句にしているところは結構あるのですね。 同じように、七夕も月遅れにしているところがあると思います。家内は、「旧暦で祝うと表現したら」と申しております。うーむ、そのほうが、みやびやかなイメーじになりましょうか。
 
  うだつのある町並みを歩いていますと、らんたん屋さんにも雛飾りが見えました。
 入ってみますと、ちょうど先ほど飾り付けたところだと、お店のかたが、お話ししてくださいました。
 酒屋さんには江戸時代、和紙のお店には明治時代の雛飾り ・・・ うちのはそれほど古くないけれど、そうだ、それならそれで新しい飾り付けをしてみようと工夫されたのだそうです。
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  いかがでしょう。なんと、ホワイトデー バージョンだそうです。十二単の衣装などもとてもきれいで、背中も視られるようにとお互いに向き合う形でレイアウトしておられたのですが、「首も動かせるのですよ」と変化させてくださいました。
  伝統の行事に新しい味付けを・・・ というお心が伝わってきて、なんだか嬉しくなりました。
  桃の花が開くのももうすぐでしょうか。 どうぞ、あたたかくして、お元気でお歩みください。
 今日もよい日となりますように。
 

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2016年3月 7日 (月)

ひと味 、ふた味違う 「癒し」のとらえ方

 昨日の『いつもこころに音楽が流れていた』 柳田邦男 さん著 に とても心に響いてくる言葉がありました。「癒やし」についての言葉です。

        ◇     □     ○    ☆     ※

 2歳8カ月だったわが子をインフルエンザの急性脳炎で亡くしたある母親は、数年を経た時点で、私に寄せてくださった手紙の中で、こう述懐しておられた。    

 私たちのような喪失体験者にとっての「癒し」とは決して心地よいものではないと思います。胸をかきむしらんばかりの苦しみ、悲しみを抱え、そこから逃げずに必死に生きようとするその人生そのものが「癒し」だと思うのです。

 この母親の言葉にこそ、「癒し」の神髄が語られていると思った柳田邦男さんがエッセイ集に引用したところ、河合隼雄先生が「『癒し』とは何か」と題する論文の中でこの言葉を取り上げ次のように書かれたそうです

  「癒し」とは窮極において、自分で苦悩と向き合い、自分で癒していくしかないのだが、すべて独りでというのでは難しいので、臨床心理士など背中を押してくれる人が必要になってくる。

       ◇     □     ○    ☆     ※

  「癒し」とは、心がほんわかとなって苦悩と向き合うのをやめてしまうこととは違うのではないか もちろん、そういう安らぎの時を求めるのは、いけないことではないのですけれど。

 もし、苦悩していたベートーヴェンが、軽音楽で満たされた思いになって、葛藤などを解決していたら、そこで「運命」を作曲するエネルギーも抜けていってしまっていたら、私たちは「運命」という曲を聴くこともなくなってしまっただろう と河合隼雄さんがユーモアを込めて書いておられることも紹介されていました。 

 柳田邦男さんは、この章の結びにこう書いておられます。

 人は苦悩としっかり向き合い、苦悩を芸術的に昇華させた作品にひたることによって、内面の抑圧感から解放され、無意識のうちに苦悩を糧にして生きようとするいのちを躍動を感じられるようになるのではないか。そんなふうに思うようになっている。ー 「運命」こそ癒しの神髄」 よりー

 今日も、よい日となりますように。

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2016年3月 6日 (日)

『いつも心に音楽が流れていた』 柳田邦男

0003 『いつも心に音楽が流れていた』 
 柳田邦男 著
平凡社 2009年8月25日 初版 第1刷
第1章 いのちと響き合う音楽
 くちびるに歌を持て に、こんなエピソードが紹介されています。
 2013年10月下旬、大型台風23号の大雨で、京都府舞鶴市内の国道で観光バスが水没したニュースをテレビで視ていた・・・由良川の氾濫で、観光バスは立ち往生した上に、あれよあれよという間に屋根までつかってしまった。バスには老人たち37人が乗っていたが、急速に水位が上がってくるなかで、お互いに助け合いながら、全員が屋上に避難したのである。一時は屋根の上の腰近くまで濁流の水位が上がってきたが、乗客たちは流されないように窓のカーテンを引きちぎってロープ代わりにし、それにつかまっていた。そして、みんなで歌を歌ったり言葉をかけ合ったりして、気力を失うのを防いだという。
37人は救助されるまで10時間もバスの屋上で歌を歌い続けていたのだ。87歳の人もいたが、1人も犠牲者を出さなかった。まことに歌は、いのちのエネルギー源だと実感したのである。
 このニュースを覚えておられる方もおいでかと思いますが、私にも、ひとしお感慨深い出来事なのです。 と申しますのは、このバスの水没した日、私は奈良・京都への修学旅行の引率中でした。元気に歌う6年生たちと乗っていたバスは無事に岐阜に帰り着くことができました。学校へ迎えに来ていた保護者の方たちと児童たちの再会は、例年よりも感激の度合いが強かったのを覚えています。
  今日も、よい日となりますように。
日曜日。キリスト教会の礼拝にお出かけくださいますように。
 
 

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2016年3月 5日 (土)

世界卓球 女子 伊藤美誠 選手

 マレーシアで開催されている世界卓球で活躍している伊藤美誠(みま)選手は15歳 ・・・中学生で世界ランク12位なのですね。 試合中継を見ていて、すごいなと思いました。 試合をリードしているときにも、リードされているときにも、冷静な表情で、常に気力をみなぎらせ、前向きのひたむきさが途切れることなく持続しているのです。
  世界卓球に初出場の伊藤選手と対戦する相手は、年長でベテランということになります。プレッシャーはどちらにも働くのですが、伊藤選手は怖いもの知らずの表情で堂々と力を発揮するので、それが相手に圧力をかけることになっているのですね。
  技術も高い域に達しており、作戦を立てる力も非凡さが感じられます。 伊藤選手が活躍することで、先輩の選手 ・・・福原愛選手、石川佳純選手たちにプラスアルファが大きく生まれているように思います。
 中学、高校と卓球部員だった私の血が卓球の試合をテレビ観戦していて久しぶりに騒いでいます。
  ありがとう、伊藤選手 ・・・ どうぞ、よき先輩たちとともに、実力を発揮し続けてください。 今、日本は準決勝で北朝鮮と対戦中  日本の2勝1敗で第4戦を伊藤選手が戦って第5セットが進行中 ・・・長く語り継がれそうなすばらしい試合となっています。 この試合の中だけでも、伊藤選手は伸びしろの豊かさを見せてくれています。 すごいことだと思います。
 今日も、よい日となりますように。
 明日は日曜日。キリスト教会の礼拝にお出かけください。
 

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2016年3月 4日 (金)

森のイスキア  佐藤初女さん

 ご存じの方も多いと思いますが、青森の岩木山に「森のイスキア」というところがあります。主宰であった佐藤初女さんは、2016年2月に天に召されましたが、きっとそのお心を受け継いでくださる方たちによって受け継がれていくことと思います。
 森のイスキアは、全国から悩みを抱いてやってくる方を温かく迎え、心ゆくまでお話に耳を傾け、おにぎりや山菜などでおもてなしをして送り出す そうした働きを積み重ねてきたところです。
 2月29日にご紹介した本の終わり近くに、著者、河合隼雄さん、そして柳田邦男さんも、森のイスキアを訪れたことが記されていました。
  そのとき柳田さんが聞かれた話の中にこういう例があったそうです。
  悩むあまり、死ぬことを考えていたある訪問者が、森のイスキアから帰るときにも心が晴れなくて、やっぱり死のうと思いつつ、乗っていた汽車の中で、「どうぞ、帰りの道中で」と渡されたおにぎりを口に入れた瞬間、あまりに美味しかった。そのとき何かがはじけたようにドッと涙があふれてきたそうです。そしてその方は、、生きる望みをもたれたのだたのこと。柳田邦男さんは、「自分のために、おなかがすいてはと、おにぎりをむすんで、もたせてくれた人がいる」ーそう気づいたんですね、と解説しておられます。
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 ただ、どんなに疲れているときも、次の日に大切なお働きが控えているときも、目の前の方をひたすら大切に、かけがえのない存在としておもてなしすることを積み重ねた生涯だったそうです。
 「友のために命を捨てる。これより大いなる愛はない」という聖書の言葉を実践された方だったそうです。
  一つ一つのおにぎりを大いなる愛を込めて握っておられたのだと思います。
 マザーテレサのことばを思い出します。
 私たちにおおきなことはできません。できるのは小さなことを大きな愛を込めて為すことです。
  今日も、よい日となりますように。
写真は以前、佐藤初女さんのことが書かれていた『クロワッサン』 から紹介させていただきました。 ありがとうございます。
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2016年3月 3日 (木)

母校 斐太高校の白線長し

 岐阜県の公立高校の卒業式が3月1日に挙行されました。高山市にある母校、斐太高校ではおよそ70年続く伝統行事となっている白線流しが行われたと3月2日の岐阜新聞に報じられていました。写真を岐阜新聞から引用・掲示させていただきます。ありがとうございます。

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 昨年の夏、斐太高校は、夏の高校野球の県大会で、強豪校を破って何と決勝戦まで駒を進めました。普段は、ほとんど意識しなかったのですが、こういうことがあると母校という気持ちが強まるのは不思議なほどですね。
 
 制帽の白線、セーラー服のリボンを結んで変わらぬ友情を誓いながら流します。環境を守るため、在校生たちが下流で回収しています。
 関連ですが、小鳩くるみさんが「白線流し」という歌を歌っておられます。 
 母校に限らず、この春、元気に巣立った若者たちがそれぞれの道で力を発揮し、よき人生、そしてよき社会を築くことが出来るようにと、祈ります。 そして、私自身も人生の現役者として、健やかで歩んでまいりたいと思います。
  生かされて 一日一日(ひとひ ひとひ)が 晴れ舞台
 今日も、よい日となりますように。

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2016年3月 2日 (水)

見えないところを治してくださる歯医者さん

  幼いころ、歯医者さんは出来るならば行きたくないところでした。・・・歯を削るドリルの音、あれが快適だったという方は、ほとんどいらっしゃらないと思いますけれど、あなたは、いかがでしたでしょうか。

 今も、鼻歌を歌いながら、るんるんとスキップしながら歯医者さんに向かうという気持ちにはなれません。 けれど、このごろ、機械の発達と治療方法の大きな進展によるのでしょうか、怖い音を聞かなくなりました。 歯医者さんも歯科衛生士さんも、優しい方々だと思えるようになりました。
 最近のことですが、とても、ありがたく思いましたのは、若い頃に悪いところを削って人工の歯をかぶせてあるところを、「根っこの部分が痛んでいる可能性がありますから」と、レントゲンなどで丁寧に調べてくださって、「やはり、治療しましょう」と手間と時間をかけて、心配なところを削り、新たな素材で見事にぴったりとかぶせてくださったことです。
  これで、今後20年以上は大丈夫なのではないでしょうか。
 この治療を終えて歯医者さんを出るときには、小雨が降っていたのですが、心は晴れ晴れとしていました。
 実は、ここまで書いてきたことは、聖書に書かれている罪と、イエスキリストが身代わりとなって十字架にかかり、神様からの赦しを得てくださったことと通ずるところがあるように私には思えます。
 目に付きにくい心の底まで照らし、病んでいる部分に単刀直入にメスを入れ、新しい心、魂をもって人生を歩むことが出来るようにしてくださる神様の愛をクリスチャンは感謝しています。
 大切なことですが、ブログでは言い尽くせませんので、キリスト教会に足を運んで牧師先生のお話を聞いていただくと、この私の思いをご理解いただけることと思います。  
 さて、歯の治療を終えて、晴れ晴れとした私が向かったのは、紅茶のお店 ・・・ そのお店では何種類かの紅茶を最高の状態で提供してゆったりとした時間をすごすことが出来ました。そして、この店ご自慢のメニュー「究極のホットケーキ」を虫歯の心配なく味わうことが出来ました。
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  いつも以上に、ムーミンパパ流のスキップがある展開ですみません。
  このお店は、岐阜市立中央図書館の近くにあり、なかなかの人気を博しています。先週、図書館長さんとこの店の店長さんとの対談が行われ、心を惹かれましたので、今週、足を運んでみた次第です。関心と機会がおありの方は、どうぞ。
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 今日も、よい日となりますように。

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2016年3月 1日 (火)

お弁当

  寒い日はありますが、春は着実に近づいてきていますね。どうぞ、今日から始まる三月が、よい日の連なりとなりますように。

 先日、テレビで、海外で働く日本人が、すてきなランチを持参するというので、会社仲間の羨望の的となっている場面が見られました。
 お腹を満たすという実用本位のランチではなく、時にはアニメのキャラクターの姿までデザインされたお弁当に視線が集まるというのです。
 これは、素晴らしい日本文化ですね。とは申しましても、私にはいきなり素晴らしいお弁当は作れません。  すると、家内が向田邦子さんと向田和子さんの書いた『向田邦子 暮らしの愉しみ』 新潮社・2003年6月25日 発行を持ってきてくれました。その26ページに 日本に戻ったら まずこれ 海苔弁 とありました。半月ほど、北アフリカに出かけた向田さんが帰国してまず食べたくて作ったのが海苔弁だったそうです。
 
 私は、海外から戻った訳ではありませんが、手軽に出来そうということで、チャレンジしてみました。
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 ご飯を敷き、醤油をまぶした削りかつおを載せ、海苔を載せる ・・・ 向田さんは、これを3回繰り返して三段にしておられましたが、初心者の私は、とりあえず二段で ・・・ けっこう 美味しかったです。 初心者ですが、どうぞ、よろしく (^J^)
 今日も、よい日となりますように。
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