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2016年3月24日 (木)

すてきなプロフェッショナル

その1
 104歳の現役医師、日野原重明先生は、耳のよさを生かしなさいと師から奨められて、心臓の専門医となられました。ある日、「手術が必要でしょうか」と心臓の動悸の激しいのを心配して訪れた高齢の女性がありました。
 そのかたは、その日の帰りには、動悸が収まって、晴れ晴れと帰って行かれたそうです。短時間の間に心臓の手術をなさったのでしょうか。
 いえいえ、日野原先生は、心臓などの機能を確かめるとともに、その女性が肩にかけていた大きなバッグの重さを量り、次に、その中身を減らして小型のポーチに収めるようにアドバイスされたとのこと。 その方の体力には、バッグが重すぎたのですね。 身体だけではなく、バッグに着目して症状と不安を解消 ・・・素晴らしいプロと申せましょう。
その2
 冬期に銀行で見かけたことです。銀行を訪れて、「カードを機械が受け付けてくれなくなりました」と相談した人に、応対した銀行員さんは「お召しになっているこのコートの袖口が機械に触れて意図しない数字が入力されたのだと思います。寒い季節に起こりがちなのですよ。お手数をおかけしてすみません・・・」と、即答されていました。にこやかな笑顔に、お客さんの不安顔は一気にスマイル。これも見事な対応だと思いました。
 これを読んでいくださっているあなたにも、きっと長年の間に培われたプロフェッショナルな何かが備わっていて、たとえば緊張をほぐしたり、不安を解消したり、人を喜ばせる働きをなさっているのではないでしょうか。あなたご自身が自覚なさっているかどうかにかかわらず、です。
 「私には、そんなすぐれたところはありません」と謙遜される方・・・いえいえ、必ず、神様は、あなたにしかない賜物を与えてくださっています。そして、Doing (なにをしたか)も恵みですが、まず、なによりも Being(存在自体) あなたが、今、そこにいてくださることこそが、かけがえなく素晴らしいのです。
 今日も、あなたはすてきなプロフェッショナル・・・よい日となりますように。
0004                                                Photo By Maria
 

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