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2016年3月 4日 (金)

森のイスキア  佐藤初女さん

 ご存じの方も多いと思いますが、青森の岩木山に「森のイスキア」というところがあります。主宰であった佐藤初女さんは、2016年2月に天に召されましたが、きっとそのお心を受け継いでくださる方たちによって受け継がれていくことと思います。
 森のイスキアは、全国から悩みを抱いてやってくる方を温かく迎え、心ゆくまでお話に耳を傾け、おにぎりや山菜などでおもてなしをして送り出す そうした働きを積み重ねてきたところです。
 2月29日にご紹介した本の終わり近くに、著者、河合隼雄さん、そして柳田邦男さんも、森のイスキアを訪れたことが記されていました。
  そのとき柳田さんが聞かれた話の中にこういう例があったそうです。
  悩むあまり、死ぬことを考えていたある訪問者が、森のイスキアから帰るときにも心が晴れなくて、やっぱり死のうと思いつつ、乗っていた汽車の中で、「どうぞ、帰りの道中で」と渡されたおにぎりを口に入れた瞬間、あまりに美味しかった。そのとき何かがはじけたようにドッと涙があふれてきたそうです。そしてその方は、、生きる望みをもたれたのだたのこと。柳田邦男さんは、「自分のために、おなかがすいてはと、おにぎりをむすんで、もたせてくれた人がいる」ーそう気づいたんですね、と解説しておられます。
0002  佐藤初女さんのおにぎりには、特別な調味料が使われているわけではないと思います。
 ただ、どんなに疲れているときも、次の日に大切なお働きが控えているときも、目の前の方をひたすら大切に、かけがえのない存在としておもてなしすることを積み重ねた生涯だったそうです。
 「友のために命を捨てる。これより大いなる愛はない」という聖書の言葉を実践された方だったそうです。
  一つ一つのおにぎりを大いなる愛を込めて握っておられたのだと思います。
 マザーテレサのことばを思い出します。
 私たちにおおきなことはできません。できるのは小さなことを大きな愛を込めて為すことです。
  今日も、よい日となりますように。
写真は以前、佐藤初女さんのことが書かれていた『クロワッサン』 から紹介させていただきました。 ありがとうございます。
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