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2016年5月 7日 (土)

『ココロの止まり木』

0004 『ココロの止まり木』
河合隼雄 著
朝日新聞社 2004年5月30日 第1刷発行
  ご存じのとおり、河合隼雄さんは、臨床心理学、カウンセリングの理論的・実践的な大家、そして、元文化庁長官です。 
 難しい論文もお書きになれるに違いありませんが、たくさんんの著書があり、奥深い教養、豊かな力量を土台として、端的で分かりやすい文章で、いろいろなことを解き明かしてくださっています。
 この本・・・まず、題名が、そういう河合さんらしさを感じさせるので、手に取りました。
 「顔」という文から引用いたします。
  ◇   □   ○ ※   ☆
 ユング(心理学の大家 河合隼雄さんもこの流れを汲んでおられます)が1920年ごろ、アメリカ先住民プエブロ族を訪ね、その長老の顔を見て、あまりの気品に心を打たれ、「これだけの顔をしているのは、ヨーロッパにはだれもいない」と感じ、白人の文明を恥ずかしく思ったのはわりに知られている ・・・
    ◇      □     ○     ※      ☆
 うーん、私は初めて知りました。 テレビのコマーシャルだと 「個人の感想です」と字幕が出そうな内容かも知れませんが、なんだか、コンプレックスをぬぐいさってくれることばです。
 この他、フルートに長年親しんでいる河合さんがある会で演奏したところ、あとで「心理学者でも、あがることを発見した」と冷やかされ、それはそれとしてまったく冷静というのでなく「あがりすぎないあがり方」ができる人がほんとうのプロだと私は思っている、と持論を展開している「あがる心理」の項など、楽しみつつ学ばせていただいています。(別の本では、演奏を終えてステージから降りてきて、「楽譜がよく見えず、♯か♭かの区別もつかなかった」とつぶやいたら、「先生、老眼鏡をかけ忘れておられますよ」と言われたと書いてあり、いかにあがっていたかが伝わってきました。講演するときは、あがらず、フルートの時は口が渇いてしまうほどあがるのだそうです。)
 関心がおありのかたは、どうぞ。
 今日も、よい日となりますように。
明日は日曜日。キリスト教会の礼拝にお出かけくださると、あなたを愛している神様が喜んでくださいます。
聖書 「わたしの目にはあなたは貴い。わたしはあなたを愛している」

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