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2016年6月18日 (土)

橘曙覧(たちばな あけみ) 独楽吟

Img_000111 たのしみは朝おきいでて昨日まで無りし花の咲ける見るとき

  この歌は、1994年6月13日、天皇皇后両陛下ご訪米の歓迎式典でクリントン大統領が歓迎のスピーチのフィナーレに引用し、そのことで広く知られることになった橘曙覧の「独楽吟」52首の9首目の歌です。

 「独楽吟」52首すべてが たのしみは で始まって、・・・とき で結ばれているそうです。

 そういうことができるとは、どんなに幸せな生涯を送った人だろうと思われるのですが、家庭では、長女、次女を亡くすなど悲しみが多かったようです。家業を継いだが大きな負債を負って、28歳で隠居。住まいを黄金舎(こがねや)と名付けたのは山吹がたくさん咲いていたことからだそうです。その後も三女を亡くしたり、大病を患ったりしたそうですが、心は、枯らさず、黄金の花を咲かせていたのではないでしょうか。

 書も、独特のあたたかみのある連綿の美しさに特徴があります。 ← これは、写真にある福井市橘曙覧記念文学館刊行の『橘曙覧入門』の受け売りです。

 飛騨高山に本居宣長の門人であった田中大秀(たなか おおひで)を訪ねて、その門人になって学ぶなど学ぶことに熱心な人でもありました。

 正岡子規は、この橘曙覧を高く評価していたそうです。

 橘曙覧の郷里、福井市では、「独楽吟」にちなんで、平成独楽吟を募集する事業が生まれ、20年を越えています。

  関心がおありのかたは、下記のURLをクリックしてください。受賞作が紹介されています。

http://www.city.fukui.lg.jp/kankou/bunka/sinkou/p017140.html

 ※ このブログを書くにあたり、友人である俳人に 上記の資料ほか、いろいろお世話になりました。ありがとうございます。

 さて、 今日はどんな楽しみのとき となるでしょうか・・・よい日となりますように。

 明日は日曜日。キリスト教会の礼拝にお出かけください。

 

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