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2016年7月28日 (木)

『私が語り伝えたかったこと』 河合隼雄

『私が語り伝えたかったこと』  河合隼雄 著

河出書房新社 2014年3月30日 初版発行

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 1928年(昭和3年)にお生まれになった河合隼雄さんは、生涯一教師として生きるつもりで高校の先生になりました。そうしましたら、高校生があまりにもたくさん、いろいろな相談に来るので、そのことを一緒に考えている内に、もっとしっかり勉強しようと決心して、臨床心理の学問を学び、外国に渡ってユングという人の世界を学び、京都大学の先生になり、文化長官になり・・・ということになりました。

 この本には、そのエッセンスが、読みやすく記されています。おもしろい中に多くの示唆が与えられるところ、それが、河合隼雄さんの生き方・著書のすてきなところだと思います。

  ◇      □     ○   ※    ☆

 ある女性校長先生が、朝八時までに登校するという校則を守れるようにしようと、毎朝、校門に立ち、遅れてきた生徒は並ばせて怒っていたそうです。

 ある時、遅れてきた生徒が勢いよくやって来て「先生きれいな服きてはるわ」と言ったそうです。「いいでしょう」と校長先生がつられて答えると、「もう、ほんまにええわ」と言って、そのまますーっと校内に入ってしまったというのです。

 この話を聞いた時は大笑いしましたが、校長先生も、「やられた~」と思わず言ってしまったそうです。先生もやられる時にはやられて見せないといけないと思います。そこがまた面白い。

     ◇      □     ○   ※    ☆

 うーん、人間理解の幅と申しますか、懐が深いですよね。

 明日、もう一つ、この本から紹介させていただきます。

 今日も、よい日となりますように。

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