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2016年8月 5日 (金)

『名著講義』 藤原正彦

『名著講義』  藤原正彦 著  文藝春秋 2009年12月10日 第1刷発行

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 著者は、『国家の品格』がベストセラーになった藤原正彦さん ・・・お父さんは新田次郎さんです。 選ばれた名著12冊の内容をめぐって数学者である藤原さんの学識の豊かさがお茶の水女子大学の学生との率直なやりとりによって縦横に展開されているところがこの本の魅力です。

 20人ほどの学生とのゼミナールのオープンな雰囲気が伝わってきます。選ばれた本の内容、それぞれの著者、世界における日本の在り方などについて、示唆に満ちています。

 『武士道』新渡戸稲造・『余は如何にして基督信徒となりし乎』内村鑑三・『学問のすゝめ』・福沢諭吉などなど12冊にわたる12回の講義が収められています。これらの本の原文を読むことはなかなかできませんが、この本を読むとそれぞれのエッセンスを理解することが出来るように書かれています。

 前書きに、「文藝春秋」誌の女性編集者がジーンズをはくなど十歳ほど若づくりしてゼミに立ち会って録音し、(学生さんとの)「お肌の張りの差に愕然」としたとあります。あっ、これは引用しなくてもよかったかもしれませんが、ゼミに参加した学生さんの発言内容の勢いある若さの一端にふれたつもりです。

 今日も、よい日となりますように。

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