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2016年10月 9日 (日)

『人間、最後はひとり』 吉沢久子

『人間、最後はひとり』 

吉沢久子 著

さくら舎2014年8月12日 第1刷発行

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 書名は深刻そうですが、このお写真の通り、とくに悲壮感を漂わせながら書いておられるわけではなく、淡々と心境・お考えを綴っておられます。

 お若い方は、まだまだ読まなくていい本だとお思いかもしれませんし、それでよいかもしれません。でも、年齢を加えて初めて実感されてくること、たとえば、箸が重くなるとか、体力の過信はケガのもととか、ものと別れるタイミングのことなど、予習することも、お年寄りにどのように寄り添うとよいかが分かって、よいかもしれません。

 引用してみます。

   ◇    □    ○  ※   ☆

 老人心理学、臨床発達心理学を研究されている、河合智恵子さんの本に記されている言葉で、とても印象に残っているものがあります。

「男も女も、結婚していればいつかはどちらかひとりが残されるのは、歴然たる事実だから、このことをライフサイクルに組み入れるべきだ」

 80代で配偶者がいる人は、男性70%に対して、女性は15%と聞いたことがあります。つまり、女性がひとり残される可能性はきわめて高いのです。配偶者に先立たれるのは、もちろん、さみしいことです。でも「ひとりで寂しい」と嘆いているだけで一日が終わるなんて、もったいない。

 ひとしきり哀しみをかみしめたら、「どちらにしても、老後はみんなひとり。寂しさは同じじゃないか」と発想の転換をし、これからの新たな人生を見据えて、プラスになることを考えて生きたほうがたのしいにきまっています。

         ◇    □    ○  ※   ☆

  伴侶を送られたのが66歳だったと思います。それから30数年を生きてこられての言葉ですから、さらっと書いておられますが、中身のある言葉として、響いてきます。

  下を向いて生きるのも、何か、張り合いを見つけて歩むのも、どちらも人生・・・ こんな言葉があります。

 人生は、この世への神さまからの一度きりの招待

 一度きりですから、できたら、前向きに歩みたいですね。

 今日も、よい日となりますように。

 日曜日、キリスト教会の礼拝にお出かけください。

【聖書のことば】

「見よ。わたしは、世の終わりまで、いつも、あなたがたとともにいます。」  

 マタイによる福音書28章20節

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