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2016年10月13日 (木)

『村上春樹 雑文集』

『村上春樹 雑文集』

村上春樹 著

新潮社 2011年1月30日 発行

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 ここ何年か、ノーベル文学賞の候補に村上春樹さんはノミネートされているそうです。もし、受賞されると、川端康成さん・大江健三郎さんに続く三人目の日本人作家ということになるのですが、どうなるかは、今のところお楽しみというところです。

 この本には、未収録・未発表になっていた原稿から選ばれた69篇が収められています。

 短い文の集まりですので、タイトルを見て、拾い読みをしています。『IQ84』が発行されたときには書店にたくさんの人が並んで購入したことがニュースになりました。この本のどこかに42カ国で村上春樹さんの本は訳されて人気を博しているとありました。今は、もっと多くなっているでしょうか。そういう意味でも世界的な作家なんですね。

 この『雑文集』には、若いころのこと、作家になる前に、20代で東京でジャズ喫茶を開いていたこと、どんなメーカーのスピーカーを選んだかということ、ジャズ喫茶を開いたのは、一日中、ジャズを聴いていられるからというのが動機だったこと、時にはピアノに向かって、バッハの「二声のためのインヴェンション」を弾き、肩はこらないけれどこの曲は心身のマッサージの効用があるというようなこと・・・ ジャズのいろいろな歌手・奏者、曲、映画、など幅広くいろいろなことが登場します。 外国の作家の本を原語で読んで、これは、と惹かれた作家、作品があると翻訳することが副業というか、趣味のようになっていることも書かれています。丁寧にアイロンをかけることもおできになるようです。すごい!

 この作家に興味・関心があるかたは、どうぞ ・・・ などと私が言う前に、多くの方々がとっくに読んでおられるのでしょうね。失礼いたしました。

 私は、この方の長編はあまり読んでいないのです。小澤征爾さんや河合隼雄さんとの対談集などは読んだのですけれど。

 大きな山に登るには体力が要るように、この方の長編小説を読むにもエネルギーが要るのでは、と私は勝手に思い込んでいるのかもしれません。

 村上さん自身は、この本で、小説を書くことについて、心地のよい部屋を用意して読者にゆっくりと楽しみ、くつろぐところを提供でき、読み手と自分とが何かを共有し、理解し合えたら・・・そして力を互いに与え合うことが出来たら、というのが自分にとって小説を書くことの意味だと書いておられますので、せっかくの読書の秋、この方の長編を読んでみようかなという気になりかかっています。 どうなりますことやら。

 今日も、よい日となりますように。

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