駅伝
毎年、1月2日と3日に開催される箱根駅伝、今年も素晴らしい熱戦が展開しましたね。
走る距離、競技の形態は異なりますが、一人で長距離を走り通す種目にマラソンがあります。トライアスロンは、長距離走と自転車と水泳という、これはまた、すごい競技ですね。
マラソンは、BC450年ころ、あのギリシャが、ペルシャとマラトンでの戦いに勝って、それを知らせる使者が懸命に長距離を走って、祖国に勝報を伝えたことが起源だと言われています。
1896年、近代オリンピックが開始されたとき、そのマラトンからアテネオリンピック競技場までの約40Kmを走る競技としてマラソンが始まったそうです。
エピソードとしては、第4回のロンドンオリンピックのとき、アレキサンドラ王女が、マラソンのスタート地点をお城から見えるところに設定し、ゴールを競技場のロイヤルボックスの正面にしてほしいと要望し、そのときの距離が現在のマラソンの距離数、42.195Kmが正式に走る距離になったそうです。
ただし、そう決まったのは、第8回のオリンピックからで、それは、ロンドンでの第4回の時に、マラソン種目のゴール直前までトップで走ってきたドランドという選手が、力尽きて倒れ、補助されてゴールしました。ドランド選手は、この後、失格となりましたが、多くの人がドランドの力走に心を打たれたそうです。
この「ドランドの悲劇」が、しばらくの年月を経て、42.195Kmをマラソンの距離数として正式に決定する力となったとのことです。
前置きが長くなりました。人生は、しばしば、そのマラソンにたとえられます。本日の題の「駅伝」は、日本で始まり、今は、かなりの勢いで世界に広まりつつあるようです。 全力で走り、たすきをつなぐ ・・・ 人類の歩みを象徴しているようにも感じられますね。
箱根駅伝には、上り坂あり、下り坂あり、路面が寒さで凍るときもあり・・・いろいろな要素が含まれているところが、すごいですね。今年も、何回か、胸が熱くなりました。
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