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2017年3月 3日 (金)

『下町ロケット』

0002『下町ロケット』

池井戸潤 著

小学館 2010年11月29日 初版第1刷発行

     2016年2月3日 第16刷発行

 池井戸 潤 さんは、1963年(昭和38年)岐阜県生まれとのこと。この『下町ロケット』で第145回直木賞を受賞されました。

 この作品は2015年にテレビドラマ化され、最終回は視聴率22.3%と、好評だったそうです。

 書き出しは、期待された国産ロケットの打ち上げ場面から・・・ところが、打ち上げ失敗。

 その打ち上げに全力を投入していた人たちのその後の人生に、この打ち上げ失敗は大きな変化をもたらしました。

  研究一筋に進んできた佃航平は、責任を取って退職・・・父親の工場ノアと次となります。確かな技術で優秀な製品を作り出す会社として実績を上げてきたのですが、大口の注文先からいきなりの取引打ち切り、時期を合わせたように、ライバル会社から特許侵害の訴訟を起こされ、メインバンクも資金援助を渋るという事態に追い込まれます。

  会社だけでなく、妻にも退職するときに「そんなことで、あなたは夢を捨てるの」と言われ、やがて離婚。

 ところが、ここから大いなる挽回が始まります。それは、割愛させていただて、フィナーレは、再びロケット打ち上げの場面・・・ さて、今度はどうなるのでしょうか。

 大いなる挽回 ・・・ 胸のしこりが小気味よく消えていきます。私はテレビドラマは見損なったのですが、こういうストレス解消の場面が連続すれば、視聴率がどんどん高くなったことも、そうだろうなと、うなずけます。

 離婚した妻が紹介してくれた弁護士がすばらしい活躍をしてくれ、あまり会話できなくなっていた娘との親子関係も光が射してきます。

 作者、池井戸 潤さんの生き方、精神の健康さがうかがわれて、こういう作品は、いいなあと、読んでいて嬉しくなりました。

 皆さまのほうが先にご存じの作品かもしれませんね。失礼いたしました。

 明日も、よい日となりますように。

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