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2017年4月19日 (水)

手紙

 十代のころ、私は封書の手紙を筆まめに書いていました。切手代は10円の時代です。今年の6月から、ご存じの通り、郵便料金が変わるのですね。(こういうときは高いほうへ変わるもののようです。)

 2018年当初の年賀状については、現在の料金で、ということが広報されていますが、郵便事情も変遷してきました。

  さて、月刊誌『短歌』2017年2月号の巻頭に小島ゆかりさんの「手紙」三首と文章が掲載されていました。

 飛ぶ鳥は手紙 まふゆの陽は手紙 じかんは手紙 あなたは手紙

 まだ何も書かぬ手紙が ほんたうの手紙とおもふ 夜の雨音

 娘らがむかしくれたる「おてがみ」を読み返すたび老い深むべし

子どものころどうしても知りたかったこと。それは「白やぎさんからお手紙着いた」と始まる歌で、「黒やぎさんたら読まずに食べた」ので「さっきの手紙のご用はなあに」と手紙を書いた。が、こんどはそれを白やぎさんが読まずに食べて・・・・・・、永遠にこれを繰り返すのである。はたして、はじめのやぎさんの手紙には何が書いてあったのか。子どもの笑い話のようで、意外にも深い寂しさが残る。だから、いまも気になる。

   ◇     □       ○      ※     ☆

  ヘレン・ケラーさんは、ひとりひとりが 心を込めて この人にと思う人に手紙を書いたら、世の中は どんなに明るくなることでしょう と書いておられます。

 味わいはそれぞれ持ち味がありますが、電話やE-mail などでもそうした役割を担えるところがあると思います。

  今日も、心を伝え合うよい日となりますように。

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コメント

今はEメールなど機械で連絡をする時代になってしまいましたね。料金や速度の便利さは確かにありますが、文字も絵もあたたかみはやはり手書きに勝るものはないですね。いざという時、簡単な漢字を忘れて書けないと思うこともしばしば。
我が家の娘たちは、日本郵政が行っている「青少年ペンフレンドクラブ」に入会し、全国の会ったことのない同年代のお友達と文通をしています。多いときは1日に5〜6通返事が届いて、学校の宿題の後、忙しくも楽しく返事を書いています。
  人に関心を持ち、自分の思いを文字に書く素敵な楽しみだと思って見守っています。神様が造られた心と心の触れ合いは、機械的文字ではなく、神様によって与えられた手によって書く文字の方が、より愛が届くように思いますね。
それにしても郵便料金が6月に変わることは、このブログで知りました。ありがとうございます!

※ ムーミンパパより
 コメントありがとう。
 郵便を通じて、いろいろな友だちとやりとりできるは、楽しいことですね。私も6年生か中学1年生の頃、ペンフレンドとかいうのを雑誌を通して知り、「必ず返事を書きます」と掲載されていた子にハガキを送ったことがあります。同学年の男子でした。確かに届いた返事のあまりの達筆さに文字に自信のなかった私は、早々に交流を切り上げてしまいました。(^0^;)
  肉筆には、他のものに代えがたい良さがありますね。外国の大学教授が、学生が手書きのレポートを提出しにきたのを手にして、「おお、手書きだ!久しぶりだ」と喜ぶのを、ちょうど訪れていた日本人のゲストが見て、ああ、そういう感性が外国の人にもあるのだとある本に書かれた文章を思い出しました。 よき成長の糧となりますように。

投稿: rommy | 2017年4月20日 (木) 12時03分

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