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2017年5月31日 (水)

絵に描いたような幸せ

 昨日の『残月』 みおつくし料理帖 8 (高田 郁 著)のりうさんの語った「絵に描いたような幸せなんて、ありゃしませんよ」という言葉で、以前にこのブログでも紹介させていただいたひびの入ったリュートの話を思い出しましたので、改めて書かせていただきます。

0001『魂のカルテ』

工藤信夫 著

いのちのことば社

1984年10月8日 発行

 という本の人生の音色 ・・・苦しみは恵みの機会 という章から引用させていただきます。

  ◇   □   ○  ※  ☆

リュートという、ギターに似た楽器のことを最近聞いた。14-17世紀に発達した楽器であるが、その魅力ある音色がどうして出来たかということである。

 ずっと昔、風化作用というか、古びたリュートの胴部にひび割れができた。すると、その音色が新鮮で、もっと美しい音質のものに変わったのである。そのうわさはすぐに広まった。それ以後、リュート作りの職人たちは、楽器にひびを入れる工夫をし、場合によっては、石でたたいたりしたという。

  ・・・ 私たちは、苦難や災難を求めなければいけないというのではない。しかし、苦難に見舞われたとき、そしてそれはたいていのひとに訪れるものであるがあ、その苦難と取り組むことを言いたいのである。・・・神は、そのひび割れを通して、その生涯に比類のない美しい音色を醸し出そうとしておられるのであれば、私たちは自らの運命をしっかりと受け止め、生きていく勇気を見出したいと願います。そして、これこそ、人間のなし得る名誉ある決断であり、同時にそれは自分自身を愛し人生を大切にするということにほかならないもののように思われます。

           ◇   □   ○  ※  ☆

  今日も、よい日となりますように。

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