« 『俳句は下手でかまわない』 2 | トップページ | 『三陸わかめと昆布』 ー 浜とまちのレシピ80 ー »

2017年7月24日 (月)

日野原重明医師と小林 凛少年

 先週、日野原重明医師が105歳で天に召されました。

 若き俳人、小林 凛くん(2001年5月生まれ)は、励ましてくれた日野原先生に2011年、こんな俳句を贈ったそうです。

 百歳は僕の十倍天高し

  年齢に大きな開きのあるこのお二人でしたが、俳句を通じて豊かな心の交流があったのですね。 先週のNHK教育テレビでそのことが放送されていて感銘を受け、下記の本を借りてきました。

0003_2『ランドセル俳人の五・七・五』

小林 凛 著

ブックマン社

2013年4月18日 

初版第1刷発行

 凛君の句には、小さな生命への温かいまなざしが感じられる作品が多くあります。

春の虫踏むなせっかく生きてきた

捨てられし菜のはな瓶でよみがえり

虫捕れば手の甲春が叩きけり

☆ 今年初めてのてんとう虫を見つけました。捕まえようとすると逃げます。やっと出てきた虫を捕るな、と春に手を叩かれたような気がしました。

抜け殻や声なき蝉の贈り物

 ☆ 小学三年生の夏休み、公園で拾い集めた蝉の抜け殻を祖母が「捨てて」と言ったときに凛君は譲らず、「一句出たら置いといてもいいよ」と言われて即興で詠んだ句だそうです。

羽化したるアゲハを庭に放ちけり

ななかまど燃えたくなくて実を揺する

 ☆ ななかまどの木は七度竈(かまど)に入れても燃え残ると言われるほど、燃えにくいことから名前がついたことを知りました。

木守柿飢えし野鳥を待ちにけり

  こんな大きな句もあり、脱帽いたしました。

  紅葉で神が染めたる天地かな  (9歳での作)

  凛君と日野原重明先生、それに象徴される出会い、豊かな成長、実りがきっとたくさんあることに思いを馳せ、感謝の念が湧いてきました。

 凛君、元気でますます成長なさってください。 日野原先生、ありがとうございます。私もたくさん学ばせていただいております。励みます。

 今日も、よい日となりますように。

 

|

« 『俳句は下手でかまわない』 2 | トップページ | 『三陸わかめと昆布』 ー 浜とまちのレシピ80 ー »

コメント

我が家の次女は、今日、ひさしぶりに思いつきの五七五を食事しながら言ってました。笑 凛くんのような素晴らしいものとは程遠いですが、日常の思いを短くまとめるすてきな術ですね。この本読んでみたいです。R

※ ムーミンパパより
コメントありがとうございます。 五七五が、自然に出てきていたのですね。 おお、それは嬉しいNEWSです。小さなノートに ←つまり、ページ数がどんどん進むように メモするようにすると励みになるかも知れません。 凛くんの場合は一句彼が作ると、お母さんとお祖母さんがダンスして喜びを表したそうです(^ー^) 楽しみですね。

投稿: rommy | 2017年7月24日 (月) 21時19分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 日野原重明医師と小林 凛少年:

« 『俳句は下手でかまわない』 2 | トップページ | 『三陸わかめと昆布』 ー 浜とまちのレシピ80 ー »