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2017年8月 5日 (土)

『俳句の海へ 言葉の海へ』

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『俳句の海へ 言葉の海へ』

寺井谷子 著

日本放送協会

2007年1月20日 第1刷 発行

 寺井谷子(てらい たにこ)さんは、ご両親が俳人 ・・・ 横山白紅さん・房子さん・・・で、10歳から俳句を始められたとのこと。

 NHKテレビの「俳句俳壇」で選者をされた3年間にお話しされた内容をこの本にまとめられたそうです。

 そのころで毎月約7000枚の葉書が寄せられていたそうで、一句一句をその方のその時の「命」と思って向き合い、選句されたとのことです。

  印象に残ったこと

・歳時記は言葉の森

・歳時記の「季題解説」「季語解説」は、歳時記を編んだ「先を行く人」からの手助け。これは、季語の本意・本情といわれ、季語のもつ力を解説したものですが、それを丁寧に読みとることは、日本の歴史や文化を再認識することにつながりましょう。

 ↑

※ このことに関連して、わたしは「薬玉」(くすだま)の名の由来をこの本で知りました。 運動会などで割る薬玉は、本来は各種の香料を袋に入れ、ヨモギやショウブなどを添えて五色の糸を垂らした邪気払いのためのもので、古くは「長命縷」(ちょうめいる)と呼ばれ、端午の節句に飾られたものだそうです。

 こうした由来から、夏の季語とのこと。

 巻末の寺井谷子さんの自解 四季36句 の夏の句から 海と山の句を引用させていただきます。 

  ゆうずつや港ホテルの金魚玉

  「ゆうずつ」は夕星。どこの港でもよいが、リゾート風の瀟洒(しょうしゃ)なホテルに漂う夕べの潮の香。飾られた金魚玉の中の金魚がゆらりと動く。そろそろ納涼船もでる頃か。

 若きらに杉の香りのバルコニー

  山の避暑地を訪れた。杉の香の高い真新しいロッジが並び、バルコニーからは若い人達の元気な笑い声が聞こえた。見上げれば杉木立の上に広がる夏の空の青さ。

    ◇    □    ○    ※    ☆

  ちゃっかりと、上記の句を暑中見舞い代わりとさせていただきます。

  今日も、よい日となりますように。

  明日は日曜日。キリスト教会では神様に礼拝が献げられます。よろしければ、どうぞ。  

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