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2017年8月20日 (日)

『ゼロから始める人の 俳句の学校』

0001  昨日は、語呂合わせもあって、819・・・俳句の日でした。ほかにも由来があるのかもしれませんね。

 こんな本を読んでみました。

『ゼロから始める人の 俳句の学校』

執筆者 清水 潔  フリーライター

講師 金子兜太 俳人

    石 寒太  俳人

実業之日本社

2001年9月26日 初版第1刷発行

 書名に、「ゼロから始める人の」、とありますがゼロどころかマイナスから始めるような感のあるムーミンパパは、まず、前書きにひかれました。

 はじめに 十万時間の自由時間

とあるのです。

 ◇   □  ○ ※  ☆

 はじめに 十万時間の自由時間

 日本人のサラリーマンが、定年まで40年間働くと、残業時間を含めておよそ十万時間になります。(通勤時間などは含まない)

 ・・・ 80歳を超える平均寿命を考えると、定年後、睡眠や食事、入浴などを除いた残りすべての時間が、これまた、およそ十万時間なのです。

  ◇   □  ○ ※  ☆

 親や、身内の介護、自身が病気になった場合などで自由時間に違いは出てくるでしょうが、とにかく自由時間をどのように自分らしく過ごすのか、それを充実するための一つとして、俳句もいかがですか、なかなかいいものですよ、というのが、この本のスタンスです。

□ 孤独を自覚するところから表現は始まる

□ 自己主張できる人がいいものを創る

□ 詩は、一番よい言葉の一番よい組み合わせ

 など、心に響くことばが 書かれています。

 講師となっている金子兜太さん、石 寒太さんは、ともに加藤楸邨さんを師としたかたですが、この本の第七章 課外授業 座談会では 「自分にとってよい俳句の先生はどういう人か」を、それぞれの若いお弟子さんたちも交えて伸び伸びと語っておられ、この本の特色の一つとなっています。

 金子兜太さんは、加藤楸邨さんを人間的に大好きですが、俳句としては中村草田男さんに惹かれ、両方の句会に出ていたそうです。兜太さんは、この本で次のように話しておられます。

    ◇   □   ○   ※  ☆

 楸邨さんは自分の弟子の句を絶対に直さず、上手になろうと下手になろうと、そんなことは構わない。それでダメならダメ。優遇はしないけれども、直しもせぬ。そういう人だった。ある時期までの楸邨さんの句はそれほど好きじゃなかったし、楸邨さんも兜太さんの句をあまり好きじゃないらしくて出せども出せども上の方に出してくれないので「寒雷批判」という文を書きたい、先生の選に異存があると乗り込んだら、「ああ、書いてみたまえ」と言われ、オッと思って張り切って書いたら「じゃ、これ雑誌に出しましょう」と載せてくれて、楸邨っておもしろい人だなと思ったそうです。

    ◇   □   ○   ※  ☆

 こういう開かれた人間関係って、すてきですね。

  句会で学ばせていただき、上記のような俳句の手引きの本を読み、テレビのプレバトなどを視聴しながら、わたしの最近の句はこんなふうです。

  連作は ダメよとゴーヤ ストライキ

  長く続けてきているこのブログ・・・このブログにも連作障害が現れてきているのではないでしょうか。  訪れていただいている方々にお礼申し上げます。 

  今日も、よい日となりますように。

  日曜日。キリスト教会では礼拝が献げられます。

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コメント

金子兜太さん、俳句はよくわかりませんけれど、
私も人間が好きです。いいお話をありがとうございました。
  私は毎日(連日)、このブログを訪問させて頂き楽しませて頂いています。素敵なお話、ユーモアにも感心致します。
でも連作も、お休みも、ご自由に、お疲れにならないようにと思います。

※ ムーミンパパより
  コメントありがとうございます。できるだけ鮮度を保つためにも、新しいことに挑戦する自分でありたいと思います。
 芭蕉さんは、「昨日の我れに飽くべし」とおっしゃったそうです。うーん、やっぱりすごいかたですね。

投稿: 敦子 | 2017年8月20日 (日) 14時51分

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