« 秋晴れ 岐阜城 鵜飼大橋 | トップページ | 菊 香る »

2017年10月28日 (土)

フジコ・ヘミングさん

0002 『たどりつく力 フジコ・ヘミング』

幻冬舎 2016年5月30日 第一刷発行

 12月16日に、岐阜市の清流文化プラザでフジコ・ヘミングさんのコンサートが開かれます。

   ピアニストのフジコ・ヘミングさんは、お父さんは画家・建築家のスウェーデン人、お母さんの大月投網子(とあこ)さんはピアニスト。

 お父さんがデザインしたマレーネ・デイートリッヒ主演の映画「上海特急」のポスターは、フジコさんの誇りだそうです。 お父さんの資質を受け継がれたのか、絵も描かれ、ご自分の衣装も自分でデザインして作っておられるとのこと。

 お母さんのレッスンは厳しくて、怒濤の攻撃のような叱責の連続だったそうです。 後に出会ったクロイツァー先生がフジコさんの演奏をほめてくれたとき、「私が子どもだから、まずはほめてくれているんだわ」と思ったほど、お母さんの罵倒の中で育ったのですね。

  ベルリン、ウイーンに留学させてもらったものの、お金がなくて、お母さんに「クリスマスなのに砂糖水しか飲めない」と手紙を書いたら、「何を贅沢なこといってるの。こちらは、塩をなめて、あなたにお金を送っているのよ」と返事が来たそうです。

  でも、今は感謝し、現在の自分の演奏を一番聴いて欲しい人は、お母さんだそうです。きっとボロクソに言われるだろうけれど、聴いて欲しいのだそうです。

  この本には、私はクリスチャンなので、天国で母に会えると信じている、とはっきりと書いておられます。 聴力がかなり失われていることも、何回も苦境に陥ったことも、神様を信じているから乗り越えてこられたということも書かれています。

  外国では貧困に耐えてピアノの学びを続けたので、苦しんでいる人たちに自分のできるだけの手を差し伸べるフジコさんです。 NHKの放送番組では、空腹の時の一個のリンゴがとても美しく画面に登場していましたね。

  ドイツで生活していたとき、ロマ(以前はジプシーと呼ばれていました)の子に乞われて、銀行でおろしたお金から20マルクをあげたら、ほしいと思っていたセーターが翌日20マルク値下がりしていたそうで、神様からのごほうびだと思ったことが書かれています。

  小さな教会に、ピアノを寄附したり、難民のために尽力されていることも、この本で初めて知りました。  猫を35匹、世話しているのも、見捨てておけない性分だからだそうです。

 さて、こうしたことの書かれている本をここまで読みながら、12月16日のフジコ・ヘミングさんのコンサート・・・パリに住んでいるフジコさんの岐阜での生演奏、この機会を逃したら、次はないかもしれないと思いながら、いくかどうか考え中です。

 今日も、よい日となりますように。

 明日は日曜日。キリスト教会では、神様に礼拝が献げられます。

 

|

« 秋晴れ 岐阜城 鵜飼大橋 | トップページ | 菊 香る »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: フジコ・ヘミングさん:

« 秋晴れ 岐阜城 鵜飼大橋 | トップページ | 菊 香る »