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2018年1月10日 (水)

『日本人よ!』 イビチャ・オシム監督 著

0001『日本人よ!』 

イビチャ・オシム監督 著

長束泰行 訳

新潮社

2007年6月30日

  イビチャ・オシムさんは、日本代表チームを率いたことのあるかたで、サッカーフアンの方はよくご存じだと思います。

 特にサッカーフアンではない私が、オシムさんに関心を持ったのは、まず、そのお名前からです。

  岐阜県の揖斐郡のお茶は美味しいのでよく知られています。 揖斐茶ですね。  そうです、イビチャ・オシム監督と聞いたとき、連想したのが揖斐茶です。

 美味しい「揖斐茶」を飲み干してしまうのはもったいないので、「惜しむ」 → イビチャ・オシム監督 というふうに、ムーミンパパの頭では自然にたどり着いてしまうのです。

  それは、ともかく オシムさんは、サッカー選手になろうか、数学者になろうかと迷ったほど、数学が好きで、得意だったのだそうです。

  とても、理路整然とした文章がこの本にも綴られていて、もし、この人が日本の国会議員になって政治に携わったら、サラエボ生まれということでたくさん味わってこられた苦しみ、悲哀などを糧に、ひと味もふた味も深い政策を打ち出し、国家の一大事を成し遂げるのではないかと、私は思っているほどです。 ご病気でサッカーの日本代表の監督を退陣されたのは、何とも残念なことでした。

 巻頭の言葉から

 今の日本人が勤勉であるかどうかは疑問だ。現在、日本人は非常に高い生活水準を保っているが、それは勤勉だった先代が作ってきた生活水準を今の人が享受しているだけなのではないか。  ・・・10~12時間働くことが勤勉であるという意味ではない。12時間オフィスに座っているより、1時間だけ勤勉に働いていた方が良いっていう時もある。

 ◇ オシムさんは、試合後のジャーナリストのインタビューの時間も、質問者たちを育てる機会として視野に入れていた ・・・その日の試合の重要なポイントを捉える力を記者たちは次第に高められていった ・・・これは、すごいことではないでしょうか。 

  何だか、説得力のある展開を私はできていません ・・・ もし、図書館などで、オシムさんの著書に出会われましたら、手に取ってパラパラとご覧になってください。 きっと、サッカーという枠を越えて、世の中のことに目を開かれる文章に出会えると思います。

 今日も、よい日となりますように。

 

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