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2018年1月17日 (水)

〝母〟をうたった詩 二つ

 〝母〟の詩を 二つ 掲載させていただきます。

 まず、八木重吉さんから

 「母をおもう」

けしきが

あかるくなってきた
 
母をつれて てくてくあるきたくなった
母はきっと
重吉よ重吉よ と
いくどでも はなしかけるだろう

 次に、三好達治さんです。

母よ――
淡くかなしきもののふるなり
紫陽花いろのもののふるなり
はてしなき並樹のかげを
そうそうと風のふくなり
 

時はたそがれ
母よ 私の乳母車(うばぐるま)を押せ
泣きぬれる夕陽にむかって
轔轔(りんりん)と私の乳母車を押せ
 

赤い総(ふさ)のある天鵞絨(びろうど)の帽子を
つめたき額にかむらせよ
旅いそぐ鳥の列にも
季節は空を渡るなり
 

淡くかなしきもののふる
紫陽花いろのもののふる道
母よ 私は知っている
この道は遠く遠くはてしない道

  ◇    □    ○   ※   ☆

  1月15日(月)冬の厳しい気候の中、好天に恵まれて、飛騨高山の母の顔を見に行ってきました。あまり ゆっくり話せない状況でしたが、笑顔を見せて喜んでくれました。

 やはり、〝母〟は、特別の存在ですね。

  そういう思いでふれる母の詩は、心に沁みてきます。   

  今日も、よい日となりますように。

 

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