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2018年3月23日 (金)

宮下奈都さんのユーモア

  昨日の『窓の向こうのガーシュウイン』 宮下奈都 著に、主人公がホームヘルパーとして訪れ、世話をする 「先生」と呼ばれている登場人物が、こんなふうに歯を磨く場面があります。

  主人公が帰る前にあいさつをしようと母屋に顔を出すと、先生は歯ブラシをくわえていた。・・・ そして静かにくわえていた歯ブラシを突然激しく動かして、水しぶきが飛び、歯茎が傷むのではと心配になるくらいに歯磨きをしました。

  主人公が、歯磨きの途中で手を止めていた理由を尋ねると、先生は「聞かれては困ります。小さな声で」・・・と前置きして、「ああやって手を止めて、油断させるのです」・・・「誰を油断させるのですか」 声を潜めて「む、し、ば、き、ん」

 つまり、もう歯磨きが終わったと油断させて 虫歯菌が顔を出したところを襲撃して退治する というのですね。

  作家 宮下奈都さんのユーモアが発揮されているところだと楽しみました。

  この作品には、絵や写真にどんな額縁が合うかを考えて選んだり、作ったりする額装という仕事が登場しています。

  宮下さんは、音楽にも造詣が深く、次のような作品も世に送り出しておられます。  よろしければ、どうぞ。0002

『終わらない歌』

実業之日本社

2015年10月15日 

初版第1刷発行

※ 好評を博した『よろこびの歌』という青春音楽小説の続編とのことです。

 今日も、よい日となりますように。

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コメント

日々の暮らしの中にユーモアがあることは大切で素敵です!
ブログを通して心に響くお話をありがとうございます。

※ ムーミンパパより
  コメント、ありがとうございます。図書館で、ふっと目が行き、出会った宮下奈都さんの本、二冊 ・・・楽しみつつ 読んで、 おお、もう夜中だ と気がつき ・・・ という具合でした。 世の中には、まだまだたくさんの著者 本が あることを思うと、幸せな思いになります。
  今日も、よい日となりますように。

投稿: ディンブラ | 2018年3月23日 (金) 09時40分

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