« 雨のち晴れ  | トップページ | 『はだれ雪』 葉室麟 »

2018年3月26日 (月)

ウイーン国立歌劇場の合唱団員 アンネット 一恵 ストウルナートさん

 3月21日のNHKテレビ プレミアムカフェで、「ウイーンの日本人歌手 最後の舞台」が放映されました。2010年に放映された番組の再放送だそうです。

  アンネット 一恵 ストウルナートさんは、世界で一番美しい合唱団と呼ばれるウイーン国立歌劇場の合唱団に東洋人としては初めて入団し、72歳で退団するまで39年間活躍なさったたかたです。 番組では、そのラストステージにいたるまでが紹介されていました。

 私が大きな感動を受けたのは、アンネットさん・・・イタリアの方と結婚したときに、自分で一番気に入った名前を付けたそうです・・・と指揮者、カラヤンの出会いのエピソードです。

  入団以来、アンネットさんは、いじめを受けていたそうです。何と3年以上・・・。  1975年のこと、指揮者カラヤンがやってきて、練習中に集中力の感じられなかったアンネットさんに声をかけました。 「どこの国から、あなたは来たの?」 「ヤーパン 日本です。」 「おお、東洋の遠い国から来て頑張っているんだね」 カラヤンは、アンネットさんの肩に手をかけ、励ましてくれました。

  入団して、初めて はじめて優しい言葉にふれて 一度に力が抜けて座り込んだアンネットさんから、カラヤンは全てを察したようです・・・支えて立たせ、大きな声ではっきりと「何か、困ったことがあったら、私が力になるから」 そして「遠い国から やってきて 一生懸命頑張っている人と一緒に舞台を創り上げていけるのはすばらしいことじゃないか、なあ、みんな」 という意味のことを合唱団員に言ってくれたのだそうです。

 翌日から、ぴたっといじめは止んだそうです。

   カラヤンは、合唱団の最前列でアンネットさんを歌わせたり、長女の名付け親になってくれたりしました。  番組では、カラヤンの生まれ故郷ザルツブルグをアンネットさんが訪れて、お墓にカラヤンの大好きだった花、カサブランカを涙ながらに捧げるシーンがありました。

  すてきな番組に出会ったので、その感動をお分かちさせていただきました。

  今日も、よい日となりますように。

 

 

|

« 雨のち晴れ  | トップページ | 『はだれ雪』 葉室麟 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ウイーン国立歌劇場の合唱団員 アンネット 一恵 ストウルナートさん:

« 雨のち晴れ  | トップページ | 『はだれ雪』 葉室麟 »