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2018年5月16日 (水)

『ピアニストだって冒険する』 中村紘子さん

0004『ピアニストだって冒険する』 

中村紘子 著

新潮社 2017年6月30日 発行

  1944年生まれの中村紘子さんは、中学3年生で日本音楽コンクールで史上最年少で第一位特賞を受賞 その翌年、NHK交響楽団の初の世界一周公演にソリストとして同行。  第7回ショパン・コンクールで日本人初の入賞、併せて最年少者賞を受賞という快挙をその出発から、為し遂げられました。

 難民を助ける会、日本赤十字社などを通じてボランティア活動も積極的にされ、2016年7月26日、惜しまれながら逝去されました。

  中村紘子さんのピアニストとしての卓越した実力、そして音楽だけでなく世界各国についての歴史的な理解、見識の深さと行動力を知る人は、ぜひ彼女に文化庁長官をと強く願っておられたと、何かの本で語っておられました。

 

 本書では、二つのこと・・・ピアノを弾くための身体全体の鍛錬の大切さ浜松国際ピアノコンクール、そして浜松国際ピアノアカデミーを通じて、国内外の若手ピアニストの育成・紹介に長年努められたこと、そこで出会った人たちのことなどが特に心に伝わってきました。

        ◇    □    ○    ※   ☆

  最初の身体全体の鍛錬のことでは、「手を痛めるとよく分かるが、弾いていて痛みを感じるのは、フォルテのコードを弾くときではない。繊細なピアニッシモを弾くときなのだ。つまり、美しい繊細な響きを作り出すには、鍛え上げられた強靱な筋肉の細やかな動きが必要なのである」という言葉が印象的でした。ピアノのことだけでなく、いろいろなことへの広がりを感じさせられる言葉だと思うのです。

 もう一つのことについては、明日、書かせていただきます。

 今日も、よい日となりますように。

 

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