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2018年7月 6日 (金)

『老いの僥倖(ぎょうこう)』

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『老いの僥倖(ぎょうこう)』

曾野綾子 著

幻冬舎

2017年9月30日 第1刷発行

 年齢を加え、死を迎えることには、寂しい面もあります。80代半ばの曾野綾子さんは、もちろん、そうした面について体感しておられますし、昨年は、伴侶、三浦朱門さんが天に召されました。

  けれど、やはり、今までの曾野綾子さんらしく、無理せず、自分で在り続けておられます。三浦朱門さんを看取ったことも、明るく書いておられます。

 老いの僥倖 ・・・ こういう書名で本を出せる人は やはり 曾野綾子さん以外には、 ちょっと思い浮かびません。

 この本の章の名前をピックアップしてみます。

 第三章 年を取るほど快楽は増える

 第四章 不運と不幸は後になって輝く

 第六章 もういやなことを考えている暇がない

 第七章 老いの試練は神からの贈り物

  少し、引用紹介させていただきます。 

  ◇   □   ○  ※  ☆

荷を下ろせばさわやかな風が優しく慰めてくれる

 老年や晩年の知恵の中には、荷物を下ろすということがある。達成して荷を下ろすだけではない。未完で、答えが出ないまま、終着点でなくても荷物を下ろす時がある。普通人間は荷物を下ろす時には、必ずその目的を達成し、地点を見定めて下ろすものなのだが、死を身近に控えれば、そのような配慮はもう要らなくなる。

 そっと人目を避けて木陰で荷物を下ろせば、さわやかな微風がきっと私たちの汗ばんだ肌を、優しく慰めてくれるものなのだ。

   ◇   □   ○  ※  ☆

 ちなみに、曾野綾子さんは50歳になった時から、毎晩一言「今日までありがとうございました」と言って眠ることになさったそうです。これは、たった3秒の感謝だが、これでその夜中に死んでも、一応のけじめだけはつけておけたことになる と。 うーん、曾野綾子さんは、どこまでも曾野綾子さんらしいかたですね。

 よろしければ、どうぞ。

 雨が降り続いていますけれど、今日も、よい日となりますように。

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