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2018年9月14日 (金)

障害のある人の強さ

 岐阜新聞2018年8月31日朝刊から 「初めての給料」 ー労働は社会とのつながりー  ※ 画像をクリックしていただくと大きくなると思います。

0007 この記事の結びの「よく障害者は社会的な弱者だと言われるけれど、彼らは本当に強い人たちです。・・・私はそれまでの固定観念がことごとく崩されました」という文章が心に響きました。

 私は、大学での専攻は国語教育でしたが、特別支援教育(当時は特殊教育と呼ばれていました)で熱い講義をなさる先生がおられると耳にして、その先生の講義を受講しました。

 講義の第一声は「教育は人間を人間たらしめるものと定義するならば、特殊教育は、まさにその原点に位置するものといえます。」でした。心が震えました。

 その先生、柚木馥先生は、講義だけでなく、大学の砂場でひとりの子どもに寄り添っておられる姿も見かけましたし、特殊学級・養護学校の卒業生が働く場を作ることにも精力的に働かれました。

  ずっと後になってお目に掛かったとき、にこにこしておられ「働いてパンやクッキーを喜んで食べていただき、そのお金を貯めて、みんなでハワイ旅行をしようと歩んできたその夢が実現するんだ」と語られました。

 不肖の教え子ではありますが、本当にすばらしい師との出会いでした。

 柚木先生を海にたとえるならば、私は小さな杯をひっくり返したその底面のくぼみともいえないほど小さな器です。

 私は、教師になった最初の三年間、白川町の白川中学校で特殊学級の設立を和田三里という校長先生にご指導いただきながら進め、誕生したそのクラスの担任として歩みました。

 長男が生まれて間もない頃、教員住宅に遊びに来た教え子が、乗り物絵本を「先生のお子さんに」 とプレゼントしてくれました。 彼は新聞配達をしていて、手にしたお金の中からその絵本を贈ってくれたのです。 今から思っても、頭が下がる思いです。 彼は今、愛知県で働いていて、奥さんと会いに来てくれたこともあります。 駅で待っていた私を「あの人が先生じゃない?」と彼よりもさきに初対面の私を奥さんが見つけてくれたことも、懐かしい思い出です。

  今日も、よい日となりますように。


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