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2018年10月10日 (水)

『うつわの歌』 新版  2

0007
 写真はこの本の口絵、神谷美恵子さんです

 この本の表題となった詩を引用させていただきます。

うつわの歌 (1936.12.3)

 私はうつわよ、

 愛をうけるための。

 うつわはまるで腐れ木よ、

 いつこわれるかわからない

 でも愛はいのちの水よ

 みくにの泉なのだから

 あとからあとから湧き出でて、

 つきることもない

 うつわはじっとしてるの

 うごいたら逸(そ)れちゃうもの。

ただ口を天に向けてれば、

流れ込まない筈(はず)はない。

 愛は降りつづけるのよ、

 時には春雨のように、

 時には夕立のように。

 どの日も止むことはない。

 とても痛い時もあるのよ。

 あんまり勢いがいいと。

 でもいつも同じ水よ、

 まざりものなんかない。

 うつわはじきに溢れるのよ、

 そしてまわりにこぼれるの。

 こぼれて何処へいくのでしょう、

 ーそんなこと、私知らない。

 私はうつわよ、

 愛をうけるための。

 私はただのうつわ、

 いつもうけるだけ。

 ◇   □   ○   ※   ☆

 三浦綾子さんが書名にされた聖書からの言葉、「この土の器をも」と通う心を思います。

 引用させていただいて、ありがとうございます。

 今日も、よい日となりますように。 

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