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2018年10月29日 (月)

『もしも君に会わなかったら』

0003_3『もしも君に会わなかったら』

早乙女勝元 著

新日本出版社

2014年9月15日 初版

昨日に続き、早乙女勝元さんの本。

こちらは、奥さん、そして子どもさんとの歩みが書かれています。

 奥さんの直枝さんとの出会い、お子さんが三人生まれたこと、葛飾区のバラックに住んでいた頃、まだ有名でなかった山田監督と交流が生まれ、訪れた山田監督を柴又の帝釈天に案内したこと・・・このことが「男はつらいよ」につながっていくことは、まだ誰も思っていなかったそうです。

 線路の枕木で家を建てよう、と電車の窓から線路ぎわの空き地に山積みされている古枕木を見ていて思いつき、それを実行に移されたそうです。

0002 長さ2.2メートル、幅20センチ角の栗の枕木 600本・・・特別に払い下げてもらえることになって、上の写真のように建て上がったときにはテレビや雑誌で紹介され、多くの人が写真を撮りに来たとのこと。

 妻となった直枝さんは結婚後にこう語ったそうです。「あなたのところへくれば(早乙女という苗字になって)一生死ぬまで、乙女でいられるってわけよね」

 明るく笑う方だったそうです。

 その奥様が、朝は元気だったのに、夜の会合先で倒れ、連絡を受けて駆けつけた早乙女勝元さんは病院の霊安室で再会することになってしまわれたことが、本書に綴られています。

 ホスピスに長年勤められたお医者さんが、「生きることの先に死が存在する、と思いがちです。けれど、毎日生きていることと死ぬことは表裏のように切り離せないものだと私は感じています」とお話しされたことを思い出しました。

 七歳年下の伴侶に、突然先立たれた虚しさと寂しさの底で早乙女さんは眠れなくなりました。悩んだ末に、若き日の奥さんとの邂逅を回想することになさって、この本が生まれました。

 昨日記しましたコスタリカのことは、奥様が知り、そのことから発展してご夫妻はお子さんとも一緒にコスタリカ探訪に出かけ、コスタリカの元大統領の自宅で面談なさることにもなりました。

 ◇   □   ○  ※   ☆

 よろしければ、お読みください。

 今日も、よい日となりますように。

 

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