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2018年10月28日 (日)

『その声を力に』 早乙女勝元さん

0002『その声を力に』 

早乙女勝元  著

新日本出版社 

2018年5月30日 初版

 戦後最初のヒット曲♪「リンゴの唄」を歌った並木道子さんは、戦争でお父さんと次兄、そして1945年3月10日の東京大空襲でお母さんを亡くされました。

 ♪「リンゴの唄」の万城目さんは、明るく歌ってほしいと並木さんに言いました。

 その東京大空襲に遭って家族で命からがら逃げ回った体験などがこの書には書かれています。

 心に残ったのは、コスタリカという国のことです。

 コスタリカの子は「ぼくたちの国はね、センソーはしないんだ。兵隊さんがいないんだから」と自慢げに語るのだそうです。

 コスタリカは、1949年の新憲法制定時に軍隊を廃止したのだそうです。『最新世界現勢96』によると、人口307万人 ひとり当たりのGNPは2380ドル。平均寿命 男性72歳 女性78歳 識字率 93%

 内戦続きの隣国ニカラグアは国民ひとり当たりのGNPは330ドル 平均寿命 男性61歳 女性66歳。  大砲が太ればバターは減るということが感じられる。

 ◇   □   ○  ※  ☆

 コーヒー農園で働く青年との会話から ・・・

「コスタリカには軍隊がないので、徴兵制もないから、安心して働けるんですよ。コーヒーもいい味だと思います。

「軍隊なしで、不安はないの?」

「ありません。・・・こちらからどこかの国を攻撃することは絶対にあり得ないから。 他国になんの脅威も与えないバナナとカカオくらいの小国に、殴り込みにくる国はないし、そんなこと国際社会が認めませんからね」

 コスタリカのアリアス元大統領は、中米和平をまとめてノーベル平和賞を受賞。そして2017年、国連の場で「核兵器禁止条約」のまとめ役を務めたのは、コスタリカのエレン・ホワイト大使・・・122カ国が採択したこの条約に日本は不参加。

 何という大きな開きでしょう。 日本も、コスタリカのように子どもたちが誇れる国と なりたいと思います。

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