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2019年1月19日 (土)

『かちがらす -幕末を読み切った男ー 』

0002_2『かちがらす  -幕末を読み切った男ー』

植松三十里(うえまつ みどり) 著

小学館 2018年2月27日 初版 第1刷発行

  明治政府の重職を占めたのは「薩長土肥」 と小学校・中学校の歴史の時間に習った記憶があります。薩摩・長州・土佐 ・・・さて肥は? → この本を読んで肥は「肥前 佐賀藩」をさしていることが分かりました。 主人公は佐賀藩主 の鍋島直正です。

  驚いたのは、イギリスでジェンナーによって開発された疱瘡の予防法である種痘を日本で広めるために、鍋島直正が我が子に種痘を受けさせたと書いてあることです。オランダ船に頼んで種痘の種を取り寄せ、我が子に受けさせ、成功したのが嘉永2年(1849年)のことだそうです。この成功をもとに、江戸藩邸にいた娘にも種痘を受けさせ、やがて、江戸の町にも種痘が広まって多くの命が救われたそうです。

  反射炉を築かせ、大砲を鋳造 ・・・ これも、備えがあることを諸外国に見せつけて、日本が食い物にされることを防ごうという意図の元に行ったことで、疱瘡の予防のための種痘 武力で攻められないための予防という考え方で力を入れたことだったとのこと。

  書名のかちがらすはカチカチと鳴くことから縁起がよいと言われた鳥で、初めてお国入りした直正の瑞祥とされたという設定で文中に登場いたしました。

 あとがきで、植松三十里さんは、最近のサイバー攻撃と戦う専門家になぞらえて、鍋島直正をとうてい太刀打ちできそうにない西洋との技術戦争に、最初に踏み出した日本人と位置づけています。

  今日も、よい日となりますように。

※ この記事を公開する日時の設定を間違えていました。いつもより時間が遅れましたが、健康でいますので、ご安心ください(^J^)

 

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