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2019年2月14日 (木)

選手とコーチ

 テニスの世界で女子のNo.1となった大坂なおみ選手がコーチとの契約を解除したことは、大きなニュースとなりました。

 たまたまNHKで「奇跡のレッスン」という、イタリア人のレナート・カノーバさん(74歳)・・・レナートさんは、彼の育てた教え子たちがオリンピックなどで獲得したメダルが合計48個に達している名コーチ、「マラソン界の魔術師」と呼ばれる指導者だそうです・・・その名コーチが東京の中学校の駅伝チームを指導する番組を観ました。 ←長距離走の話とはいえ、私の文まで長くなってすみません。

 番組の最初のほうでは、張り切って走る中学生選手たちをレナートさんは自転車で追いかけてフーフー言っておられます。 大丈夫なのでしょうか。アフリカを陸上王国に育てた世界のトップコーチだそうですが、選手たちとの体力差は歴然としています。 

  けれど、やはり世界のトップコーチ・・・選手と対面する4週間前からのトレーニングメニューを事前に送って、下地を整えておく周到さ。そして中学生がグラウンドを実際に走る姿を見て、まず「かかとではなく、爪先から着地すること」 を指導。

 なぜかという理由の具体的な説明がすぐ入ります。「爪先で着地するとかかとから着地する場合よりも一歩で5㎝から10㎝伸びる。 400メートルトラック一周を300歩で走るとすると30メートル多く進める 5秒か6秒早く進めるんだ」

 (爪先の反動を利用して走るのをフォアフット走法というのだそうです。)

 指導は多面にわたります。走るときの肘の角度は90度。精神面では自分はもっとできると自信を持ってほしい。給食時には炭水化物と脂肪が走る力を持続するのに必要なこと などなど。

  こういう指導を受けながら練習を重ねた中学生たちがどのように伸びたかに関心のある方、NHKオンデマンドなどでご覧ください。

  ムーミンパパが思いましたのは、医療におけるインフォームドコンセント ・・・ 病気の快復のベースは患者さん自身の治癒力  手術や薬がどんな効果を願って行われ、処方されるのかを分かりやすく医師から告げられ、質問にも納得のいく説明がなされて二人三脚で治療が進んでいくことが理想であるのと同じように、スポーツにおいても、陸上競技において、走るのはあくまでも選手本人であり、選手の持っている力を最大限に発揮出来るように寄り添って導いていくのが名コーチということではないか、ということでした。

 本日の冒頭の大坂なおみ選手の場合には、もう一つ別の大事な問題・・・あの選手に追いつこうと励んできた選手が、No.1になって、追い越す相手・立ち塞がる相手が居なくなったとき、さらにその選手が成長していくためにはどうしたらよいのか ということであるのかもしれません。

 炬燵で丸くなりたがる私には語る資格のないことを素材としてしまいました。

 それはそれとして、良い日となりますように。

 私の力にあまることを取り上げて、ややこしい内容にお付き合いいただきましたので、最近、いただいた薔薇の画像を添えます。 いいものですね、花は。

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コメント

ピアノの教師として、ちょっと迷っていることがあります。それは あと10日間に迫った入試実技のベートーベン・ピアノ・ソナタのラスト仕上げ10日間を 毎日 張り付いてレッスンするか、突き放して数回にするべきか・・・です。私は取り込み過ぎて支配(?)してしまうところがあるので 心引きしています。
昨日、「今回の入試では、言うべきことは言った」ところまでのレッスンはしました。その実現の練習方法も教えました。
あと一・二回のレッスン約束もしましたが・・・毎日 張り付きたい気持ちがむくむくしています。珠玉の玉としてここまでいっしょに歩んだからそういう情も湧いてしまうのです。
今まで伝えたことを 生徒なりに自分の中に取り入れ 熟して行くときが必要とは知っているのですが 手放し時の見極めは難しいです。子育てといっしょで 坊や嬢やがせがむ時は抱っこし、ある時は突き放し、離れたい時は 自分の中から力を出すように見守るのが正解ですよね・・・。 
※ ムーミンパパより
  うーむ 師弟愛というか、師匠の愛を感じます。雛鳥が孵化するとき、親鳥と雛鳥が卵の殻を外と内から突っついて割る・・・そのタイミングが一致するのがご存じ「啐啄同時」ですね。 今回は伸びしろの豊かなお弟子さんのようですからその力を信じて獅子のような育て方でよいのではないでしょうか。 力を発揮出来るようにと願っております。

投稿: kei | 2019年2月14日 (木) 12時59分

その「奇跡のレッスン」見ました。大急ぎで「大学駅伝」をめざすS君にチャンネルを合わせるようにメールしました。すごい指導者ですね!少しでも近ずきたいと思いました。
※ ムーミンパパより
 優れた長距離ランナーのSくん きっと深く見て取ったものがあると思います。
 よかったですね(^J^)

投稿: kei | 2019年2月14日 (木) 11時21分

いやいや、ムーミンパパさんも優れた卓球の指導者でしたよ。医療におけるコーチの例え、まったくその通りですね。
※ ムーミンパパより
   ありがとうございます。温かいコメント ウウッ ・・・言葉が出て来ません。 良い日となりますように。

投稿: Litespeedbera | 2019年2月14日 (木) 07時14分

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