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2019年3月 1日 (金)

『総理の夫』

0002 『総理の夫』

原田マハ 著

実業之日本社

初版第1刷 2013年7月20日

  図書館でこの本を見かけて、すぐには借りませんでした。

   一瞬ですが、『総理の夫』という書名から『料理の夫』を連想したような気が・・・ いえいえ、原田マハさんの書かれる作品は、美術関係の実在の人物・名画とそれにフィクションを交えた展開が主流だと勝手に思い込んでいたので、ちょっとこの本は異質だと思ったのです。

 けれど、やっぱり読んでみることにしました。『総理の夫』 ・・・表紙にfirst Gentleman の文字があります。

 読み終わって浮かんだのは、異質だけれど、しごくまっとうという感慨でした。

   妻が思いがけなく総理大臣になったこの夫の本業は鳥類学者 ・・・ その関係で、世界にはおよそ9千種類の鳥類が存在し、日本には540種以上、世界の鳥類の約6%が棲息 とか、カッコーの托卵とか、20世紀を代表する動物行動学者でノーベル生理学医学賞の受賞者でもあるコンラート・ローレンツ博士の「刷り込み」の論理=カモのヒナが卵から孵化した直後に目にする動くものを母親だと思い込み、その後に付き従う・・・などの、鳥に関する蘊蓄(うんちく)も散りばめられています。

 政治の世界のいろいろなことが出てきて、策謀も明らかになったりしますけれど、読後感はさわやかです。

 よろしければ、どうぞ。

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