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2019年4月30日 (火)

『花の詩画集 花よりも小さく』 星野富弘さん

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『花の詩画集 花よりも小さく』

星野富弘

偕成社 2003年11月 第1刷

    2006年7月 第12刷

 昨日の記事に登場していただいた星野富弘さんの詩画は、この本に収められています。

 表題は、この本の中の「花よりも小さくなれ 花の美しさが見える」から とられたものだと思います。

 ご存じのように、星野富弘さんは 中学校の体育の教師として着任し、張りきっておられたその年に、鉄棒をしていて落下、首から下が動かせなくなってしまいました。

 詩画集の絵と文字は、口にくわえた筆で心を込めてかかれたものです。

 群馬県にある星野富弘美術館を訪れた方もおられるのでは、と思います。

 しばらく、この詩画集から掲載させていただきます。 星野富弘さん、ありがとうございます。

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 平成 ⇒ 令和 ・・・ 星野富弘さんの 「今、二十一世紀 春!」 を 「明日から 令和!」というふうに連想を働かせて 掲載させていただきました。 ありがとうございます。

 今日も、そして明日からも 佳い日々となりますように。

 

 

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2019年4月29日 (月)

負の遺産を 子どもたちに 負わせたくない

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 昨日のフジの花と同じく、4月26日の岐阜新聞朝刊からの引用記事です。2011年3月11日の東日本大震災からの復興は・・・福島の原子力発電所の放射能被害は、どれだけ危険が回避され、被害に遭った方々への補償がなされているのでしょうか。
 2011年3月11日以来、多くの外国の方が、放射能被害を心配して日本から避難して行かれました。そうした中で、元気づけるために日本でリサイタル、コンサートを開いてくれた音楽家たちがいました。ドナルド・キーンさんは日本に帰化して勇気づけてくださいました。
 NHKの朝のドラマ「なつぞら」で北海道の開拓農家の生活・・・朝早くから乳牛を世話する場面が出てきます。
 思うのは、福島の乳牛農家の方々に、この朝のドラマに登場してくるのと同じように大事にされて育ってきた乳牛たちが、避難命令に従ってその地を立ち退いた人たちと別れて、意味も分からないまま死んでいったことです。
 それから、どれくらい安全な環境に復元してきているでしょうか。 復興五輪を担当する省の大臣が情けない発言をして罷免されたことはご存じの通りです。
 原子力発電は、やめようという声は少なくないのに・・・以前の総理大臣経験者も原子力発電に反対しています。それなのに、原子炉の再稼働を進め、それだけでなく、外国に原子炉を売っている政府 ・・・震災前に決まったことだからと答弁されました。 震災前に決まったことだからこそ、見直しが必要なのではないでしょうか。 国民に顔を向けずに、臆面もなく総理と副総理に忖度したと発言して罷免された副大臣のことも記憶に新しいところです。 私たちは軽々しく「記憶にございません」とは申さないのですよ。
 オリンピックを誘致するとき、総理は、「完全にコントロールできている」と放射能漏れの事態について世界に向けて述べました。同じ総理がフランスの寺院の火災による被害に対して、「全面的に支援する」と述べています。外国のことを全面的に支援するのなら、国内のことは、もっともっと手厚く進めてくださいね。 こう書くのは、総理は、被爆された方から面と向かって尋ねられたことがあるからです。「あなたは、どこの国の総理ですか?」
 川端康成さんは、ノーベル賞を受賞したときに「美しい日本の私」と講演されました。 初めて総理になったとき、今の総理は「美しい日本の私」と通い合う題名の本を出版なさいませんでしたか。
 今の日本の世界平和に対する在り方、東日本大震災やいろいろな被害に遭った方々に対しての国の在り方 ・・・美しいとお思いでしょうか。 信頼したいと思いますが、総理の言葉の響きがうつろに響いてしかたありません。 誇りの持てる国 ぜひ 実現してください。負の遺産を子どもたちに負わせたくないのです。誇りを持って世界に胸を張れる国の国民でいたいのです。
  読み返してみて、上記のように書いている自分を反省する気持ちも湧いてきました。それで、星野富弘さんの詩画集から一枚引用させていただくことにしました。 私の勝手な文脈に付き合わせていただいてすみません。星野富弘さんの詩画の世界はもっと大きくて深く、そして美しいのに・・・。
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 今日も、良い日となりますように。

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2019年4月28日 (日)

樹齢三百年を越えるフジ

 0003_2岐阜県羽島市のフジの花が八分咲きになったと、岐阜新聞4月26日朝刊にありました。この写真がそれですけれど、一本の古木がこれだけの花を咲かせているとのこと。

 記事にもありますように、1年間、剪定や草取り、花芽の調整などをしてくださる方々があっての景観だとのことです。 5月4日までライトアップ(午後9時まで)されるとのことです。

 昨日の郡上の芝桜、そして根尾の薄墨桜、今日のフジの花 ・・・樹齢の高い樹木・広範囲の芝桜たちとお世話くださる方々とのコラボレーション なのですね。

 今日も、良い日となりますように。

 

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郡上の芝桜

 岐阜新聞4月24日朝刊から、この記事を引用掲載させていただきます。ありがとうございます。画像をクリックしていただくと大きくなると思います。(多分)

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 ここを訪れさせていただいたことがあります。芝桜が好きで、せっせと植え、育てて広げてこられた國田かなゑさんの心を受け継いでお世話くださっているご家族・住民有志の方々のお心を貴く思います。
 花を育てること、木を植えること、山の手入れをすること ・・・ 自分の代には見届けられないことを心を込めて為すことの素晴らしさに思いを馳せています。
 今日も、良い日となりますように。
 日曜日。キリスト教会の礼拝にお出かけください。あなたを愛している神様が喜んでくださいます。
 「わたしの目には あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している」
                        イザヤ書43章4節

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2019年4月27日 (土)

黒田杏子(ももこ)さん と 夏井いつきさん

 『明日の友』(婦人之友社 隔月刊)2019年早春2-3月 「明日の友 俳壇」のページに選者の黒田杏子さんが下記のことを書いておられますした。

     ◇    □   ○  ※ ☆

 俳句の選者という仕事をさせていただくようになって、何年経ったのでしょう。第一句集『木の椅子』に「現代俳句女流賞」と「俳人協会新人賞」という二つの賞が降ってきて、それまで勤務先では俳句のハの字も一切くちにしていなかった私が突如俳人として世の中にひっぱり出され、会社員の仕事に加えて、さまざまな場ではいくの選者もつとめるようになって八十歳に。

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 黒田杏子さんの活躍を知って俳人を志すようになった夏井さんを、「現在はいつきさんは私の師匠です」と明言している黒田さん・・・素晴らしい出会いですね。

 今日も、良い日となりますように。

 明日は日曜日。キリスト教会の礼拝にどうぞ。

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2019年4月26日 (金)

思ふ存分叱りつくる人あれ ー 啄木の短歌より ー

 石川啄木の歌集 『悲しき玩具』の短歌の一つに目がとまりました。

 誰か我を

 思ふ存分叱りつくる人あれと思ふ

 何の心ぞ

 啄木自身も「何の心ぞ」と言って,それ以上詳しくは書いていません。

けれど、伝わってくるものがありますね。

 顧みますと、私を叱ってくれた人は、まず両親、兄などです。

 そして、少年時代、山でチャンバラをするために手頃な木を見つけてその枝を折ろうとしていたとき、ちょうど通りがかった方がそうでした。ただ、物静かな方で、「坊主どもは 悪さをするとも。 うん、するとも」と独り言を言って足も止めずにそのまま行かれました。でも、木の枝を折るのをやめさせるには充分でした。

 先生方の中にも、叱ってくださった方がおられました。

 私を特に叱っていただけたのは、教育実習のときお世話になった学級の担任の先生です。教師になってから一緒の学校に勤務する機会がありましたが、いろいろな場面で、しっかりと叱ってくださいました。叱るだけでなく、ほめるときも私のしていることを見届けてくださっていて、しっかりとほめてくださいました。 私が転勤したとき、、私の知らないところで、その学校の校長先生に「叱ってやってください」と頼んでくださっていたことをずっと後になって知りました。 叱るに足る者として私を見て、育て続けてくださったということ、本当に感謝しています。

 とても自信家に思える石川啄木に、こういう歌があることを知って、少し啄木を身近に思えるようになった気がいたします。

 余談ですが、最近驚いたことがあります。 アマゾンで、石川啄木全作品+アルファ がKindleでダウンロードすると格安で読むことが出来ることを知ったのです。 著作権が切れたのでしょうか。ボランティアで打ち込んでくださった方のおかげもあると思います。キャンペーン期間だけかも知れませんが、なんと「99円」・・・喜びながら、本当にいいのですか、と考え込んでしまいました。

 今日も、良い日となりますように。

 

 

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2019年4月25日 (木)

「イヌと人 3万年の物語」 ー テレビから ー

 4月22日、NHK BS テレビで、このタイトルの番組を見ました。

 驚きました。モンゴルで、牧羊犬をどう訓練するかという場面から見たのですが、引き込まれてしまいました。狩猟本能のあるイヌに、ヤギやヒツジが狩りの対象ではなく、守るべき仲間であることを理解させること、群れを守る雄ヤギに認められること、狼などに倒された家畜のそばで怒っている人間家族の思いを共有させること などなど その時々のイヌの表情がとても豊かなのです。 フランスの狩猟犬、人と一緒にアジリティという競技をするイヌたち、地雷を探知して人を守るイヌ、密猟者を40人逮捕することに力を発揮して、密漁を80%減少させたイヌ、PTSDに苦しむ人に寄り添って、一緒に遊ぶことをせがんだり、悪夢にうなされているときには目覚めを促したりする介助犬も居ました。

 麻布大学獣医学の先生方が発見して、世界に有名になった、イヌがじっと人を見つめると絆を深めるオキシトシンという成分がイヌと、見つめられた人の体内に分泌される、という正のループが引き起こされるという研究成果も紹介されました。イヌと人との間だけで起こることなのだそうです。

 それでは、イヌを飼おうか、という行動を起こすのは控えていますが、良い学びになりました。

 今日も、良い日となりますように。

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2019年4月24日 (水)

瀬戸内寂聴さん

 テレビで瀬戸内寂聴さんを、その局のアナウンサーがインタビューする番組がありました。その女性アナウンサー自身も人生相談にのっていただきたいということだったようです。

 昨年結婚したばかりのアナウンサーの悩みは、仕事に打ち込みたいので、子どもを生むか生まないか、仕事と子育ての両立は出来るだろうかということでした。

 寂聴さんは、こう聞きました。「子どもが出来たの?」「いいえ」

 「あなたは、見かけはエネルギッシュだけど、そうでもないのね。まだ、子どもが出来ていないのに、居ない子どものことで悩むなんて」

 「もし、できたら子育てと 仕事の両方が出来るかどうか 心配なのです」

 「あなたなら、大丈夫。立派に両立できます。」

 「私、相談中に泣いたらどうしようと思って心配だったんですけれど、笑い飛ばしていただいて、何とかなるように思えてきました。ありがとうございました」 ・・・

   ◇   □   ○   ※  ☆

  こうした場面になる前に、たくさんの人に講話している場面が放送されていました。

  質問の時間になったとき、三か月前にご主人を亡くした女性が 「寂しくって 寂しくって・・・」と話しながら泣き出して、言葉が出て来ない状態になりました。

  すると、座って話していた寂聴さんは立ち上がって、その奥さんを手招きしました。前に出てくるのを待ちかねたように歩み寄って、優しくハグしながら「お泣きなさい。誰に遠慮しなくてもいいの。こらえないで思いっきり泣きなさい」そして「わたし、京都にいるの 私の家に たずねておいでなさい」 ともう一度ハグしながら おっしゃいました。

 その場面を見ていて、寂聴さんは こうしたときに ご自分のできる最善のことを判断し、それをすぐ行動に移すことを大事になさる方なのだなぁ、と心を打たれました。

 たとえば、被災地の復興を担当する大臣が このときにこの番組を見ていたら 復興への活動に 拍車がかかるのではないか というようなことも思いました。

 今日も、良い日となりますように。

 

 

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2019年4月23日 (火)

『世界一やさしい「思考法」の本』 ー考える2人の物語ー

 『世界一やさしい「思考法」の本』 ーPhoto_12

ー考える2人の物語ー

長沢朋哉 著

2015年2月19日

 実は私はこういう本に手を伸ばすのは 苦手です。 どうしてかと申しますと『世界一やさしい・・・』という題ですから、手に取って読み始めて理解できなかったら、私には「思考法」を学ぶことは無理ということになってしまうような気がするからです。

 それなのに、この本について書き始めようとしているとは、どういうことなのか・・・ということになりますね。

 アマゾンというところで、パソコン上で無料で読める本のリストにこの本があって、早い話が無料で読めるならば、チャレンジはしてみようとKindle版というのをパソコン画面で開いてみたのです。

 そうしましたら、タイトル通り、とても読みやすく、そしていくつかご紹介したいところがあったのです。 私にとって、ありがたいキャンペーンでした。

   ◇   □   ○   ※   ☆

  この本の表紙のイラストにある社員二人が、力を合わせて製菓会社の一大プロジェクトを企画立案して役員会に提案することになり、そのストーリーの展開を通してどう思考したら良いのかが明らかにされていきます。そのストーリーが映画化しても良いのではないかと思えるほど、なかなか優れているように思います。実務的なことは本にまかせ、次のことを書かせていただきます。

 優秀であるけれど、ちょっと線の細い印象を周囲に与えている男性社員が、それまで広報部門にいて、マーケティング部門に配属されてきた女子社員を丁寧に導いていきます。 この男性社員が、見かけによらずサッカー歴が長く、少年サッカーのコーチを数年続けていて、そのチームの先輩コーチの姿勢に好感を抱いています。 先輩コーチは、こんなことを語ります。

 このチームの目標は「サッカーが大好きな子を育てる」だ。少年サッカーにおいては、勝利は「手段の一つ」であるはずなのに、いつの間にか勝利が絶対的な「至上の目的」になってしまうことが多い。 ぼくは、本当に大好きなものがひとつでもあると、その人生がもっと豊かになる、と考えて指導している。

    ◇   □   ○  ※   ☆ 

 もうひとつ、スポーツのエピソードが織り込まれています。これは、男性社員が女性社員に語ります。

 昭和時代にラグビーの日本チームの監督を務めた大西鐵之祐(てつのすけ)さんは伝説的な名監督だそうです。早稲田大学の教授もされていたとのこと。この方が、あるときコーチに最も必要な資質は何かとインタビューで尋ねられました。よかったら、答えを想像してみてくださいね。

 ・・・こう答えられたそうです。 「そこに居る人間を愛する能力」

 選手が入れ替わり、新しい選手が未熟な面を見せているときに、この監督は、それまでに出会った名選手と比べたり、強い選手をスカウトすることを考えるのではなく、今、目の前に居る選手を愛し、育てることを一番大事になさったのですね。

 さて、力を合わせて二人は。役員会でプレゼンテーションすることになりました。

 プレゼンテーションの目的は

 こちらの主張を理解してもらう ⇒ 相手に 意思決定してもらう

 その際 「何を決めたらいいか」ということと 「その案に決めるべき理由」 を 明確に提案する

※ 理屈だけでなく 情動的な面でも説得できるよう、気持ちの部分で共鳴してもらう提言をする

 この本の二人の場合、自分たちの思いを次のように言葉にして役員会で語りました。

 この新製品を通して、世の中の方に幸せになっていただきたいと願っています。それで、人はどういうときに幸せを感じるかを考えてみました。

 人は誰かの思いやりを感じるときに幸せな気分になります。そしてまた、誰かのことを思いやって、その人の笑顔をみられたときに幸せな気分になります。

 さて、二人の提案は、どう評価されたでしょうか。  よろしければ、どうぞ。

 

 

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2019年4月22日 (月)

星野富弘さんの詩

 昨日の、特別養護老人ホームのナースさんのお話を読んでいて、星野富弘さんのこの詩を思い浮かべました。

 発表された詩画集では 菊の絵が描かれていると思います。

「きく」

よろこびが集まったよりも
悲しみが集まった方が
しあわせに近いような気がする
強いものが集まったよりも
弱いものが集まった方が
真実に近いような気がする
しあわせが集まったよりも
ふしあわせが集まった方が
愛に近いような気がする
― 星野富弘著 『四季抄 風の旅』立風書房 ―
 教も、良い日となりますように。

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2019年4月21日 (日)

ある特別養護老人ホームのナースの話

0001_6  淀川キリスト教病院で働かれる工藤信夫先生が、20日にご紹介した本で書いておられるある特別養護老人ホームで中心的な存在として働いているナースの談話を引用させていただきます。

   医療スタッフとこの特養を見学された工藤先生は、ある意味、カルチャーショックを受けられました。

 そのナースの話は、こういう内容だったそうです。

     ◇   □   ○   ※   ☆

 特養という施設はご存じのように、単に老人というのではなく、心身に重い障害のある方々のための施設です。それで、私どものところに送られてくる方々は、脳外科の手術の後とか脳卒中後遺症、また全盲とか痴呆とか一般の病院や家庭で面倒見切れない人たちばかりです。

 そして初めは、夜中徘徊したり、裸になったり、失禁したり、なかなかお世話が大変ですけれどもここに1年もいると、自分で食事もし、床ずれも良くなって、だいたいみなさん車いすで動き始めるのです。・・・お薬も入所の当初は五種類、十種類と山盛りですが、半年もすると、ほとんどなくてすむようになるのです。

 

 五十名の入所者のお世話に当たるスタッフで、資格を持っているのは二人だけで、あとはナースエイドや事務の人たちという、いわば素人だけのスタートでした。

 初めはみな医学知識がないものですから、夜、騒ぐ人がいても、すぐ拘束とか隔離とか考えずに、ずっとそのお年寄りのそばに付き添ってお世話をし、特別危ないことがなければ見守ることにしていました。

 そうしているうちに、段々お年寄りが、私たちスタッフは何も悪さをしない人だとわかってきたのか、警戒心を緩め、落ち着いてきたのです。

 また、食事も初めはひとりひとりのベッドサイドで介助していたのですが、みんなで食べたら楽しいのではないかと考えて、食堂で懐メロを聞きながら食べさせたり、天気の良い日は、みなでピクニックをしたりしました。そうしているうちに、お年寄りの中から、お互いに助け合ったり世話をし合ったりする人が出てきて、中にはご飯の盛りつけを専属にする人、ボタン付けを一手に引き受ける人、マッサージのできる人なども出てきて・・・結果的には私たちのすることが少なくなっていきました・・・

 二年前、お年寄りたちの息子や孫のような年齢の看護師さんたちがここで働くようになってからは女所帯だけでやっていたときにはあまりなかったこと・・・女の人が身だしなみを整えたり、お化粧をしたり、中にはクリスマスのプレゼントにとセーターを作ったりする人が出て、・・・全体に活気が出てきました・

          ◇    □    ○   ※    ☆

 医師である工藤信夫先生は、上記の話を聞き、実際に施設内の様子を、見て回って〝いったいこれはなんということだろうか〟という驚きに捕らわれた、と書いておられます。聖書 第二コリント人への手紙十二章の「わたしの力は弱さのうちに完全に現れる」という言葉を思い浮かべられたようです。

 今日も、良い日となりますように。

 今日、21日は日曜日。 キリスト教会ではイースター ・・・ 復活祭 の礼拝が献げられます。どうぞ、。お出かけください

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2019年4月20日 (土)

杏林(きょうりん)・・・あんずの林

 このブログを訪れてくださる人の中に、私の初任校時代の教え子がいます。彼も自分のブログを書いていて、写真がとても美しいのです。登山歴も長い彼が山や花などを愛情込めて撮影していることが伝わってくるのでしょうね。ある日のブログに花盛りの「あんずの林」の写真がありました。彼の許可を得て、その写真を二枚、掲載させていただきます。 画素数を少し落としましたので、原画はもっともっときれいですけれど。

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 奇しくも、その頃に私が読んでいた本にこんな文章がありました。

   ◇   □   ○   ※   ☆

0011  「杏林(きょうりん)」ということばがあります。昔、中国に薫奉(とうほう)という医者がおられた。病人を治療しても報酬をとらず、記念に「杏(あんず)」を植えさせた。その杏が立派な林になったという故事があります。杏林は医者の異称です。「名医」ということばには、そういうふうな「徳を備えた人」というイメージもあります。  ( 工藤信夫 著 『信仰による人間疎外』 いのちのことば社 刊 1989年9月30日発行)

   ◇  □  ○  ※  ☆

 著者の工藤信夫さん自身、お医者さんなのです。 人を doing 何が出来るか で価値づけるのではなく being 存在すること自体 を尊いこと としてとらえている方です。 上記の文に続けて、およそ、このように書いておられます。

 医学の急速な進歩で、いま「一人の名医より専門家医三人のチームづくり」という雰囲気があるようです。・・・それに伴って医者と患者の人間関係の希薄化、医者は人間でなく病気を、患者も医者よりも検査データを見つめているような気がしてなりません。今ほんとうに大事なことは、患者の感じている悩み、苦しみを医者が聞くことです。相手の身になって考えないと、相手を本当に理解することはできません。思いやりも生まれません。相手の心の内を読みとって、手を差し伸べる。それには豊かな経験と想像力が要求されます。現代医学はここが問題だと思います。医療が専門分化する中で「心」の領域が忘れられているからではないかと思います。

   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆

 長くなり、すみません。 私の頭に 日野原重明先生のことが浮かんできました。

 腹八分が健康によいことを、日野原先生は次のように話されました。

 □ バイキング方式のレストランで3千円払って、5千円分ほど食べようとする人は、長生きできません。

 別の話です。

 ある患者さんを退院させるかどうかの検討会で、いろいろな検査データをそろえて日野原先生の承認を待っている医師グループに日野原先生は、こう尋ねられました。「退院してこの人が帰るのは どんな住まい環境ですか?」

 誰も答えられなかったので、「それでは、ご本人にうかがいましょう」と、病室に移動しました。 日野原先生の専門は心臓です。 その患者さんは、アパートの3階に帰ることになり、エレベーターはないことが分かりました。 病院でなら大丈夫ですので、退院はもっと体力が回復してからということになりました。 医師グループへの助言 「あなたがたも 一度 死なないほどでいいから 病気を体験しなさい」

 もう一つ。 「最近、外出すると心臓の動悸が激しいのです。手術が必要でしょうか」と高齢の女性が日野原先生の診断を受けに来ました。

 数分後、日野原先生のところから帰る時、この人の動悸は治まっていました。 日野原先生がなさったのは、その方の外出用の肩掛けかばんの重さを中身を整理して軽くするようにと指示することでした。(来たときと帰る時の重さも本に書いておられましたが忘れました。2キロほどの減量だったでしょうか)

    ◇    □   ○   ※  ☆

  ○○くん  美しい杏の林の写真をありがとう。 あなたのおかげで、今日のブログが書けました。

  今日も、良い日となりますように。

 

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2019年4月19日 (金)

我は今日 林檎の木を ・・・

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  根尾の薄墨桜の記事が4月13日の岐阜新聞に掲載されていました。
1500年以上、花を咲かせてきて、今年も多くの人を喜ばせた桜です。けれど、花を咲かせたままおおきな枝が折れたとのこと・・・記事を読んで、花を咲かせてくれる桜の老樹と、その生命活動をささえ続けてくださる方々の共存関係を思いました。 この薄墨の桜の樹の近くには、この木の子や孫の桜木が育っています。 その意味では、命は引き継がれているのですけれど、やはり、老樹そのものの命は、ほかにかけがえのない存在ですね。
 こう書いてきて、かけがえのない存在だった我が家の愛犬のことを思い浮かべました。当時の人気番組、「フランダースの犬」にちなんで、この犬にパトラッシュと子どもたちは名付けました。(大型犬ではなかったのですけれど)岐阜市から下呂の上原(かみはら)に転勤したときも一緒に連れて行きました。 上原での三年目、毛が抜ける病にかかった狸と山の散歩中に出会って勇敢に闘ったパトラッシュはその病気がうつって、体力を落とし、痩せていきました。小屋から出てくるのも大儀になったパトラッシュがある夕方から夜にかけて、小屋から出て来て踏ん張って立っていました。 とても優しい目で私たち家族を見つめてくれました。 ・・・それがお別れとなりました。 子どもたちの幼年期・少年期をともに歩んでくれた優しい犬でした。 ある日の食事に向かって小さく吠えたことがありました。鰹節を掛けたご飯が温かくて鰹節がゆらいで見えたのにおびえたのです。(猫に間違えていつもこういうご飯を出していたわけではありません) 中学生になった長男が試験期に早めに帰宅した時、時間帯がいつもと違ったからか、よその人と間違えて長男に吠えたことがありました。長男に叱られて、きまりわるそうに、「いえ、そういうわけではありません」と横を向いて小さな声で照れ隠しするように吠えていたこともありました。
 
0001_5  その春、転勤して岐阜に戻ってきてしばらくして、次男は「パトラッシュの歌」を作りました。数年後に就職した長男の夢にパトラッシュが出てきて「仕事に臨むときには気をつけなさい」と、なぜか人間の言葉で話し、その日、いつも以上に用心して安全が守られたこともありました。
 大樹も、動物も、そして人も この世での命には限りがあります。けれど、それまでこの地上で歩んだこと、力を出し合って一緒に暮らしたこと、心を通わせあって築いてきたこと、紡いできた生活が全て無駄になり、消え去るのではないと思います。
 「もし、明日 地球が滅ぶと聞かば、我は、今日を植えん」 諸説ありますが、宗教改革推進の中心となったルターの言葉といわれています。
 薄墨桜の記事に誘われて、私には大きすぎることを書いてしまいました。 ルターの言葉の意味するところも、しっかりと理解している自信はありません。 けれど、ルターの言葉にあるように生きたいと、願っています。
 21日、キリスト教会では イースター ・・・ 復活祭の礼拝が献げられます。 イエス・キリストの復活について、聖書をもとにしてメッセージが語られます。 どうぞ。
 今日も、良い日となりますように。

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2019年4月18日 (木)

花の協奏曲

 花冷えの厳しいこの四月でしたね。 小さな花が、可憐さ、美しさだけでなく、雪にも負けないたくましさを備えていることを、はっきり示してもらった思いもしています。 我が家の庭、菜園で、持ち味を発揮しつつ調和して春を盛り上げてくれている姿を紹介させていただきます。

0002_13 上の写真は、「冬アヤメ」です。 この花をくださった方は、今は天国におられます。

 0010今年は特にたくさん咲いてくれています。

 左の花は、エンドウです。 見よう見まねで、支えを作り、たくさん咲いてくれたので、収穫を楽しみにしています。 実がなる頃には鳥よけのネットを掛けると良いのでしょうね。 

 

 

 

 

 

 右の写真は、マーガレットです。 結婚式のおりのブーケの花ということで

ムーミンママが毎年たくさん咲くように してくれています。感謝です。

0005 チューリップ ・・・ 子どもが「入園式は いつなの」と訊ね、家内が「チューリップが咲いたら」 と答え  それからは 本当に入園式までに咲いてくれるかと 期待と不安の日々

が続きました。 お隣の奥さんも 気に掛けてくださっていたほどです。

 

 そして、なんと入園式の朝に チューリップは しっかりと 咲いてくれました。 人間の願いに合わせて 粋な計らいをしてくれたことに 感激、感謝いたしました。

 

 チューリップ喜びだけを持つてゐる  細見綾子

 今日も、良い日となりますように。

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2019年4月17日 (水)

祝!! ピアニスト 室井麻耶子さん

Muroi-san  97歳の現役ピアニスト 室井綾子さんが 文化庁長官賞を受けられました。おめでとうございます。ご自身のブログで綴っておられますので、よろしければ訪れてくださいますように。

https://mayakomuroi.blogspot.com/2019/03/blog-post_57.html#comment-form

 私も、毎日ピアノに向かって励みます。 一時、ある程度弾けるようになっていたベートーヴェンの♪「悲愴」第一楽章・・・久しぶりにチャレンジしましたら、水をやらなかった鉢植えのようにしおれています。 身につくのに遅く、忘れるに早し ・・・幸い、リサイタルの予定はないので、第一楽章、そして第二楽章、第三楽章へと、進んでまいりたいと思います。

 指揮者の佐渡裕さんは、「ベートーヴェンがびっくりするようなベートーヴェンの曲の演奏をしたい!!」とおっしゃっていました。 今の私の「悲愴」をベートーヴェンが聞いたら、別の意味で びっくりすること、請け合いです (^_^; ← いえ、自慢しているのではありませぬ。

 今日も、良い日となりますように。

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2019年4月16日 (火)

映画 「初恋の来た道」

 「初恋の来た道」 ・・・ この映画、気が利いた題名ですよね。ご存じの方も多い名作だと思います。素朴で美しい映像、いじらしいほどひたむきな純愛。 村に赴任してきた青年教師  建てられたばかりの学校から響く彼の声を世界で一番美しいと思い、教室から響くその声を聞きに行って校舎の外に佇むうら若き女性。 彼のために餃子を作って待っていたのに、突然、急用で馬車で去ることになった青年教師。 出来上がった餃子を青磁の丼に入れて、懸命に追いかける女性 女優 チャン・ツィーさんが好演しています。・・・失礼しました。映画を文章で説明するのは野暮ですね。NHKのBS放送で懐かしみながら十数年ぶりに見ましたが、関心を持たれた方はDVD屋さんなどで借りてご覧ください。 きっとお気に召すと思います。でも、この頃のコマーシャルに添えられているフレーズを書いておきます。 あくまでも個人の感想です(^J^)

 この映画の中で、校舎から響いてくる 先生と子どもたちの声で語られる詩をメモしてみました。今の季節に合っているかと思いましたので。

 春が来た  春風が雪をとかす

 草原は芽吹き 農民は種を植える

 牛は畑を耕し 雁も飛んできた

 蜂は冬眠から目覚め 燕は楽しげに鳴く

 生命力に満ちている  

 私たちの心も 万物と同じ

 新しい希望に満ち 新しい理想に 満ちている

       ◇   □    ○   ※  ☆

 もうひとつ、待望の先生が村に来ることになり、先生と村人が一緒に校舎を建築し、最初の授業の日を迎えることになりました。

  ルオ先生が自作の詩を読み上げ、子どもが元気に復唱します。 村人が集まってきて喜びの表情で見守ります。村の娘 ジャオディもきらきらと瞳を輝かせて聞き入ります。 その詩を紹介いたします。 映画では40数年後の教室で もう一度登場します。

 字を知れば 見識が広がる   読み 書き 計算ができるのは よきこと

 どんなことも 筆をとりて 記そう

 古今を知りて 天地を知る  春夏秋冬 1年に 四季あり

 東西南北 天地は果てしなく  いつ何時 何事も 心にとどめる

 年長を尊び 敬意を表すこと

 人は世にありて 志を持つべし

 

 素朴ですが 美しい映画です。 

今日も、良い日となりますように。

 

 

  

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2019年4月15日 (月)

『俳句と川柳 「笑い」と「切れ」の考え方、たのしみ方』

0002_12 『俳句と川柳 「笑い」と「切れ」のたのしみ方』

復本一郎 著

講談社 1999年11月20日第1刷発行

講談社現代新書 1478

 ムーミンパパは、俳句を真面目に作っても、時々と申しますか、度々と申しますか、季語なし五七五 とても呼ぶべきものになりがちです。

 たとえば、 同窓会 昔の自分に 会いに行く  ←  そのころ憎からず思った彼女は、やはり どこか そういう雰囲気で佇んでいます。 でも 昔の彼女に と書くと 差し障りが出てきます。 それで、 昔の自分に と表現してみました。 

  ◇   □   ○  ※  ☆ 

 本書の中に正岡子規の言葉を著者が口語訳した言葉があります。

 「俳句作品で川柳に近いものは、俳句としてはダメだ。それなら川柳とし見てはどうかというに、もっとダメだ。逆に、川柳作品で俳句に近いものは、川柳としてはダメだ。それなら俳句として見たらどうかというに、もっとダメだ」

 さすがに子規である。・・・子規の言いたいことは、俳句と川柳は、別種の文芸であるということなのである。私もまったく子規の主張に賛成である。俳句作者は俳句作者の矜持をもって常に「俳句とは何か」を自らに問い掛けつつ作品を作ってもらいたいし、川柳作者も、また川柳作者の矜持を持って、「川柳とは何か」を問い掛けつつ作品を作ってもらいたいのである。

 

 俳人 日野草城の言葉として印象に残る言葉が記されています。

 ・・・川柳は「うなづかせる文学」である。古くから穿ち(うがち)が川柳の本質だといはれてきたのは、この意味である。然るに、俳句は「感じさせる文学」である。

                  ◇    □    ○   ※   ☆

 いろいろな川柳が紹介されていましたので、私なりに面白みを感じたものをいくつか挙げさせていただきます。 どれかには うなづいていただけたら嬉しいです。

八百屋の娘母親と瓜二ツ      五柳

小説家の妻亭主のは読まぬなり   剣花坊

美人去ってカルタ会散会し     瓢哉坊

厚化粧して涼みとは解せぬなり   丸膽坊 

寝て居ても団扇の動く親心

笑ふ事ばかり入れたし親の耳    一軒舎二丘

右に出る彫刻はなし甚五郎     綾瀬  

断・捨・離で 追い出されぬよう 身を潜め  ムーミンパパ  

 どさくさに、自作を忍び込ませました。

 今日も、良い日と。なりますように

 

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2019年4月14日 (日)

シマウマ模様、虫を排除  岐阜新聞 2019年4月6日のサタデーコラム から

 驚きました。シマウマ・・・ ゼブラの模様について こんなに科学的な観察と考察が為されている文章を目にしたのは初めてです。と喜んでいるのは私だけかも知れませんので、タイトルにある岐阜新聞から引用・紹介させていただきます。岐阜新聞社さま、ありがとうございます。

 画像の上でクリックしていただくと読みやすくなると思います。

 今日も、良い日となりますように。 日曜日。キリスト教会の礼拝にお出かけください。

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2019年4月13日 (土)

美と文学の森 川端康成と東山魁夷  岐阜市歴史博物館特別展

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 岐阜市歴史博物館で、4月5日~5月26日まで 上記の特別展が開かれています。
0007_1 川端康成さんの「秋の野に鈴鳴らし行く人見えず」 という書に 「ノーベル賞」のことが織り込まれているという奥ゆかしいユーモア 、東山魁夷さんの屏風に仕立てた作品 お二人の親しい交流に 心惹かれます。
  もし、お時間をお作りになることが出来ましたら、岐阜公園内の岐阜市博物館を訪れてみてください。
 
  今日も、良い日となりますように。
  明日は日曜日。キリスト教会の礼拝にお出かけください。
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2019年4月12日 (金)

『生きていくあなたへ』 ー105歳 どうしても遺したかった言葉 ー

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『生きていくあなたへ』 ー105歳  どうしても遺したかった言葉 ー
日野原重明 著
幻冬舎 2017年年9月30日 第1刷発行
 日野原重明先生は、2017年7月、105年と10か月のこの地上での旅路を終えられました。この本は、日野原先生の望まれた「対話」の形をとるために2016年12月29日から2017年1月31日までご自宅でおこなわれたインタビューをもとに作られたとのことです。
 はじめに ・・・ この本は、読んでくださる一人一人、私とあなたとの対話の一冊です とあります。
 そもそも、愛って何ですか? という問いに、日野原先生は自作の詩で答えておられます。
「愛のうた」
 我ら いまここに 心を合わせ 善き業(わざ)のために この時を過ごさん
 愛の手を求める その声に応えて いとしみの心 人々に送らん
 我ら いまここに 力を合わせ 報いを望まで 奉仕にぞ 生きなん
 捧げる喜び 心にぞ溢るる 愛するあなたに 愛をば送らん 愛をば送らん
 90歳を超えたとき、ホスピスで毎日のように天に召されていく人たちを前にボランティアをしてくださっていたコーラスの方々のために作られたそうです。 韓国のテノール歌手 ベー・チェチョルさんが歌ってCDになっているとのことです。
 もう一箇所、第三章 ゆるすことは難しい から、少し引用・紹介させていただきます。
 ゆるすということを考えるとき、僕は「恕す」という感じを思い浮かべます。・・・この漢字は、心の上に如(ごと)くという漢字がのっていますね。つまり、ゆるすとは誰かに許可を出すとか悪いことをした人をゆるすということではなく、「相手のことを自分のごとく思う心」という意味なのです。相手を自分のごとく思うということは、相手をゆるすことが自分をゆるすということに他なりません。・・・ゆるせない心を持ち続けるのはしんどいことです。だからゆるすことで、私たちは楽になれるのです。
 恕(ゆる)しは、他を信じて耐えて待つ愛の心。他を責めず、弱い自分が恕されて生きているように、他を受け入れていく慈悲の心
 日野原先生は、百年以上付き合ってきた自分自身のことも 未だによく分からない だから他の人のことは もっと分からない とおっしゃっています。 なんともユーモアと深さに満ちている 言葉 人生 ですね。
 よろしければ、どうぞ。
   そうそう、こういうエピソードも心に響いてきました。 日野原先生の尊敬してやまないウイリアム・オスラー医師は、白血病の少女の病室に行く際に、病院の庭に咲いていた薔薇を持っていったそうです。 花を受け取った少女にとってオスラー氏は、病院にいるただの老人のお医者さんから、自分を思ってくれる一人の素敵なオスラー医師という存在になっただろうと思います ・・・ とあります。
 今日も、。良い日となりますように。
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2019年4月11日 (木)

松葉杖と教務主任さんと子ども

 教員志望の学生たちの教育実習を受けてくださっている小学校を訪問させていただいたときのお話です。

 二本の松葉杖に支えられながら教務主任さんが迎えてくださったのでした。何でも、全校研究授業を準備している先生の授業案について一生懸命に考えていたら、どうなったものか 気がついたときには階段から落下していて、こうなったのですとのこと。

 その熱心さに心を打たれたのですが、さらにこんな話をしてくださいました。理科の授業を受け持っているクラスの子たちが数人職員室にやってきて、教科書や教材などを運んでくれたのですが、持っていく物が見当たらなくなった子が、いろいろ思案した表情でこう言ったのだそうです。

 「先生、その松葉杖を運びます」

 教務主任さんは戸惑いました。 「今、僕はこの松葉杖とは切っても切れない関係で・・・・・」とおっしゃったかどうか・・・

  ◇    □    ○   ※   ☆

 「足の負傷で 痛い思い 不自由な思いをしています。 でも、子どもたちの優しい心を 身に染みて感じましたから、今度のことは私の大事な宝物です」

 ・・・ この先生 この学校 で 教育実習できる学生たちの幸せを思いつつ、辞去させていただきました。 10年ほど前のことです。

 今日も、良い日となりますように。

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2019年4月10日 (水)

大地の恵み

 0006_1 庭に、なりいでものと申しますか、春のめぐみが実りました。

 この皿の一番手前に ございます。ちょっと小柄なのですが、イチゴです。イチゴとしては、この春の、そうです。第イチゴーです。

 畑には、エンドウ、パセリ、ルッコラなどがあるのですが、このイチゴは、花たちのコーナー近くで、ほぼ自生して、ちょっと思いがけない時に発見されます。

 朝食は、トーストと この写真のような野菜 コーヒー ということが多いかもしれません。

 イチゴが加わってくれて 春の食卓という感じになりました。

 今日も、良い日となりますように。

 

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2019年4月 9日 (火)

花は蜜蜂の羽音を聞いて糖度を増す  ーラジオ番組 「さわやか世の光」からー

 「さわやか世の光」というラジオ番組で、こんな話を聞きました。

  蜜蜂の羽音をキャッチしたマツヨイグサは蜜の糖度を増す ・・・ 花弁はパラボナアンテナのように羽音をキャッチしている・・・わぁ、なんてすてきな話なんだと、とても驚きました。よろしければ、下記のURLを活用してその放送をお聴きください。(コピーして、ブラウザーに貼り付けていただくことになります。クリックで直接行けるとよいのですけれど私の技術のいたらなさでお世話をおかけします。でも、聴いていただく値打ちのある内容だと思います)

https://soundcloud.com/yonohikari/2019321a-1?in=yonohikari/sets/2019-1-3

 花が咲いて、蜜を吸いにハチが訪れ、そしてハチの動きによって受粉が助けられます。今日のお話は、もう一段踏み込んで、飛んでくるハチの羽音に反応して蜜の糖度が12%から20%ほどにアップするという内容でした。 花弁を取り去ってしまうと花は羽音をキャッチすることが出来ず、従って糖度アップの変化は起こらなくなるとのこと。

 自然の営みの中のほんの一例なのでしょうね。ハチと花の双方向の結びつきの密度に目が開かれたお話でした。

 今日も、良い日となりますように。

 

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2019年4月 8日 (月)

さりげなく 深いアドバイス

 ご夫婦で、それほど高くない山になかなかの頻度で登っておられるかたが、こんなアドバイスをしてくださいました。

「杖は低い山でも必需品 第二の足だと思ってね」 ・・・ そういえば、スキーのストックのような杖を持参して山を上り下りしている人って多くおられるように思います。

 それに続く一言に目を開かれました。

「特に、人がたくさん登り降りする山は滑りやすい」 ・・・ う・・・ 思いがけなかったので戸惑いました。 安全だから、たくさんの人が登り降りしているのではないのだろうか と 思ったのです。

 しばらく考えて分かりました。山に登るとき、気を配るべきは杖と靴だ、とアドバイスの前置きにあったのです。しっかりした靴底の靴を装備した人がたくさん登り降りすると、その山道は・・・そうです 丈夫な靴に岩なども角が削り取られ、そして表面が滑らかになっていくのですね。

 落ち着いて考えると到達できるのですが、端的に「人がたくさん登り降りする山は滑りやすい」とアドバイス出来る人は、その根っこに豊かな体験がある、ということなのですね。

 「経験者の言うことは 聞きなさい」 というのは、こういうところから来ているのではないでしょうか。

  ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。 もし、今回のアドバイスのような言葉を登山に限らず教えてくださる方がありましたら、コメント、よろしくお願いいたします。学びのチャンスとなりますから。

 今日も、良い日となりますように。

 

 

 

 

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2019年4月 7日 (日)

薄墨桜(うすずみざくら) 2019年も 満開に (^J^)

  4月7日の二つ目の記事です。

 作家の宇野千代さんも愛でておられた岐阜県の根尾に咲く薄墨桜が満開との記事(4月6日 岐阜新聞)を引用紹介させていただきます。ありがとうございます。

 樹齢1500年以上の桜木が、去年までの花で間に合わせずに、毎年毎年花を咲かせる・・・ そのことに感動を覚えます。

 今日の午後も、よい時間となりますように。 画像の上でクリックしていただくと 大きくなると思います。(多分)

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『今日すべきことを精一杯!』  日野原重明 著

 

『今日すべきことを精一杯!』  日野原重明 著

ポプラ新書 2017年3月19日 第1刷

 この本も、KINDLE版でパソコンの画面で読みました。 もとになっているのは、1990年 日野原先生が78歳の時に刊行された本が絶版になっていたのを新書版として新たに刊行することになったもので、あとがきは2017年に105歳の日野原先生が記しておられます。 若いときに闘病生活を体験なさったこと、そしてアメリカ留学時代に目にしたアメリカの医師の在り方、また著書を通じて出会ったオスラー医師の感化などが患者に寄り添って歩む日野原先生の土台となったことなどが丁寧に綴られています。驚いたのは、105歳まで生きられた日野原先生が老い始めたことに気付いたのは、手に持っていた一枚の原稿用紙が手を離れて落ちたことによってだったと書いておられること・・・ ご自身でそのことを「桐一葉落ちて天下の秋を知る」という句を引用しながら文にされているのですが それが、なんと65歳のときなのです。 今人気のチコちゃんに叱られる! の台詞ではありませんが ぼーっとして生活しておられなかったことが こうしたところからも うかがわれますね。

 『生きていくあなたへ 105歳どうしても遺したかった言葉』という本を読みたくなり、届くのを楽しみにしているところです。

 今日も、良い日となりますように。

 日曜日。キリスト教会の礼拝にお出かけください。

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2019年4月 6日 (土)

『永遠という名の「今」を生きよう』 佐治晴夫 著

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 4月1日の記事に登場いただいた佐治晴夫さんのたくさんの著書の中の一冊です。kindle版が無料で読めるということだったので、申し込んでパソコンの画面で読ませていただきました。 文字を大きくして読むことが出来るのは便利だと思いました。 Evolving 電子図書 2016年8月15日

 伊藤雄二郎さんが書いているあとがきに佐治先生が学生相手の講義で紹介されるウイリアム・ブレイクの詩の一節があり印象に残りました。

 一粒の砂の中に世界を見

 一輪の花に天国を見るには

 君の手のひらで無限を握り

 一瞬のうちに

 永遠をつかめ

 

 NASAに勤務なさったことのある科学者、佐治晴夫さんが展開されるお話は、えっ、そうなのか と目を開かれる大きさに満ちています。 私たちのからだは星のかけらで出来ている? ・・・それってどういうことなのでしょう。 いろいろな本をお書きになっていますので、関心の持てる書名の本を図書館などで手になさってください。上の写真にある「この本に触れた人の身には思いもよらぬ変化が訪れる」というのは怪しい出来事ではなく、文系の人が数学や宇宙の本を読み始めたり、どうしたことかパイプオルガンやピアノに関心を持って弾き始めたり、知的好奇心が旺盛になるなどの変化が例として書かれています。そういうことですので安心してお読みください。

 今日も、良い日となりますように。

 明日は日曜日。キリスト教会の礼拝にお出かけください。

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2019年4月 5日 (金)

子どもの一言

 入学式のシーズンですね。 小学校に勤めていたときの子どもの一言を思い出しました。

 入学予定の子どもたちに、前年の秋「就学時検診」で保護者の方と一緒に学校に来てもらった時の一言。

眼科や歯科、内科などの校医さんたちの検診が終わって、運動場で遊んでいた子に一声かけました。

 「四月には小学一年生だね。元気に登校してね、待っていますよ」

 その子は、おずおずと言いました。

「虫歯があっても、入学できるの?」

 な、なんと いじらしいのでしょう。その子は先ほど受診した歯医者さんの検査で数本の虫歯が見つかったことに心を痛めていたのでした。

「もちろん、あなたは四月には新一年生だよ。安心して入学式にきてください」

 ぱっと、その子は顔を輝かせました。

 2019年4月 元号が代わって初めての入学式。 どの子も 笑顔でスタートできますように。

  入学式には 桜が似合うということで、関根一夫牧師先生が撮影された新宿御苑の写真を転載させていただきます。関根先生、美しい写真をありがとうございます。

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2019年4月 4日 (木)

育てること  関根一夫牧師先生のメールマガジンから

 時々引用させていただく関根一夫先生のメールマガジン「いてくれてありがとう」から、昨4月2日の文章を引用・紹介させていただきます。
「教育」を教え育てることと読むと、大人からの働きかけばかりにみえますが、「教え 育つ」と読むと両者の交流、通い合う姿がイメージされてきますね。あなたは、どのようにお考えになりますか。
今日も、良い日となりますように。 それでは、関根先生、よろしくお願いいたします。いつもお世話になり、ありがとうございます。
  ◇   □   ○  ※  ☆
【育てること】
写真を整理していたら昨年の5月にどこかで写した「言葉」が
出てきました。きっと、その時何かを感じて撮ったのでしょう。
誰の言葉か定かではありませんが、読み返してみました。
こう書かれていました。
++++++
 
 「育てること」
 
 土を耕し
 種をまき 水をやる
 草を取り 肥料を施し
 光をあて 風通しをよくする
 苗は大地に しっかりと根を張り
 大空に向かってすくすくと伸びる
 やがて季節がめぐり 来ると
 これまでの苦労がふっとんでしまうような
 美しい花をみせてくれる
 そんな とき
 育てることのすばらしさを感じ
 育ててきてよかったとしみじみ思うのだ
 
 ++++
 
 「育てる」という出来事には、こちらの側の作業が多く
 相手の中に何が起こっているかすぐにはわからない場合が
 多いのですね。
 こちらから「与える」ことばかりが多いのです。
 特に地面の中にしっかり根を張る作業などはまったく
 こちらには見えません。
 でも、相手に対するケアの心を持ち続け、相手の必要に丁寧に、
 ちょうど良い加減に応対することで、いつか「花が開く」時が
 来るわけです。
 花を育てるのも、作物を育てるのも、はたまた子供を育てるのも
 似ているように思います。
 
 でも、同時に、この文章を書きながら、
 ふと気づきました。
 「育てる」という作業は自分に対しても、自分の心に対しても
 しっかり対応していく必要がある作業なのだなと。
 自分の心を耕し、種をまき、水をやり。光をあて・・・・。
 読書や思索、礼拝、研修、鑑賞、いろいろな方法で自分の心を
 もっともっと育てたいものだと思いました。
 
 自分の心に「いてくれてありがとう」を伝えながら育てたいですね。
 そして、あの人にも「いてくれてありがとう」を伝えながら
 一緒に育っていきたいですね。
 考えてみると、「できること」や「なすべきこと」はまだまだ山ほどありますね。
 ある日、「ああ、生きてきてよかった」と思える日を経験するためにも、育てる作業を休まず続ける必要があるようです。
 こんな拙い文章を継続的に書くことも、自分を育てるための大事な
 作業のひとつです。
 
 
+++++++++++
◎主の平和と祝福がありますように!
関根一夫
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2019年4月 3日 (水)

「花」 滝廉太郎・武島羽衣

 1900年(明治33年)に発表されたこの歌・・・作曲した滝廉太郎は20歳、作詞の武田羽衣は28歳だったそうです。

 私は、中学三年生のとき  この「花」を習いました。メロディが微妙に異なるところを混同してしまう現象を学級全体でクリヤーできたときに、音楽の惣則先生が「奇跡が起きた!!」と喜んでくださったことを懐かしく思い出します。

 音楽訪問をさせていただくと、たいていどの会場にもこの歌のアルトを歌える方がおられてすてきな合唱になります。20歳の頃、合唱に力を入れていた滝廉太郎の熱い思いが今も脈々と受け継がれていること、考えてみると素晴らしいですね。

 岐阜市でも、これから桜が満開の時を迎えます。 さだまさしさんは桜前線が女性の足を踏み出すほどの早さで進むことに気がついて、何かに書いておられました。 うーむ、やはり詩人ですね。桜の花は女人の歩く速度でやってくるというイメージが展開いたします。

 今日も、良い日となりますように。

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2019年4月 2日 (火)

『くよくよしない力』 フジコ・ヘミング

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フジコ・ヘミング 著

秀和システム 2018年8月15日

       第1版第1刷 

 それぞれ、15の文章からなる3つのパートからなるこの本 ・・・フジコ・ヘミングさんの描いた絵、可愛がっている猫の写真なども控えめに入っていますが、自分はこう思うのよ ということを 率直に 気負わずに45連投しておられる感じを受けました。

 PART1 愛しなさい! 幸せが待っている

 PART2 大切な出会い、感謝する心

 PART3 夢と自分らしさを捨てないで

 私は図書館で見かけてこの本を読みました。 題名の通り、くよくよしない力が伝わってくる本です。

 結びの章を紹介させていただきます。

 ◇  □  ○  ※  ☆

 「遅くなっても待っておれ。それは必ず訪れる」

ある日、教会で配られた冊子に書かれていたこの言葉を見たときも、「神様はきっと私のことなんか忘れてしまっているのだろう」と思っていた。でもすぐに、それは本当に訪れた。NHKの人がやってきて、私のドキュメントメンタリー番組が放送され、大反響を呼び、大勢の人の前でピアノが弾けるようになった・・・・・・。

・・・楽しいときも、悲しいときも、辛いときも、私はいつも神様に祈る。・・・人それぞれ信じるものは違うけれど、信じることで心が強くなれる。そうすれば、あなたも、目の前の壁を乗り越えられる。

 楽しいときも、悲しいときも、辛いときも、神様に祈ることを忘れない

今日も、良い日となりますように。

 フジコ・ヘミングさんのピアノ演奏を聴いていると フジ子ヘミングさんがこの本で書いておられる「私の場合はショパンやリストの霊感を感じて、自分の心に描かれたイメージのままに演奏する」 ということが伝わってくるように感じます。

 

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2019年4月 1日 (月)

佐治晴夫さん

 スクールカウンセラーなどの働きをなさっている臨床心理士さんから、NHKラジオ深夜便に出演された佐治晴夫さんのお話がとても素晴らしかったと教えていただきました。インターネットの「ラジオ深夜便」の聞きのがしを聞けるページから3月26日・3月27日の明け方4時からの二回の放送をさっそく聞かせていただきました。 もし、よろしかったら、ぜひお聞きください。

https://www.nhk.or.jp/shinyabin/k1.html   ← 3月26日の明け方4時からのお話 45分ほどが聞けるページです。

 https://www.nhk.or.jp/shinyabin/k2.html  ← 3月27日の明け方4時からのお話 45分ほどが聞けるページです。

 星の話 金子みすゞさんの詩 美瑛の天文台を訪れたまど・みちおさんのこと 正岡子規の句 など 次々展開するお話に魅せられました。 

 私が知らなかっただけで、世界に有名な方のようです。皆様のほうがよくご存じかもしれませんね。84歳とのことですが、最近「チコちゃんに聞いてみよう」にも出演されたようです。

 NASAにお勤めになったことがあり、宇宙船ボイジャーにバッハの音楽を搭載することを提言し、実現なさった方なのだそうです。

 ラジオでのお話も、宇宙科学のこと、現在お勤めになっている北海道美瑛の美宙(みそら)天文台のこと、金子みすゞの詩、宮沢賢治のこと、数学の美しさと音楽が通じ合うことなどなど、計り知れない学識と芸術、星と私たちの生命のつながりのことなど、生き生きと語っておられました。

  よろしければ、インターネットで 佐治晴夫さんを検索して、そのスケールの大きな世界にふれてみてください。

https://oimokyo.com/prelude_star  ← 数多い著書の中の一冊が ていねいに紹介されています。

 四月スタート ・・・よき春の日々となりますように。

 

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