« 「イヌと人 3万年の物語」 ー テレビから ー | トップページ | 黒田杏子(ももこ)さん と 夏井いつきさん »

2019年4月26日 (金)

思ふ存分叱りつくる人あれ ー 啄木の短歌より ー

 石川啄木の歌集 『悲しき玩具』の短歌の一つに目がとまりました。

 誰か我を

 思ふ存分叱りつくる人あれと思ふ

 何の心ぞ

 啄木自身も「何の心ぞ」と言って,それ以上詳しくは書いていません。

けれど、伝わってくるものがありますね。

 顧みますと、私を叱ってくれた人は、まず両親、兄などです。

 そして、少年時代、山でチャンバラをするために手頃な木を見つけてその枝を折ろうとしていたとき、ちょうど通りがかった方がそうでした。ただ、物静かな方で、「坊主どもは 悪さをするとも。 うん、するとも」と独り言を言って足も止めずにそのまま行かれました。でも、木の枝を折るのをやめさせるには充分でした。

 先生方の中にも、叱ってくださった方がおられました。

 私を特に叱っていただけたのは、教育実習のときお世話になった学級の担任の先生です。教師になってから一緒の学校に勤務する機会がありましたが、いろいろな場面で、しっかりと叱ってくださいました。叱るだけでなく、ほめるときも私のしていることを見届けてくださっていて、しっかりとほめてくださいました。 私が転勤したとき、、私の知らないところで、その学校の校長先生に「叱ってやってください」と頼んでくださっていたことをずっと後になって知りました。 叱るに足る者として私を見て、育て続けてくださったということ、本当に感謝しています。

 とても自信家に思える石川啄木に、こういう歌があることを知って、少し啄木を身近に思えるようになった気がいたします。

 余談ですが、最近驚いたことがあります。 アマゾンで、石川啄木全作品+アルファ がKindleでダウンロードすると格安で読むことが出来ることを知ったのです。 著作権が切れたのでしょうか。ボランティアで打ち込んでくださった方のおかげもあると思います。キャンペーン期間だけかも知れませんが、なんと「99円」・・・喜びながら、本当にいいのですか、と考え込んでしまいました。

 今日も、良い日となりますように。

 

 

|

« 「イヌと人 3万年の物語」 ー テレビから ー | トップページ | 黒田杏子(ももこ)さん と 夏井いつきさん »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 「イヌと人 3万年の物語」 ー テレビから ー | トップページ | 黒田杏子(ももこ)さん と 夏井いつきさん »