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2019年4月19日 (金)

我は今日 林檎の木を ・・・

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  根尾の薄墨桜の記事が4月13日の岐阜新聞に掲載されていました。
1500年以上、花を咲かせてきて、今年も多くの人を喜ばせた桜です。けれど、花を咲かせたままおおきな枝が折れたとのこと・・・記事を読んで、花を咲かせてくれる桜の老樹と、その生命活動をささえ続けてくださる方々の共存関係を思いました。 この薄墨の桜の樹の近くには、この木の子や孫の桜木が育っています。 その意味では、命は引き継がれているのですけれど、やはり、老樹そのものの命は、ほかにかけがえのない存在ですね。
 こう書いてきて、かけがえのない存在だった我が家の愛犬のことを思い浮かべました。当時の人気番組、「フランダースの犬」にちなんで、この犬にパトラッシュと子どもたちは名付けました。(大型犬ではなかったのですけれど)岐阜市から下呂の上原(かみはら)に転勤したときも一緒に連れて行きました。 上原での三年目、毛が抜ける病にかかった狸と山の散歩中に出会って勇敢に闘ったパトラッシュはその病気がうつって、体力を落とし、痩せていきました。小屋から出てくるのも大儀になったパトラッシュがある夕方から夜にかけて、小屋から出て来て踏ん張って立っていました。 とても優しい目で私たち家族を見つめてくれました。 ・・・それがお別れとなりました。 子どもたちの幼年期・少年期をともに歩んでくれた優しい犬でした。 ある日の食事に向かって小さく吠えたことがありました。鰹節を掛けたご飯が温かくて鰹節がゆらいで見えたのにおびえたのです。(猫に間違えていつもこういうご飯を出していたわけではありません) 中学生になった長男が試験期に早めに帰宅した時、時間帯がいつもと違ったからか、よその人と間違えて長男に吠えたことがありました。長男に叱られて、きまりわるそうに、「いえ、そういうわけではありません」と横を向いて小さな声で照れ隠しするように吠えていたこともありました。
 
0001_5  その春、転勤して岐阜に戻ってきてしばらくして、次男は「パトラッシュの歌」を作りました。数年後に就職した長男の夢にパトラッシュが出てきて「仕事に臨むときには気をつけなさい」と、なぜか人間の言葉で話し、その日、いつも以上に用心して安全が守られたこともありました。
 大樹も、動物も、そして人も この世での命には限りがあります。けれど、それまでこの地上で歩んだこと、力を出し合って一緒に暮らしたこと、心を通わせあって築いてきたこと、紡いできた生活が全て無駄になり、消え去るのではないと思います。
 「もし、明日 地球が滅ぶと聞かば、我は、今日を植えん」 諸説ありますが、宗教改革推進の中心となったルターの言葉といわれています。
 薄墨桜の記事に誘われて、私には大きすぎることを書いてしまいました。 ルターの言葉の意味するところも、しっかりと理解している自信はありません。 けれど、ルターの言葉にあるように生きたいと、願っています。
 21日、キリスト教会では イースター ・・・ 復活祭の礼拝が献げられます。 イエス・キリストの復活について、聖書をもとにしてメッセージが語られます。 どうぞ。
 今日も、良い日となりますように。

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コメント

パトラッシュの写真はじめて見ました!かわいい!健気なストーリーに込み上げるものがありました。きっと私たちも愛犬がいるからかな。

※ ムーミンパパより
 コメントありがとう(^J^) パトラッシュは一世一代の勇気をふるって狸と闘ったのだと思います。アニメの「トムとジェリー」の乱闘シーンのようだったとムーミンパママは表現していました。 後で、近所のおじいさん(猟師さん)に一緒に見にいっていただいたのですが、狸の死んだふりというのは、こういうことなのかという実話となりました。 愛犬クインシーによろしく!!

投稿: rommy | 2019年4月23日 (火) 11時48分

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