美術の先生方のエネルギー
先週、 5月21日の岐阜新聞にこの記事を見かけて、この作品展を見せていただきにいてきました。
酒井 賢 先生には、二つの学校に一緒に勤務させていただきました。
そのどちらの中学校の美術教師も、毎年、美術展を開催し続けて今日に至っているのです。
精魂傾けた作品を展示する会を毎年積み重ねるということは、膨大なエネルギー、情熱、時間を注ぎ続けるということで、容易なことではないことは想像できます。
見に来る人を想定してみます。美術の先生仲間、学校の美術以外の先輩・同僚、そしてご自分の美術の道の師、そして教え子たち・・・教え子のなかには、その先生の美術の授業を受けて美術の道に進んだ生徒が何人かいることでしょう。そうした方たちに対して、昨年と同じ作品、あるいは挑戦する構えにおいて今までと下回る作品を展示することをご自分にゆるさない厳しさを美術科の先生方は持っておられます。
教師は、子どもに期待するがゆえに厳しい課題を課します。「寝ていて子を起こすな」という言葉もあるように、自分自身は既にゴールインしたところに身を置いて、口先だけで指示を飛ばしていても、子どもを育てることはできません。 子どもに期待し要求することと同等、出来るならばそれよりも質の高い、厳しい挑戦を自らが続けていないと、子どもの成長も停滞、退歩してしまいます。
この作品展を見せていただきながら、私は自分の心のぜい肉がそがれる思いがいたしました。
存じ上げている国語の先生に、童話などの本を何冊も出版している方があります。生徒たちに新聞の短歌欄への投稿を勧め、ご自分も投稿を続け、退職なさったときに新聞に掲載された短歌を集めて短歌集を制作なさった方もおられます。
うーん ・・・ 私には真似のできないことです。
強いて挙げるとすれば、2006年9月にスタートしたこの「ムーミンパパのシルエット」の記事が今日のこの記事で4671回目ということでしょうか。新聞や本に素材を得たり、いろいろな方の文章を引用したり、重複する内容のときもあったりしますので、厳しく数えれば、だいぶん目減りしてしまいますけれど。 まずは、5000回目を区切りと考えて、励みたいと思います。 つたないブログですが、どうぞ、よろしくお願いいたします。
今日も、良い日となりますように。
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