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2019年7月22日 (月)

ホセ・ムヒカさんのことば

 ウルグアイの元大統領 ホセ・ムヒカさんは、日本を訪れたとき、いろいろなことをお話しされました。その一部を記させていただきます。

   ◇   □   ○   ※   ☆

-戦争のない世界というお話がありました。日本には憲法を変えていく動きがありますが、どうお考えですか

 「憲法の解釈を変えるというのは、日本が大きな過ちを犯しているように私には思えます。問題は世界的なものです。一方で武装放棄をする国があって、他方では武装を拡張する国がある。経済的な観点から見ても非常に深刻なことです。世界では、毎分200万ドルの軍事費が費やされています。軍事費を半分に抑えることができたら、そのお金でサハラ砂漠に居住地を作ることだってできるでしょう。人類は素晴らしい事業を行うための資源をたくさん持っているにもかかわらず、それを無駄遣いしている。はっきり言えば、和平というのは素晴らしいビジネスなのです」

--和平はビジネスですか

 「軍事費として無駄に使われているお金を、貧しい人や水、環境といったさまざまな問題をケアするために使うことができるということです」

--日本国内にも政治不信の声がある。国民と政治家の関係はどうあるべきか

 「世界全体で政治的な問題が起きています。それは人類が世界的レベルでの決断を下す段階に来ているからです。一国で解決できない問題がたくさんある。ですが、世界全体の合意というものは存在しません。たとえば気候変動の問題ですが、私たちの小さな国ウルグアイでは環境を汚染しないために火力発電所は作らないようにしています。でも中国のような大国が2カ月にひとつ火力発電所をオープンしているようでは、私たちの努力は何の意味もありません。あるいは、日本が環境を汚さないために電気自動車の使用を始めたとしても、インドで化石燃料を使った自動車が使われているようでは何も解決しません」

  ◇   □   ○   ※  ☆

 ホセ・ムヒカさんは、世界で一番貧しい大統領と言われたことがありますが、それは、給料のほとんどを寄附していたからです。政治の在り方についてはとても豊かな考えを堂々と語られました。

 政治について信頼を裏切る行為をする政治家は、「だれがやっても同じで世の中はよくならない」という政治不信の思いを若い世代に抱かせてしまうことがとても大きな問題だという意味のことを述べておられます。

 さて、昨日は参議院選挙でした。盛り上がりにくい要素はたくさんありますが、政治に期待しなくなることで政治をよくすることはできないということは、はっきりとしているのではないでしょうか。 投票権を獲得するまでの先人の方々の悲願・ご努力をたいせつにしたいと思います。

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 今日も、良い日となりますように。

 

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