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2019年8月19日 (月)

俳句の日

 8月19日 ・・・ 語呂合わせで「ハイク」 そうです、俳句の日なのですね。

 ○○の日 というのには、何かが始まった記念日などに起源のあるものと、語呂合わせでそうなっている日、そしてその両方を見事に組み合わせたものがあると思います。

 今、私がぱっと思い出せる8月の○○の日 ・・・ 8月8日の「そろばんの日」・・・パチパチですね、そして8月19日の「俳句の日」・・・俳句というと松尾芭蕉さんの「昨日の我に飽くべし」という言葉を思い浮かべます。

 昨日までの到達点に安住しないで、今日は新しい心で前進しよう というような意味でしょうか。

 

 

 少し話が飛びます(いつものことで、すみません(^_^; 私は、宮城谷昌光さんの著書が好きです。宮城谷さんご自身が、著作からお気に入りの言葉を抜き出していくつかの項目にまとめた『歴史のしずく』という本の後書きにこんなことを書いておられます。 上記の芭蕉の言葉と通うところが感じられて、それで私はこの作家が好きなのだな、と思いました。

 

  ◇    □    ○   ※   ☆

 深く書くというのは、消費的に原稿用紙を埋めて、締め切り日までに何枚書けばいいというものであってはいけない。原稿用紙に向かっている自分が、昨日よりも今日のほうがやはりわずかでもいいから成長したいと誠実に考える気持ちは、うみだすことばに、くっきりと反映してくるものだとおもいます。私はわずかでもいいから、成長したい、昨日よりも今日のほうがよいものを書きたい。

  ことばがひとの心を打ち、ひとの助けになるというのは、書くひとのそういう部分がひとつひとつ、ことばに反映してくるからではないかと思うのです。

    ◇    □    ○   ※   ☆

 宮城谷さんは、護衛をする「衛士」の「衛」の字の原字が、身分の高い方の寝ている建物を衛士がどちら周りに巡回して警護していたか、その靴の向きまで表していることに感激したことが契機となって、漢字、中国の歴史、登場した人物に惹かれ、たくさんの著作を積み重ねてきた方です。 

 ちなみに、警護の武士が建物を巡回するとき 左回りか 右回りかということは、腰につけている刀を 如何に速く抜き放つことが出来るか ということに つながっているのですね。

 宮城谷さんの作品の世界には、太公望や孟嘗君、晏子、管仲など生き生きと志ある人として登場しています。弓の達人、剣の名人、家来を育て、その家来に「私が仕えているのは こういう人なのか」と折々に感動させる成長し続ける主君、ずば抜けて視力のよい人物・・・などなど枚挙にいとまがありません。

 

 暑さで、冬ごもりならぬ夏ごもりをしたくなっている方、 そうでない方も、よろしければ、どうぞ。   今日も、〝暑さに負けぬ 熱き心で〟 エイエイオーッ (^J^)

0001_20190810095801『歴史のしずく』

宮城谷昌光 著

中央公論社 2003年3月25日発行

 

 それぞれの言葉は、一冊一冊の本の文脈の中で息づいているということなのでしょう、不思議なことに、私が宮城谷さんの本を読んでいて感動した言葉は、この本にはあまり出て来ないのです。 逆に言うと、それほど深い楽しみのある一冊一冊を書き続けておられるということにさせていただきます。( そうでないと、私は宮城谷さんの本を しっかりと読めていないことになってしまいますので)

 2003年以降もたくさんの著書を世に出されていますので、したたっているしずくはさらに豊かになっています。

 

 

 

 

 

 

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