就職したい人に求められる力 就職したい人が求める職場
8月10日の岐阜新聞に、就職活動において、企業の人事担当者が大学生に求める能力のことが書かれていました。
私は、退職して、2年後には後期高齢者となる身ですけれど、この記事の中の松下幸之助さんと新聞記者とのやりとりが印象に残りました。
記者「社会に出たらどんな能力が必要と思いますか」
松下幸之助さん「そうでんなぁ、人に好かれることでんなぁ」「あいつは仕事はたいしてできんけど、何となくええやつでついつい応援したくなるんや」
経営の神様といわれた松下幸之助さんが、そんな周囲から好かれる人間になることだと言っている。なかなかの名言である。
◇ □ ○ ※ ☆
そのほかの期待される能力に目を通して、わぁ、今の自分では就職できそうにない(そのつもりもないけれど)と思いつつ、 蜂の一刺しにもならない声が 心のどこかから聞こえてきました。
求められる能力・人間像は ある程度分かった。 けれど、こちらが就職先に求めたいこと、望みたいことは、どうなるのだろう !?
いくら、ばりばり仕事が出来る人でも 何億というお金が通帳にどんどん入るというのは、おかしくはないか ・・・ 起きて半畳 寝て一畳 ・・・トルストイの民話 「人にはどれだけの土地が必要か」というお話が思い出されてきました。
ご存じの方が多いと思いますが「日が沈むまでに印をつけて回った土地があんたのものになる」という話を聞き、欲に目がくらんで一日走り回り、出発点に戻ったところで息絶えてしまう人の話です。
誠意を持って仕事をすれば、残業も過労死もなくて、家族と楽しい時間を過ごすことの出来る社会 ・・・日本よりもずっとGNPの低い国で実現できていることが、とてつもなく大きな望みになってしまっているのは、どうしたことでしょう。
新聞記事に刺激されて、私の手にはあまることを書いてしまいました。 おゆるしください。
本当の秋が来て涼しくなる日が近づいてきて居ます。 今日も、良い日となりますように。
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